広島まで来て尾道に行く暇がなくても、広島駅ビル「三公」の10年継ぎ足したスープの尾道ラーメンだけは絶対に食べるべき

広島グルメといえば「お好み焼き」や「牡蠣」などが広く有名ですが、「尾道ラーメン」もラーメン好きの中では有名だと思います。実は尾道まで行かなくても広島駅に10年以上続く人気の本格派尾道ラーメン店「尾道らーめん三公)」があります。スープを10年以上継ぎ足し続けて使われているそうですので一度味わってみたいですね。また広島には「広島ラーメン」も存在していて尾道ラーメンとは全く別の異なるものです。尾道ラーメンと広島ラーメンの違いにも少し触れています。(広島市のグルメラーメン・つけ麺

広島まで来て尾道に行く暇がなくても、広島駅ビル「三公」の10年継ぎ足したスープの尾道ラーメンだけは絶対に食べるべき

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広島と言えば「尾道ラーメン」!なんだけど、広島から尾道までは片道2時間ェ……

 

広島県以外(特に関西より東側)の人に「広島のラーメンって知ってる?」と質問すると、ほぼ10人が10人中「広島のラーメンって尾道ラーメンのことでしょ」という答えが返ってきます。

それほどに全国的に知名度の高い「尾道ラーメン」ですが、実は意外と尾道での実食までのハードルは高いということはご存じでしたか?

 

実は尾道尾道ラーメンを食べるのは、意外とハードルが高い?

「せっかく広島に来たのだから、尾道に行って尾道ラーメンを食べよう」と思う観光や出張の方は多いと思います。

 

しかし、広島市中心部から尾道市中心部までは、距離にして約90kmも離れており、広島駅を起点とすると、尾道駅までは乗り換えしながら約2時間程度、自動車でも高速道路を使って約2時間程度はかかるのです。気楽に行ける距離ではありません。

 

また、尾道市の老舗系の有名ラーメン屋さんは行列することや品切れすることが多く、せっかく尾道まで行ったのに目当てのラーメンを食べることができなかった、という経験をした人も多いです。

 

つまり尾道の有名店で尾道ラーメンを食べよう」と思ったら、(広島駅を起点としたら)往復4時間かけて早朝出発して開店前に並ぶというハードルをクリアしなければなりません。

そのため、実は広島市民でも「尾道の有名店で尾道ラーメンを食べたことが無い」という人は意外と多いのです。

 

そこで今回は、「広島市へ観光や出張でいらっしゃる方が気軽に楽しめて、かつ本格派の美味しい尾道ラーメンのお店」をご紹介します。

 

灯台もと暗し!? 実は広島駅に10年以上続く人気の本格派尾道ラーメン店があった

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そのお店は尾道らーめん三公(さんこう)」さん。

開店直後から行列の出来る人気店です(しかし回転が早いお店なので、行列が出来ていてもそんなに待たなくて大丈夫なのでご心配なく)。


場所は、広島駅に併設の駅ビル「ASSE(アッセ)」さんの2階にありまして、広島駅南口の改札を出たら徒歩3分で到着できるという便利さです。

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さっそく看板メニューの「尾道らーめん」を注文してみました。

 

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尾道ラーメンの特徴としては

  • 鶏ガラと煮干しを主体とした澄んだ茶色スープ
  • 豚背脂が浮かぶ

これが、いわゆる尾道ラーメンを構成する要素と言えます。

 

こちらの三公さんでは構成要素の中で、煮干しはイリコとアゴ(トビウオ)の2種類をブレンド、化学調味料は一切使わない、豚背脂は粒の大きい特級品のみを使用、といったこだわりでスープのクオリティをブラッシュアップされておられます。

 

更にとっておきの味の秘訣として、なんと『スープを10年以上継ぎ足し続けて使われている』そうです!

すごい!!

10年の積み重ねが、この複雑でディープな旨味を演出されているのですね。

 

三公さんの大将は元は和食割烹のご出身で、鶏ガラと煮干し主体でその日のスープを取り出すとそのままではアッサリし過ぎていると感じ、スープの継ぎ足しによって熟成したコクを造り出されているそうです。

昆布や鰹節の特級品は「ヒネ物」と言われ、「寝かし」による熟成した旨味が特徴ですが、私は三公さんの継ぎ足しスープにもヒネ物と似たような旨味やコクを感じました。

和食の熟成技法が活きたスープなのですね。

 

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そして麺は、中村製麺所さんの平打ち麺というのも尾道ラーメンの特徴です。

(※三公さんでは麺を2種類から選べるようになっており、尾道ラーメンスタンダードの平麺も用意されていますが、お店のお薦めは細麺とのことです) 

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具材(トッピング)については、

  • チャーシュー
  • 青ネギ
  • メンマ

それに上述の豚背脂が、尾道ラーメンの一般的なスタンダードと言っていいでしょう。

 

ちなみに三公さんは青ネギにこだわってらして、九条ネギを毎朝京都から直接配送してもらっているとのことで「どこまでこだわるんですかー!」と驚きました。1杯にかけるこだわりがパネェッス!!

それでは待望の実食タイムです!

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あとは一心不乱にむさぼり喰うだけッ!!

ンマーイ!!!

どこか昭和的な懐かしさの漂う、シミジミとひなびた味わいの旨い一杯でした。

ファーストインパクトは昔懐かしい味だなと感じたのですが、印象的だったのは、スープを丼から直接すすって飲む時に、一緒に豚背脂もすすり込むと、胃の中で力強い旨さがグツグツと沸くような感覚を味わったことです。

 

「これが尾道ラーメンにおける豚背脂の効果か!!」と実感した次第でした。

なるほど、これがザ・昭和の尾道のパワーフードだったんですね!

おいしゅうございました。

 

紹介したお店

尾道らーめん三公(さんこう)
住所:広島市南区松原町2-37 広島駅ビルASSE内 2F
TEL:082-262-1374
営業時間:11:00〜22:00 (マツダスタジアムにてナイター開催時は23:00まで)
定休日:広島駅ビルASSEに準ずる

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

 

さて、今回の記事はこれで終わりではありませんよ~。

実は「尾道ラーメン」と「広島ラーメン」は全く別の異なるものというのはご存じだったでしょうか?

 

広島人は広島風お好み焼きのことを広島焼きと呼ぶと怒る」というのが広島人の冗談の定番ですが、同様に広島市民は「広島(市)のラーメンって尾道ラーメンのことでしょ?」と言われると「違うけん!尾道ラーメン広島ラーメンは全然違うんよッ!!」と熱く語り始める習性があるとかないとか。

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いかがでしょう?パッと見ただけでも、なんだか両者は違うものだな、と伝わるかと思います。

 

そんな訳で、広島ラーメンの有名店にも行ってみた

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そのお店は「陽気(ようき)大手町店」さん。

「陽気」さんは、創業60年以上の広島ラーメンを代表する有名店です。

「陽気 大手町店」さんは、初代のお孫さんで、また広島福山市にある「陽気 福山店」さんのご子息だそうで、つまり大手町店さんは初代から数えて三代目にあたるお店となります。世代を超えて受け継がれている味なんですね。

 

場所は、広島市オフィス街の「紙屋町」あるいは観光名所の「平和記念公園」「原爆ドーム」から、徒歩10分程度の場所にあり、こちらも出張や観光の方にも行き易い便利な立地となっています。

広島駅からは路面電車に乗り「中電前駅」下車してすぐ。約15分)

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さっそく看板メニューの「中華そば」を注文してみました。

 

実は、陽気さんのメニューに広島ラーメンという文字はありません。まだ広島市にラーメン的なものが浸透していない昔から「中華そば」を作り続けていかれる内に、周囲が陽気さん的な中華そばを指して「広島ラーメン」と呼称するようになった、というのが経緯です。

 

が、ここでは文章の便宜上、陽気さんの「中華そば」を「広島ラーメン」と呼称させていただきますね(スミマセン) 。

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広島ラーメンの特徴としては

  • 豚骨+鶏ガラを主体とした白濁スープに醤油ダレが入り茶褐色
  • 豚背脂は入らない

これがいわゆる広島ラーメンを構成する要素と言えます。

もちろん、個々のお店により微細な特徴は違いまして、陽気さんのスープはニンニクが利いている、豚ラードを浮かせている、というのが特徴かと思います。

 

ちなみにスープの作り方は60年前の初代の頃から基本的に変えておられず、ずっと昔のままの作り方を踏襲しておられるそうですよ。 

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そして麺は、原田製麺さんのストレート中細麺というのが広島ラーメンの主流でしょう。

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具材(トッピング)については、

定番のチャーシュー、青ネギに加え

  • モヤシ

が乗るのが、広島ラーメンの大きな特徴です。

 

広島市で生まれ育った筆者は「ラーメンには必ずモヤシが乗るものだ」と思って育ったので、全国の一般的なラーメンにはモヤシは乗らない、と知った時には驚愕したものです(同様に広島名物の「チンチン電車(路面電車)」も全国にあるものだと思って育ったので、大人になって広島の路面電車は珍しいと初めて知って驚きました)。

 

そして、陽気さんのモヤシは特注で豆から作ってもらっているのが「こだわり」だそうです。確かに新鮮さとシャキシャキ感がタマラナイです!

いざ!実食!!

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ハフハフッ!ズルッズルズルズルッ!!

こちらもンマーイ!!

 

広島市には本当に多くの「広島ラーメン」のお店があり、私も多数の広島ラーメンを食べ歩いてきたのですが、陽気さんのラーメンは一言でいえば、広島ラーメンの「中庸」(偏らず中正という意味)。

 

さすが広島ラーメンの代表格とされるだけあって、色んな広島ラーメンの平均値というか中心に位置するというか、広島ラーメンを味わう上での基準となるような一杯でした。初めて広島ラーメンを味わう方は、まず陽気さんの「中華そば」を味わってから、他の「広島ラーメン」にチャレンジしていくと、味の比較がしやすくて良いのではないかと思いました。

 

紹介したお店

陽気 大手町店(ようき おおてまちてん)
住所:広島広島市中区大手町3丁目1-6
TEL:082-249-0699
営業時間:11:00~22:00
定休日:毎月6日 日曜は不定休

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

尾道ラーメン広島ラーメンの違い、まとめてみると…

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(※共通項は省いて、特に違いが分かる部分だけピックアップしてあります)

 

ざっくり言えば、

になります。

 

また、年配の人には尾道ラーメンは備後国、広島ラーメンは安芸国」という分け方をする方もいらっしゃり、確かに地理的には備後と安芸が境目となり、ラーメン文化が異なるような印象もありますね。

さて、これで「広島特有のラーメン」には大別して2種のラーメンが存在していることを知っていただけたかと思います。

 

今回紹介した2店は、どちらも広島駅から簡単に行けますので、ぜひ2軒ともハシゴして、尾道ラーメン広島ラーメンの違いを、実際に舌で味わっていただければ幸いです♪

 

長文お読みいただき、どうもありがとうございました!

「へえ~!」と思って頂けた方、「自分も知ってるから、知らない人に教えたい!」と思って頂けた方、ぜひシェアやツイートで広めていただければ嬉しいです!m(_ _)mぺこり

 

著者プロフィール

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