東京駅八重洲北口から徒歩1分。駅構内「キッチンストリート」にうに料理の専門店がオープンしました。
その名も「うに屋のあまごころ」。
長崎・壱岐の老舗うに専門店「あまごころ本舗」が運営する、うにづくしのお店です。
季節や仕入れによって、様々なうにを楽しむことができます。
普段食べているのはこの「ムラサキウニ」が多いそうです。
うに料理のオンパレード
ご飯に乗せるうにの「産地と量」を自由に選べる看板メニューの「うに屋のうに丼」をいただく前に、胃のウォーミングアップが必要ですね。
まずはうにと和牛のたたきからまいりましょう。
初球から反則です。海苔の黒、牛肉の赤、うにの黄金色にワサビの緑。もはやアートの域に達してしまっています。
となると、一杯飲まずにはいられませんね。長崎県壱岐は麦焼酎発祥の地。そんな壱岐の焼酎をグビリとやってしまいましょう。
このお店オリジナルの「海女酔(あまごころ)」。うーん。絵になる。
もう我慢できません。いただきます!
むほっ!
あー、やばい、こんなの美味いに決まってんじゃん。牛肉にうにだぜ。それを海苔が包み込んでアクセントにワサビ。オールジャパンの勝利ですよ。
そこに地元の麦焼酎!
………(無言)。
取材開始3秒で◯◯してしまうところでした。やべえ、この店やべえぞ。
自分専用うに丼が作れちゃう
前菜で壊れている場合ではありません。ここから、自分だけのうに丼をカスタムメイドしてもらうのです。店長の服部さんにオススメの組み合わせを尋ねた所、「60gを基本にして、例として挙げているチリ40g、今日はメキシコ産が入っているのでそれを20gでいかがでしょうか」とのこと。日によってロシア産、国産とバリーエーションがあるんだとか。
60gのワケは、「2000円で召し上がっていただけるギリギリの量」とのことで、カスタムをやっているのは「うにの食べ比べを楽しんでもらいたい」というのと、「その日のお財布に合わせてうにを楽しんで欲しい」という思いからだそうです。
こちらの色が淡いほうがチリ産。
シソに乗っているのがメキシコ産。
お醤油をかけると一段と輝きます。
まずはチリ産から。濃厚な旨味が鼻の奥へと抜けていきます。これぞ「うに」。王者の貫禄すら感じます。
そしてメキシコ産。コチラは甘みが強い!へー、産地でこんなに違うのか!
店長曰く「ご飯(200円)と10グラム(チリ産270円)でいいから味わって欲しい。懐の寂しい時は500円で、臨時収入があったらドーンと食べる、それでいいじゃないですか」とのこと。うにの美味さを知ってほしいという思いが伝わってきます。
地元産のあおさのお味噌汁もご一緒にどうぞ。
うにの三重奏が楽しめるオムライス
「うに屋のあまごころ」の前身は「リッチョマニア・キッチン」というイタリアンレストラン。そのイタリアンレストランの一番人気だった「うにオムライス」がさらにパワーアップしたのがこちら。「想い出のうにオムライス」。
ソースには練りうに。
玉子には蒸しうに。
そしてうにの出汁で炊きあげられたご飯がアナタを極楽へと誘います。
一口食べて「うにの三重奏やー!」と叫びましょう。
贅沢すぎるぞコノヤロー!
うにを練り込んだ生パスタにアナタは恋をする
うに専門店の攻撃はまだまだ続きます。「うにを練り込んだ生パスタ(バター醤油風味)」が颯爽と登場。
うにがこんなに乗っていていいのでしょうか。
もっちもちの生パスタに、うにが練りこまれています。なんということでしょう。
ボーーーーノ!!(美味しい)
いやー。大満足。お腹もいっぱいですがそれ以上に心が満たされました。うにって人を幸せにするんですね。
東京駅直結で雨にも濡れず、会社帰りにちょっと立ち寄り自分へのご褒美タイム。便利な時代になったものです。次の給料日後にぜひどうぞ。
お土産もそろってるよ。
著者:たのっち(@tanocchi)
記者・ラジオディレクター。
ラジオ時代はグルメレポートの取材原稿を放送が終わると捨てていたので、これからはここに書き留めていきますね。
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ツイッター:https://twitter.com/tanocchi