肉汁ジュワッなのに超ホロホロ!品川の「路地裏」で人生最高の牛すじ煮込みがあなたを待ってるゾ

品川でいただける路地裏の居酒屋ランチをご紹介します。人気店「路地裏」の「激辛牛すじ煮込」は1日200食出るという絶対に食べておきたい品川グルメ!オフィス街品川にある創業31年の「路地裏」は有名人もたくさん来店する人気店で、ランチで8割のお客さんが頼むこの激辛牛すじ煮込、毎日マスターが8~9時間かけて仕込んでいます。肉汁があふれるのに肉質は超ホロホロ、あなたの人生最高の牛すじ煮込になることうけあいです。(品川のグルメランチ

肉汁ジュワッなのに超ホロホロ!品川の「路地裏」で人生最高の牛すじ煮込みがあなたを待ってるゾ

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破ッ!色・食・是・空!!

こんにちは。グルメ修行僧・東山です。

 

今回は、品川で絶品の“激辛牛すじ煮込”を食べさせてくれる、「路地裏」というお店に行きたいと思います。

品川といえば、THEオフィス街。その地と、下町の香りがする「路地裏」という店名にはいささかのミスマッチを感じますが、どんな店なのでしょう……?

気になります!

早速行ってみましょう!

 

え?ここが品川? 

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まずは、品川駅の港南口を出ます。

 

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駅を背にするとたくさんのお店が建ち並ぶメインストリートがありますので入っていきましょう。

 

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すると、知らなかったら絶対に入らないような通路への入り口があります。

虎穴に入らずんば虎児を得ず!果敢に進んでいきましょう。

 

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「え?ここが品川?」

ってなるような、下町大好きな人間にはたまらない最高な雰囲気の路地がありますので、矢印の通りに左に入っていきましょう。

 

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THE昭和ノスタルジア。

道なりに進んでいきましょう。

 

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Wikipediaの「路地裏」ってページに載せられてそうな風景です。

そして、この道を数歩進むと……

 

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あったーーーーー!!

品川の路地裏に「路地裏」はありました!

“ホッピー”と書かれ赤く煌々と光る提灯が素晴らしい雰囲気を醸し出しています。

 

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店に至る道は狭かったのですが、中は広々。カウンター席の後ろにも余裕ある広さのスペースが設けられているので快適そうです。

急に「あちゃー…!今日、まだ念仏唱えてなかった!どうしよう…」となっても大丈夫!座禅を組める広さが確保されています。

 

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6~7人がかけられるテーブル席もあります!2階は座敷で30席程度の席数が用意されてあり、4人以上のグループや、団体できてもゆったり座れるそうです!

 

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有名人もたくさん来ているようです!

皆さん、名物料理“激辛牛すじ煮込”を頼んでいくそうです。

 

私、グルメ修行僧・東山も今年三十路突入のお年頃。今までいろんな居酒屋で、数えきれないくらいの牛すじ煮込を食べてきました。

ちょっと美味しいくらいの牛すじ煮込では一切驚きません。

今日は厳しめの判定をさせていただきますので、宜しくお願い申し上げまする。

 

1日200食出る、路地裏の牛すじ煮込み

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激辛牛すじ煮込定食 800円

サラダやスープもついて800円は割とリーズナブル……

って、んんんん!?

なんか牛すじデカくね!?

 

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デっカーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!

1ピース1ピースがデカい!普通の牛すじ煮込の4~5倍位の大きさがあります!

そして、煮込の表面を覆う赤い油がそそるねぇーーーー!!

 

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箸でつかんでみてもずっしり!!

も、もう我慢できん!!

覇ッ!色・食・是・空!

いただきまぁ~~~~っす!!

 

うっまぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぃ!!!

これは衝撃的!

噛むとギュッ!と肉々しいエネルギッシュな歯ごたえを感じるのですが、更に歯を立てると儚いほどにホロホロと肉の繊維が崩れていくのです。

そして、ジュワァ~っと肉汁が口に溢れます!

普通の牛すじよりピースが大きいため、身が柔らかくなりすぎておらず、なおかつ肉の味も抜けていないんですよ。なので、煮込とは思えないほど肉の味を濃く感じられて、ジューシー!

はい、人生最高の牛すじ煮込みです。

 

オンザライスでいただきます

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さぁ、禁断のOn The Riceです。

まるで、泡雲に乗った天女のように艶めかしく見えるのは私だけではないでしょう。

もちろん味も極上です。この牛すじ煮込が白米に合わないわけがない。

そして、“激辛”と謳っていますが、感覚としては“ピリ辛”という感じです。

オーナーの金さんいわく、31年前の創業当時からしばらくの期間は激辛だったそうですが、お客さんから「辛すぎる」との声が挙がってしまい、いろいろ調節を繰り返していくうちに今の辛さに落ち着いたようです。

 

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路地裏の牛すじ煮込は、その98%位が牛すじ肉で構成されているのですが、たまーーにこんにゃくが発見できます。

 

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牛すじ肉と比べると、この大きさの差!

 

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大根も入っているのですが、こんなに小さい。

普通はかさ増しするために、牛すじ肉に比べて原価の安いこんにゃくや大根をたくさん入れるのですが、金さんは、

「牛すじ煮込を食べる人は牛すじを食べたくて頼んでいるんだから、思いっきり牛すじ肉を味わえるように、牛すじ肉を大きく、たっぷり入れているんです」

とのこと。

お客さんからしてみれば最高に嬉しい、豪快な理由ですよね!

 

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そして、牛すじ肉を食べ終わった後の、このタレが最高にうんまいのです。

肉汁凝縮的爆弾汁なのです。

 

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こいつあまりをドカーーーンとごはんの上にぶっかけてやれば、それはもう遥かなる天上への招待状です。

どんな味かは説明不要でしょう。ただただ、「うまい」です。

 

あまりにうまかった!!

そしてなんと、今回は特別に厨房の中を見させていただけることに!

 

 

3店舗で1日90kg(!)の牛すじ肉を使用

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おおおお大きい寸胴ですねーーーーー!!!

あまりに大量なので、1週間分の量を仕込んでいるのかと思いきや、これで1日分とのこと!1日に200食も出るそうです!驚異的!

路地裏は今、「品川本店」、「勝どき月島店」、「五反田店」の3店舗で展開してますが、その3店舗で1日に使用する牛すじ肉の合計が90kg!!

裏話なのですが、仕入元の肉屋が90kgもの牛すじ肉を用意できないため、牛すじ以外の部分の肉も余分につけてくれるそうなのです。時にはサーロインみたいな高級部位が混じっていることもあるそう!とんでもなく贅沢な牛すじ煮込ですね。

 

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もはや額に飾って、毎日拝むレベルの美しさです。

なんと、毎日8~9時間かけて作るという手間のかかりっぷり!

しかも、一度に20kg以上の量で仕込まないとこの味は出ないのだとか。

煮込料理は絶対に大量に仕込んだ方が美味しくなりますもんね。

味の秘訣は様々ありますが、この“旨辛”の味わいを作り出すために唐辛子を3~4種類ブレンドしているのだそう。しかも、季節によって唐辛子のブレンドを変えているのだとか!

こんなに手間がかかっていて、肉もめちゃくちゃ大きくて、ボリュームもすごいのに、定食で800円、単品で680円とは安すぎ!

 

 

もともとは「母の味」だった

オーナーの金さんに、思い切って聞いてみました…

 

――ぶっちゃけ原価率ってどれくらいなんですか?採算はとれているのでしょうか…?

 

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金さん 激辛牛すじ煮込に関しては、原価率60%を超えています。調理にかかる人件費などを考えると、儲けはほぼないサービスメニューですね。昔は牛すじ肉は安かったのですが、今は10年前の2倍の価格にまで値上がりしましたからね。しかもうちは国産和牛のみ使用していますので、肉の値上がりは激しいですね。

 

――10年前と比べると消費税とかも上がっていますし、いくらかは値上げしたんですか?

 

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金さん いえ、一切値上げはしてません。うちの店は品川にまだ原っぱがたくさんあった時代から営業している店でして、昔から激辛牛すじ煮込を楽しみにして来られるお客さんがたくさん来られます。ですので値上げをすることにはかなりの抵抗がありまして……

 

――なるほど。お客さんの期待に応えるために頑張りつづけているのですね…!

 

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金さん あと……この激辛牛すじ煮込は、元は私の母の家庭料理なのです。それをまかない用として作っていたものをお客さんにも提供するようになって、看板メニュー化していったものなのです。そういった点でも特別な思い入れがありますので、大事に守っていきたいメニューなのです。

 

 

・・・・・・

感動やーーーーーーーーーーーーー!!!!

まさか、THEオフィス街と思っていた品川で、こんなに心温まる下町人情エピソードが聞けるとは思わんかったでーーーーーーー!!!!

身体だけじゃなく、心も温まる珠玉の牛すじ煮込、ここに在り!

 

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今日はランチで激辛牛すじ煮込定食をいただきました。

ランチで来るお客さんの8割は激辛牛すじ煮込定食を頼むそう。

裏メニューとして、「石焼ピビンパ定食」に+100円で激辛牛すじ煮込をトッピングしてくれるようです!常連さんはこれを頼む人も多いのだとか。はっきり言って、かなりお得です!

 

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夜のメニューは酒に合う肴が充実しています。

 

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金さんいわく、

「うちの“特製ホルモン焼き”は食べると驚くはずです。近くに食肉卸市場があり、昔からの付き合いで最高のホルモンを仕入れることができるのです」

とのこと。

最高すぎて素敵!

はい。もう今夜行っちゃいます!!!

 

紹介したお店

居酒屋 路地裏 品川本店

TEL:03-3450-3030

住所:東京都港区港南2-2-4

r.gnavi.co.jp

 

著者プロフィール

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グルメ修行僧 東山広樹

中学生の時から料理を始め、高校生の時にはMy中華鍋を買い、更に料理に没頭。その後、調味料や酒を研究する大学の学科へ進学や、都内人気ラーメン店でのアルバイト、料理・飲食系の雑誌社での編集業務など、料理に関わる経験を積む。現在はラーメン屋の開業に向けて修行中の身。

【ブログ】Cooking Maniac

【FBページ】https://www.facebook.com/tokyooilshock

                             
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