大阪と言えば串カツ&串揚げ。下町の居酒屋のような雰囲気でワイワイ食べるのも良いが、落ち着いたオシャレな店も意外に多い。そして今回紹介するのはバリバリの後者。元フレンチのシェフが作る創作串揚げ店「水庵」だ。
このように見た目も鮮やかで、味わいも繊細かつ上品でワインとも合いやすい、和食とフレンチが融合した串を味わえる。場所は大阪駅から歩いて約8分、中崎町駅からはすぐ近くの場所にある。
今回登場してもらったのはユリさんだ。
大阪というよりは京都っぽい綺麗な外観。
大きなカウンターとテーブル席で、バーのような落ち着いた雰囲気だ。
メニューは串揚げが15本で前菜、生野菜がついて3,800円。
かなりお得な値段だ。串の内容は月ごとに旬なものに変わる。
前菜とシャキシャキと美味しい生野菜。
調味料は5種類。雪塩、梅塩、ポン酢、ウスターソース、とんかつソ―ス。串に合ったものをオススメしてくれる。特に梅塩は、完熟した紀州南高梅を粗塩で漬け込み、天日で乾燥させて作ったものでめっちゃ美味しい。
海老芋の湯葉あんかけ。先ほどの調味料とは別に、このように専用の小皿で出てくるものもあり、一串が一つの料理のような雰囲気だ。
子持ち昆布と胡麻豆腐。
凝縮された旨味とぷちぷち食感が最高。
若鶏とお餅の柚子胡椒風味。
創作串揚げだけに、見たことがなかった多彩な串が出てくる。
小さな鶏肉丼をペロッと食べるような味わいで絶妙な組み合わせ。
お酒も多様だが、特にワインと串揚げのマリアージュが楽しめる。
今回選んだのはフランスのジョセフ・ロッシュ シャルドネ。2,800円。フルーティですっきりとした味わい。コース料理とワイン1本頼んで5,600円ってサービスいいなあ。
トマトのモッツァレラチーズのせ。カプレーゼを串揚げとしてワインと味わう。まさに和食と洋食の融合だ。
牛フィレ肉。しっかりした肉感とやわらかい衣の組み合わせは、ホテルで食べる牛フィレのパイ包み焼きのような上品な味わい。
たらの白子のふきのとうのせ。串揚げは見た目がどれも似たモノになりがちだが、ここでは季節感を見た目にも表現したバラエティがある串が多い。
多彩な味と見た目のためか、全15本を思ったよりスイスイと食べられた。
食べ足りない方はプラス300円でお茶漬けかデザートを追加できる。
あらためて雰囲気のある店内だ。隠れ家的で、デートに合うだろう。
メニューは季節折々の旬な食材を使い、毎月変わるそうなので何度も行ってみたくなる店だ。ぜひ大阪に行った際は立ち寄ってみてほしい。
今回ご紹介した店
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