お母さんはなぜ「ちゃんとごはん食べてるの?」と聞くのか?3人の母と子のストーリー

実家の母親と電話したり、久しぶりに帰省したりすると「ちゃんとごはん食べてるの?」と聞かれませんか?一人暮らし経験者なら、誰しも一度は言われたことがありそうなこのセリフ、なぜ母は言ってしまうのでしょうか?心配なのはわかるけど、どうしてそんなにご飯を食べているかどうかを気にするのか、知られざる母たちの思いを聞いてみました。(新橋のグルメ和食

お母さんはなぜ「ちゃんとごはん食べてるの?」と聞くのか?3人の母と子のストーリー

ライターの榎並紀行です。

 

親元を離れて暮らした経験がある方には共感していただけると思うが、母親って電話する度、あるいは久しぶりに顔をあわせる度に、こう聞いてこないだろうか?

 

「ちゃんとごはん食べてるの?」

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▲特に、うちの母はよく聞いてきます

 

いや、心配してくれている親心は分かるし有難いとも思う。しかし、まあご飯なんて一人暮らしだろうが、どんなに忙しかろうが、みんな普通に食うものなんじゃないか? なのに、なぜそんなにも「ごはん食べてるかどうか」を気にするのだろうか? 

 

長い間、どうにも解せなかったこの「ちゃんとごはん食べてるの?問題」。その真相を解明すべく、3組の母子にインタビューしてみた。

 

一人暮らし経験者の約6割が「言われた経験あり」

と、その前に、もしかしたら単にうちの母親がそのフレーズを言い過ぎなだけかもしれない。念のためインターネット上でアンケート(※現在、もしくは過去にひとり暮らし経験がある192人に調査)をとってみることにした。

 

まず、母親が言いがちな定番「心配フレーズ」7つの中から、「一度でも言われたことがある言葉」を選んでもらったところ、以下のような結果に。

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▲「一人暮らしをしている時、親に電話などで「言われたことがある」言葉を、次の中からお選びください(複数回答)」と質問

 

ご覧の通り、2位の「身体は大丈夫なの?」を大きく引き離し「ちゃんとごはん食べてるの?」がダントツトップに。また、「よく言われていた言葉」もやはり「ちゃんとごはん食べてるの?」が1位だった。

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▲「一人暮らしをしている時、親に電話などで「よく言われていた」言葉を、次の中からお選びください(複数回答)」と質問

 

前置きが長くなったが、やはり世のお母さん方は娘・息子に「ちゃんとごはん食べてるの?」を言いがちなようである。なんで?

 

1人目:中島早苗さんの場合

というわけで、「ちゃんとごはん食べてるの?」に込められた親心を探るべく、現在親元を離れ一人暮らしをしている人と、そのお母さんにインタビューしてみたいと思う。最初にお話を伺うのは中島早苗さん23歳。大学進学と同時に福島県相馬市の実家から上京。現在、一人暮らし5年目だという。 

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▲中島早苗さん。笑顔が素敵

 

―― 今回はおかあさんの定番フレーズ「ちゃんとごはん食べてるの?」の真相に迫りたいのですが、中島さんもやはり言われますか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112158j:plain中島「言われますね。特に上京して間もないころは頻繁に。正直、昔はそういう質問がめんどくさくって。今はちゃんと会話しますけど、当時は実際にあまりちゃんとごはんが食べられていない時でも嘘をついたり、適当に流していました。心が痛みますね。ほかには、『飲み過ぎてない?』もよく聞かれます。学生時代は居酒屋でバイトしていましたし、帰省しても飲みに行ってしまうことが多かったので」

 

―― 実際、かなり飲むんですか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112158j:plain中島「まあ、飲みますね(笑)。学生時代は特に、お酒と荒れた食生活で身体を酷使していたと思います。自炊はほぼゼロで、コンビニ弁当やバイト先のまかない飯ばかり。時間も不規則だったし、カロリーも過多でした。一人でデリバリーのピザを頼んだりもして、半年で10kgも太ってしまった時期もあります。今年の4月に社会人になってからは健康と節約のために自炊するようになったんですが、母的にはそういう過去も知っているから、余計に私の食生活が気になるのかもしれません」

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▲今では会社に手作り弁当を持参するようになったという中島さん。卵焼きやウインナーのパイ生地巻きなど、お母さんの味を思い出しながら作っているそう

 

―― ちなみに、中島さんにとって「おふくろの味」といえば何ですか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112158j:plain中島「たくさんありますが、母の作るビーフカレーは特に美味しかったです。冷蔵庫に入っている二日目のカレーを温めずに、熱々のごはんの上にのっけて食べるのがたまらなく好きでしたね。あとは、『おこわ』も好きです。昔からもち米が好きだったのを覚えてくれていて、仕送りのダンボールの中には必ずおこわが入っていました。二日酔いのときに母親のおこわを食べると、調子が良くなるんですよ」

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▲こちらがそのおこわ。友人に食べさせたところ評判がよかったため、思わず「自分が作った」と見栄を張ってしまったこともあるほど自慢の一品だという

 

―― おかあさん、料理上手なんですね。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112158j:plain中島「そうですね、他にもいろいろ作ってくれました。たとえば春巻きでもタケノコなどが入った普通のものとは別に、チーズ、海苔、大葉、エビなどが入ったものを用意してくれたり、ジャージャー麺にそうめんを使って、ピーナッツバターでコクを出したりと、いろいろ工夫してくれて。毎日のごはんが楽しみでしたね」

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▲試験の時に作ってくれたカツ丼や、誕生日には必ず出てきたラザニアも思い出深いそう

 

顔を見ていないとやっぱり心配になっちゃう親心

「私が食べることが好きなのは、お母さんの料理がおいしかったから」と、泣かせることをおっしゃる中島さん。そんな素敵なお母さん(以下、中島母)にも、電話でお話を伺ってみよう。

 

―― 娘さん、お母さまの料理をベタ褒めしていたんですが、毎日凝った料理を作るのって正直しんどくないですか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain中島母「いや、苦ではなかったですね。というのも、私自身が食べることが好きなので、たとえば外食で知らない料理に出会ったりすると、家でも再現して食べてみたくなるんですよね。それに、家事の中でも食事は家族の身体を作る大事な仕事だと思うので、しっかりした料理を出そうと思っていました」

 

―― お母さん自身が食べたいものを作って、それを家族みんなが喜んで食べるってなんかいいですね。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain中島母「私が好き嫌いなく、いろんな食材を使って料理をしていたからか、子どもたちも何でも食べてくれるようになりました。なかでも早苗が喜んでくれたのは豚の角煮ですかね。あと、誕生日に作るラザニアとスペアリブや、味噌と大葉のおにぎりも好物だったようです」

 

―― さて、本題なんですが、なぜ娘さんに「ちゃんとごはん食べてるの?」って聞くんですか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain中島母「やっぱり大学の時に居酒屋でバイトしていたりして、お酒ばっかり飲んでいるんじゃないか? 脂っこいものばっかり食べているんじゃないか? 野菜はきちんと食べてるのかな? って、いろいろ心配だったからですね」

 

―― なるほど、「ちゃんとごはん食べてるの?」は「“ちゃんとしたごはん”食べてる?」っていうニュアンスなんですね。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain中島母「そうですね。たまに会うと太っていたりもするので、余計に心配になってしまうんですよ。顔が見れないぶん、『ちゃんとした生活しているの?』っていう意味も込めて『ちゃんと食べてるの?』ってつい聞いてしまうんだと思います。でも、今は自炊もしてくれるようになったみたいなので少し安心しています。レシピを聞かれるのも嬉しいですね。最近は彼氏ができたみたいで料理を覚えたいのか、よく和食の作り方を聞かれますよ」

 

・・・「ちゃんとごはん食べてるの?」に込められた母の思い(中島母の場合)

 

「ちゃんとごはん食べてるの?」は「“ちゃんとしたごはん”食べてるの?」という意味でもある

 

2人目:伊藤捷太さん(ローリー)の場合

次にお話をうかがったのは伊藤捷太さん。高校卒業後に岐阜から上京。現在はRoRi(ローリー)名義で音楽活動をしている。専門はドラム。

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▲ローリーこと伊藤さん。元野球部

 

まずは、そんなローリーの気になる食生活から聞いてみよう。

 

―― ローリーは自炊派ですか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801114201j:plainローリー「昼は自炊、夜は外食ですね。安くてお腹いっぱいになれるお店によく行きます。ただ、20歳から一人暮らしを始めて、急激に太っちゃったんですよ。今はダイエットのために食べる量を人並みに抑えています」

 

―― 今はそんなに太っているように見えませんけどね。

 

f:id:g-gourmedia:20170801114201j:plainローリー「でも、一時期は三ケタ(100kg)いきましたからね」

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▲ちなみに三ケタ時代がコチラ

 

―― これはこれで愛嬌があって素敵だと思います。さて、ローリーにとって「おふくろの味」ってなんですか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801114201j:plainローリー「料理名はわからないけど、ジャガイモを薄くスライスしてベーコンとかを入れて生クリームに味を付けて焼いたやつが好きでした。あと、炊飯器で作るパエリア。それから、野球部時代は毎日弁当を作ってくれて、大好きな骨付き肉をよく入れてくれていましたね」

 

―― ちなみにお母さんに「ちゃんとごはん食べてる?」って言われますか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801114201j:plainローリー「上京当時は言われていたと思うけど、今は電話するたび『痩せろ!』って、そればっかり。いつも『いまダイエットしようと思ってたとこだから!』って返事してます。鬱陶しいと思うこともあるけど、母親が言い続けてくれなかったら巨大化が止まらなかったと思うので感謝はしてますよ」

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▲18歳のローリーは今よりだいぶシュっとしていた

 

f:id:g-gourmedia:20170801114201j:plainローリー「そうそう、母親からある日突然『タジン鍋』をプレゼントされたんですよ。これにキャベツとか鶏肉とか入れてレンジでチンすれば、油を使わないヘルシーな料理が簡単に作れるからって言ってました。これで痩せなさいっていう、無言のメッセージなんでしょうか?」

 

さてどうだろう? お母さんにその真意を聞いてみようか。その場でローリー母に電話した。

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▲ウワサのタジン鍋

 

タジン鍋と手書きレシピに込められた複雑な親心

―― 息子さんがタジン鍋の件を訝しんでましたが、プレゼントの真意は?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plainローリー母「野菜中心のヘルシーな料理を食べてもらいたくて、ですね。飲みにいったり、忙しくて食生活が乱れてしまうのは仕方ないと思いますが、自炊できるときくらいはちゃんとバランスよく栄養のあるものを摂ってほしいですから」

 

―― やっぱり痩せてほしい、と。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plainローリー母「正直、体重のことは気になります。でも、小さいころは全然食べなくって、なんとか食べてもらおうと苦労した時期もあったんです。だから、上京したての時はやっぱり心配でしたよ。それこそ『ちゃんとごはん食べてるの?』ってよく聞いていたと思います。……それが、最近は会う度に身体が大きくなっているので、今は逆に『食べ過ぎてない?』って聞くようになりましたけど。やはり母親としては子どもの健康が一番心配ですからね」

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▲愛情を感じるローリー母の手書きレシピ。「ちゃんと作って食べてね~」のメッセージがかわいい

 

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▲「ダイエット中」といいつつ、カロリーの高そうな飲み物を頼んでしまうローリー

 

ただ、「痩せてほしい」と願いつつも、息子が帰省した際にはつい張り切って料理を作り過ぎてしまうとお母さん。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plainローリー母「何でも食べてくれるので嬉しいんですよ。なかでも『ジャガイモとベーコンの薄焼き』が本当に好きで、帰ってくる度に作ります。鶏肉料理も好きなので手羽先とか、あと最近は飛騨名物の『漬物ステーキ』なんかもよく食べてくれますね。子どもの頃は漬物なんてあまり好きじゃなかったのに、お酒を覚えてから味覚も大人になってきたのかなって」

 

受話器越しのお母さんの声は、心なしか弾んでいた。ほんとは痩せてほしい。でも、手料理をモリモリ食べる息子の姿には、なんだかんだ幸せを感じてしまうのだろう。親心は複雑だ。

 

・・・「ちゃんとごはん食べてるの?」に込められた母の思い(ローリー母の場合)

 

痩せてほしい。でも、「いっぱい食べてほしい」という気持ちも強い

 

3人目:小野洋平さんの場合

3人目は小野洋平くん。27歳。現在は実家でお母さんと同居しているが、学生時代に一人暮らしの経験があるとのこと。

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▲小野洋平くん。やや病弱

 

ちなみに彼は筆者が経営する「やじろべえ」という会社で働いている。一番の若手なのだが、そのわりにあまりごはんをモリモリ食べるイメージはない。食が細い息子のことを、お母さんはさぞ心配していたのではないか? そんな小野くんに、まずは一人暮らし時代の食生活について聞いてみた。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112411j:plain小野「自炊は週に一度するかしないか。あとは牛丼屋さんかインスタントラーメンでしたね」

 

―― それはお母さん心配だ。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112411j:plain小野「はい、心配だったと思います。『ちゃんとごはん食べてる?』『身体だいじょうぶ?』は、電話の度に聞かれていましたね。でも、本当に体調悪いときは『悪い』って伝えていたし、何でそんなことばっかり毎回聞くんだろう?ほかに話すことないのかな?とは思っていました」

 

どうもコメントがぶっきらぼうな小野くん。照れているのか? それとも実家暮らしに慣れ、親のありがたみを忘れてしまったのか?

 

これは上司として見過ごせない。お母さんに言いつけよう。

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▲というわけで、実家で直接お話を伺うことにしました

 

病弱な息子の1人暮らしはやっぱり心配だった

―― 洋平くんはどんな子どもでしたか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain小野母「小さい頃から病弱で、すぐに喉が痛くなったり、頭痛になったりしていました。だから、一人暮らしのときはやっぱり身体のことが気にかかりましたね」

 

―― 彼、ごはんもあまり食べませんしね。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain小野母「昔は好き嫌いも多かったんですよ。子どもの頃は焼き魚が嫌いで、特に小骨のある魚は全部抜いてあげないと食べてくれませんでした。あと、お弁当作りは少し苦労しましたね。洋平は卵焼きやウインナーといった『お弁当の定番』が嫌いだったので、他のおかずを考えて入れていました」

 

・・・なんていいおかあさんなんだ。洋平このやろう、感謝しろよ!

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▲ちなみに、洋平にとってのおふくろの味は「鶏肉の甘酢煮」。最後に鶏肉を骨からはずし、煮卵と汁をごはんにかけて食べると絶品とのこと

 

―― さて、本題なんですが、おかあさんはなぜ子どもに「ちゃんとごはん食べてるの?」って聞くんでしょうか?

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain小野母「確かに私も、洋平が一人暮らししているときは口癖のように聞いていた気がします。さっき言ったように病気がちだったっていうのもありますし、・・・それに当時はしょっちゅうお金に困っていたので、まともに食事ができていないんじゃないかという心配もありましたね」

 

―― ごはんも食べられないほど困窮していたと。それは心配ですね。

 

f:id:g-gourmedia:20170801112240j:plain小野母「当時は服飾系の大学に通っていて、授業で使う材料費などがかなり嵩んでいたみたいで。仕送りしても食費に使っていなかったみたいですね。少しでもいい材料を買うために一食抜いて切り詰めたりして・・・。ただでさえ身体が強くないのに・・・、ねえ」

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 ▲小野よ、もっとめしを食え! たくましくなってかあちゃんを安心させてやれ!

 

 ・・・「ちゃんとごはん食べてるの?」に込められた母の思い(小野母の場合)

 

 病弱で貧乏な息子が、ちゃんとごはんを食べられているか心配だった

 

まとめ

というわけで、今回は子どもに「ちゃんとごはん食べてるの?」と聞いてしまうお母さんの心の内を探ってみた。まあ要するに「心配だから」ということなのだが、よくよく話を聞いてみると、その背景には食にまつわる母子の歴史があり、それゆえ同じ「ちゃんとごはん食べてるの?」にも、お母さんによってそのニュアンスに微妙な違いが出ることが分かった。

 

毎日の食を通じて我が子の成長を育んできたお母さんは、「食が身体を作る」ことをよーくご存じだ。だからこそ、その手を離れた子どもたちの乱れた食生活が気になって仕方ないのだろう。

 

「食が身体を作る」。当たり前のことかもしれないが、それは人の親にでもならなければなかなか実感できないことなんだと思う。

 

だから、おそらく筆者も子どもができたら言ってしまうのだろう。「ちゃんとご飯食べてるの?」と。

 

プロフィール

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榎並紀行(やじろべえ)

1980年生まれ埼玉育ち。東京の「やじろべえ」という会社で編集者、ライターをしています。ニューヨーク出身という冗談みたいな経歴の持ち主ですが、英語は全く話せません。
> ツイッター: Twitter (@noriyukienami)
>ホームページ:やじろべえ 

                             
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