超濃厚な「玉子の天ぷら」が拍手したくなるほど美味い!高円寺「天すけ」の職人技はもはや東京の奇跡かもしれない

実は天ぷら激戦区?の高円寺から、オススメのお店をご紹介します。高円寺と言えば「小宮山」をはじめとして天ぷらの人気店が多いエリアで、人気店・有名店で修行された方が新店をオープンされることもあるようです。そんな知られざる天ぷら激戦区高円寺で、人気店の一つが今日紹介する「天すけ」さん。中でも生卵を天ぷらにする「玉子の天ぷら」が大人気で、店主さんが割った殻を捨てる仕草も人気なのだとか。オススメは生卵の天ぷら含む8品で1,600円の定食です。天ぷらの印象が変わっちゃうかもしれませんよ。(高円寺のグルメ天ぷら

超濃厚な「玉子の天ぷら」が拍手したくなるほど美味い!高円寺「天すけ」の職人技はもはや東京の奇跡かもしれない

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歯ッ!色・食・是・喰! こんにちは、グルメ修行僧・東山です。

 

小生、齢30歳なのですが、30歳といえばいい大人。普段は肉ばかり喰い散らかしておりますが、そろそろ“大人の食事”というものもちゃんと覚えなければなりません。

 

“大人の食事”といえば・・・

カウンターで、職人さんがひとつひとつ揚げてくれる天ぷら。コレに限ります。

しかし万年素寒貧の小生には、カウンターで食べる天ぷらだなんて、お財布事情的に無理・・・

 

と、半ば諦めていましたが、なんと高円寺に1,600円で天ぷらのコースが食べられるお店があるようなのです。

 

しかも、そこでは「他ではお目にかかれない超珍しい天ぷら」が食べられるとか・・・

き、気になる・・・!早速突撃じゃー! 

 

 

噂の天ぷらを求めて高円寺に 

やってきたのは、高円寺「天すけ」。

横長のカウンター12席で、目の前で職人さんが天ぷらを揚げてくれています。

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さぁ、こちらの名物であります「玉子天ぷら定食(1,600円)」を注文。

玉子天ぷら定食は天ぷら8品+ご飯&味噌汁の定食です。

天ぷら8品で1,600円は破格ではないでしょうか?

 

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まず、コースの1品目は玉子の天ぷら。

 

こ・・・これは凄い。

なんと、この天ぷら・・・熱した油に生卵を直接投入して天ぷらにしているのです。

普通、玉子の天ぷらといえば、予め半熟のゆでたまごを作っておいて、そのゆでたまごに衣を付けて揚げます。生卵のまま油に投入すると、水分が多すぎて油がハネまくって調理どころではなくなってしまうので・・・

一体どうして生卵で天ぷらができるのか・・・!?まさに職人技の極致です。

ちなみに、撮れませんでしたが、玉子の天ぷらを作る時に大将が玉子の殻をノールックで後ろに投げて捨てるパフォーマンスが有名。思わず拍手が出てしまうほどに見事なんです。

 

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サクッ・・・トロトロトローーーーーーん。

 

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もはや1秒も我慢出来ませんッ!

い、いざっ!

 

・・・・・・・・・・うむむむむむむむむむむ。

 

極上・・・・ッ!

 

玉子の天ぷらにはタレがかけられているのですが、サクッとした食感とトロットロな黄身の濃厚さと、白身のプリプリ食感を、白米が見事に受け止めて・・・超絶濃厚・・・

今まで、たくさんの玉子料理を食べてきましたが、どんな玉子料理とも違う、全く新しい味わいです。

あえて生卵を油に投入して天ぷらにする理由が分かりました。半熟玉子の天ぷらとは全く違う味なんです、コレが。

 

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エビ

 

職人さんが目の前で揚げてくれた、揚げたての天ぷらを、「エビです」と言って、卓上の皿にちょんと置いてくれる。

それだけで、自分が特別なお店で食事をしている非日常感を味わえる。なんて贅沢な時間でしょう。

 

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エビは天つゆにくぐらせていただきましょう。

サックサクの衣に歯を立てると、ふわふわプリプリの甘い身が弾けます。

あぁ〜、うまい。熱々なのも嬉しい・・・!

天つゆも甘み抑えめで、キリッとした醤油の感じが天ぷらと好相性。

 

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キス、イカの紫蘇巻

ちょうどエビを食べ終わったタイミングでばっちり次の天ぷらが到着するこの感じは、コースならではの心地よさ。

 

キスはふわっふわで身が甘くて最高です。

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見てください、イカの紫蘇巻のみずみずしい断面を!

身は熱々のムッチムチで、紫蘇の香りの爽やかさがたまりません。

一口目はお塩でいただきましたが、天つゆとの相性も素晴らしい。

 

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なす、ピーマン

 

天ぷらにすると、野菜が格別に美味しくなりますよね。本当に魔法みたい。

魚介もいいですが、野菜こそ天ぷらの真骨頂を味わえるように気がします。

 

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ピ、ピーマンが・・・こんなにジューシーだなんて。

サクサクの天ぷらにかぶりつくと、熱々のピーマンジュースが口の中に流れ込みます。

もはやピーマンを超えたピーマン料理ですよこれは・・・。

 

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野菜天ぷら界の、大の人気者なすの天ぷら。

芯までアッツアツで、ジューシーで最高です。

この美味しさ、言葉はいりませんね。

 

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エビのかき揚げ、かぼちゃ

 

コースの最後はこの2品。

ん?かき揚げが、普段食べているかき揚げと全然違うぞ・・・?

 

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なななななななんと、このかき揚げ、エビしか入ってないのです。

なんと贅沢なかき揚げでしょうか・・・!

大将は、「衣よりエビの方が多いかき揚げです」と仰ってました。

1,600円のコースでこれは贅沢すぎでは・・・!?

 

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う・・・お・・おおおおおおおおぉぉぉぉぉぉ!

こ、これ・・・うますぎる・・・・

 

こ、これが「かき揚げ」と言うのであれば、今まで食べていたかき揚げは何だったんだ!?

 

サクサクの衣を歯で割ると、熱々のエビたちが、プリプリプリプリプリィィィィィッって迫ってくるんですよ。

このゴロゴロエビが入ってる感じ、たまらないっっっ・・・

 

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さぁ、コースの最後はかぼちゃで締めるとしましょうかね。

にしても、キレイにカラッと揚がってますねぇ〜。ほれぼれしちゃいます。

 

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おほぉ・・ほっこり。

サク、ホコ、ネトーッという食感のコントラストがおもしろい。

かぼちゃの身は甘くて、もはやデザートとしてもいけるんじゃないかというお味。

やはり天ぷらは野菜の美味しさを極大に引き出しますね。

 

 

野菜って天ぷらにするとホントに美味しい・・・!

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アスパラ(300円)

 

「野菜って天ぷらにするとホント美味しいですねェェェ」なんて大将とお話していたら、

「アスパラもオススメですよ」

なんて薦められまして、そんなこと言われちゃぁ食欲が抑えられるはずもないじゃないですか!

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あれ?アスパラってこんなに甘かったですっけ!?

びっくり!こんなに小さい切り身なのに、溢れるジュースの多いこと。

しかし、300円なのにこのボリュームは気前良すぎです・・・

 

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しいたけ(300円)

そして、お隣さんが頼んでいたしいたけも、あまりに美味しそうで我慢できずに注文。

・・・にしても、大きいしいたけですね〜。

 

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うぅぅぅぅぅぅ!しいたけジュースの洪水です。

肉汁が凄い上に、熱々だから、まるで小籠包でも食べてるみたいな感覚。

しいたけひとつでここまで美味しく調理できるなんて、まさに職人の卓越した技術だなぁ・・・

 

 

いやぁ〜、凄い満足感でした。

全体的にどの天ぷらもすごくジューシーで、天ぷらというのは、食材の水分を逃さず熱を加える料理なんだと実感しました。このジューシーさこそが天ぷらの真髄なのかもしれません。

しかし・・・これだけ美味しくて、カウンター形式で目の前で揚げてくれる天ぷらなのに、こんなに安いのは謎、東京の奇跡だと思います。

皆さんも1,600円だけ握りしめて、天すけで極上の贅沢をしてきてくださいね、としか僕からは言えません・・・!

 

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紹介したお店

天すけ

TEL:03-3223-8505

住所:杉並区高円寺北3丁目22-7 プラザ高円寺1階 

r.gnavi.co.jp


 

著者プロフィール

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グルメ修行僧 東山広樹

ラーメン屋の開業に向けて修行中の身でしたが、2016年8月10日に東京・蔵前に四川式汁なし担々麺専門店「タンタンタイガー」をオープンさせました。日々、担々麺道を極めんと研鑽しております。

【FBページ】https://www.facebook.com/tantantiger.tokyo/

【ブログ】Cooking Maniac

                             
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