おいおい、これは旨いよ…! 噂の蘭州ラーメンは完全に現地の味なのにメチャ旨で流行に乗って良かったと思った

蘭州ラーメンをご存知でしょうか?牛肉のスープに、手打ちで伸ばして茹でた麺を入れた料理で、今日本でも人気爆発中。現地の味そのものですが、我々日本人の胃袋をつかんで離さないしろものです。こちらの記事で紹介するのは、「中国蘭州ラーメン 火焔山蘭州拉麺 池袋店」(東京都豊島区池袋2-47-7)さん。最近のブームで蘭州ラーメンの店はあちこちにできていますが、こちらの味は比較的、初心者向けだとか。池袋に行ったらぜひお試しを。(池袋のグルメラーメン

おいおい、これは旨いよ…! 噂の蘭州ラーメンは完全に現地の味なのにメチャ旨で流行に乗って良かったと思った

こんにちは。ライターの斎藤充博です。

 

最近インターネットを見ていて(僕は常にインターネットを見ています)気になったものがあります。それは蘭州ラーメン。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124162008j:plain

ラーメンは今や日本の国民食とも言える食べ物ですが、そもそもは中国生まれ。

 

蘭州ラーメンは日本のラーメンとは違う、中国の本来のラーメンの一つなんだそうです。これが今、ものすごく日本で流行ってきているらしい……。食べてみたい……。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124162238j:plain

というわけで、池袋の「蘭州拉麺店 火焔山」に来てみました。

 

池袋の北口方面は小さな中華街と化しており、ここに来るまでに中華料理の匂いをガンガンに浴びております。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124162429j:plain

基本的にはラーメン屋さんなんですが、おつまみもなんだかよさそう。ラーメンの前に一杯やりますかね。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124093432j:plain

この日来てくれたのはライター仲間のさくらいみかさんと、製麺マニアの玉置標本さん。それではカンパイ!

 

知らなかった、羊の「舌」と「胃」ってメチャクチャうまいぞ

f:id:fushigishiatsu:20180124093645j:plain

羊の舌 辛み和え

f:id:fushigishiatsu:20180127091242j:plain

羊のタンなんて食べたことないし、食べようとも思ったことがないですが、珍しさに注文してみました。 

 

f:id:fushigishiatsu:20180124094501j:plain

オイオイオイオイ、これはうまいわ。舌だからコリコリした歯ごたえなのかな? なんて思ったんですが、とても柔らかい。羊っぽいクセも全然無いです。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124104432j:plain

羊のモツの和え物。「モツ」と表記してあり、使っているのは「胃」なんだそうです。

 

これもメチャクチャうまい。ラー油で赤く染まっていますが、さっぱりとした味。

 

ラー油は自家製で「漢方入りで辛さよりも香りを重視している」そうです。

 

この後にもいろいろな料理を注文したのですが、ほとんどの料理にラー油が使われていました。でも、みんなそれぞれ味が違うんですよね。日本の醤油みたいに「基本の味付け」なんでしょうか?

 

謎の料理「涼皮」(リャンピー)が完全に初めて食べる味

f:id:fushigishiatsu:20180124093718j:plain

店員さんの強烈なオススメで注文したのが、涼皮(リャンピー)という料理。中国の人はみんなこれが大好きだとか。

 

平たくて太い麺にキュウリが和えられています。この麺の食感が独特。なんだろう……。しいていえば、グミかな? もっちりしていてプルプル。味付けは酸味と辛みでさわやか。全然食べたことのない料理です。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124104112j:plain

涼皮(リャンピー)にがぜん興味を示したのが、製麺マニアの玉置さん。作り方を店員さんに聞き始めました。

f:id:fushigishiatsu:20180124222112j:plain

涼皮(リャンピー)は「丸めた小麦粉のタネを、何度も水で洗い、そこからとれるデンプンを蒸して作る麺」だそう。

 

玉置さんは

「ああ、だからこんなにプルプルモチモチしているんだ。お鍋に入れるマロニーちゃんはジャガイモで作るけど、その小麦粉版みたいなものか」

と納得していました。僕はよくわかりませんが……。

 

羊串をナンと一緒に食べると「なにこれめっちゃうまい」

f:id:fushigishiatsu:20180124094142j:plain

羊肉の串焼き。それと「ナン」。カレーと一緒に出てくるアレです。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124094158j:plain

ナンは羊の肉を串から取り外して、

 

f:id:fushigishiatsu:20180124094215j:plain

ホットドッグみたいにします。新疆ウイグル自治区あたりでは定番の食べ方なんだそうです。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124094250j:plain

「なにこれめっちゃうまい!」とさくらいさん。そんなに??

 

f:id:fushigishiatsu:20180124094116j:plain

僕はそのまま食べてみました。確かに謎の香辛料が盛大に効いていて、大変にうまい。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124094729j:plain

羊の串焼は他にもいろいろ種類があります。これはハツ(心臓)。コリコリしている。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124095254j:plain

マメ(腎臓)なんて珍しい部位も。もっとも、羊の肉ってどこが珍しいのかよくわかりませんが。豚のレバーに近い味がしました。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124215317j:plain

 

 

完全手作りの麺がすごい

お待たせしました、そろそろラーメンに行ってみましょう。注文をすると「麺の太さはどうしますか?」と聞かれました。

 

このお店ではお客さんの注文が入ってから麺を打ち始めるので、好きな太さと形をオーダーできるのです。そうめんみたいに細い麺から、普通の麺、すいとんみたいな麺、平麺と自由に頼むことができるそう。

 

さらにお店が混んでいないときに限って、三角形の麺も注文できるとか。三角形の麺っていったい何……?

 

これはもうわからないので、完全に「おまかせ」にしてみました。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124111009p:plain

麺を作っているところを見ることができます。強力粉で作ったタネを、伸ばして、調理台にたたきつけて、折って、

 

f:id:fushigishiatsu:20180124111019p:plain

グルっとよじる。これを何度も繰り返します。タネがものすごくよく動く。まるで生きてタネを、職人さんがあやしているようだ……。

f:id:fushigishiatsu:20180124220625j:plain

f:id:fushigishiatsu:20180124110828p:plain

1人前の量に手でちぎって

 

f:id:fushigishiatsu:20180124110839p:plain

また何度も、伸ばして、よじって、折りたたんで、を繰り返すと

 

f:id:fushigishiatsu:20180124110850p:plain

麺がどんどん細くなっていきます。麺を切らないで細くしていくので、包丁も製麺機も使いません。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124110936p:plain

お好みの細さになったら麺をお鍋の中にポイッ。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124110948p:plain

40秒くらい(麺の太さによってゆで時間は変わる)で、お鍋から上げます。湯切りはほとんどしていませんでした。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124172322j:plain

興味津々で見ている玉置さん。さすがは製麺マニア。これを見たくて来たらしいです。

 

蘭州ラーメンは「なんだこれ……。うめえよっ」

f:id:fushigishiatsu:20180124133518j:plain

これがお店の看板メニュー、漢方入り蘭州ラーメン。具は牛肉のチャーシューと大根。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124134549j:plain

普通の太さの麺で作ってもらいました。麺の一本一本が丸っこいんですよね。きれい。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124135347j:plain

すでにそこそこ飲み食いした後なので、みんなで少量を小鉢に取り分けたい。ところがこの麺は一本がものすごく長いんです。取り分けるにはこんな風にキッチンハサミで切ることになります。こんなの初めてだ。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124140014j:plainラーメンを食べ始めたさくらいさんから「なんだこれっ……。うめえ……。うめえよっ」と悲鳴のような言葉が漏れ出してきました。

 

僕もあわてて食べてみると、うまい。スープは牛骨のダシ。脂っぽくないのに、コクがすごい。食べているとスパイスが香ってきます。麺もいつも食べているやつとはやっぱり違う。口の中に素直とお行儀よく入ってゆく感じ。

 

オイオイオイ、ラム肉ラーメンはもっとうまいぞ

f:id:fushigishiatsu:20180124135837j:plain

ラム肉ラーメン。羊のだしのスープに、ラム肉がどっさり。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124141136j:plain

こっちは平打ち麺で作ってもらいました。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124135625j:plain

ああ~~~。こっちの方がうまい! 単に好みの問題だと思いますが、絶対こっち! スープの味が強いし、平打ち麺もおいしい。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124142408j:plain

あまったスープをナンにつけて食べるのが、新疆ウィグル地区の人の食べ方なんだそう。ラーメンライスみたいなもんでしょうか。

 

慣れない料理に「なんか海外旅行に来たみたいだ……」といったらみんな一斉にうなずいてくれました。単純で安上がりな感受性の仲間って最高です。

 

日本向けにカスタマイズしていない中国の味

f:id:fushigishiatsu:20180124164046j:plain

店長さんに話を聞いてみました。

 

――ものすごくおいしかったです! こういうラーメンを中国では食べているんでしょうか?

 

店長 日本で営業している中華料理店は、日本の味に合わせていることがほとんどです。でも、ここでは中国で食べるものと同じ味付けの料理を出しています。

例えば私たちは、ラーメンに漢方を入れます。日本の方からするとびっくりするかもしれませんが、中国では普通のことなんです。

さっぱりした味わいで全くクセもありません。このおいしさはぜひ食べて覚えていただきたいですね。

 

――なるほど……。そういえば、お客さんに中国の人多いですよね。

f:id:fushigishiatsu:20180124165633j:plain

店長 日本に住んでいる中国人からすると“懐かしい”という気分になると思いますね。この味は。

 

――それが日本人からしたら新鮮なのか……。Win-Winな関係……。

 

店長 最近のブームで蘭州ラーメンの店はあちこちにできていますが、ウチの味は比較的、初心者向けだと思いますよ。ぜひ来て欲しいですね。

 

***

 

というわけで、蘭州ラーメンはすごくおいしかったです。流行に乗っかって来てよかった。

 

f:id:fushigishiatsu:20180124170940j:plain

店から出た後もうわごとのように「うまかった……うまかった……」とボソボソいい続けるさくらいさん。

 

ちなみに今日来た池袋の「蘭州拉麺店 火焔山」はカウンター中心で店舗がちょっと小さめ。同系列で埼玉県の西川口駅にある「火焔山」は席数も多く、宴会にもオススメだそうです。

 

西川口中華……。そっちも気になるな……。

 

行ったお店

中国蘭州ラーメン 火焔山蘭州拉麺 池袋

中国蘭州ラーメン 火焔山蘭州拉麺 池袋店

ぐるなび中国蘭州ラーメン 火焔山蘭州拉麺 池袋店

TEL:050-3373-7504

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

プロフィール

f:id:fushigishiatsu:20160321092320j:plain

斎藤充博

1982年生まれの指圧師(国家資格所有)。指圧師なのにインターネットで記事を書くことをどうしてもやめられない。

ツイッター:@3216 

はてなブログ:ふしぎブログ

ホームページ:下北沢ふしぎ指圧

 

斎藤さんの過去の記事はこちらから

r.gnavi.co.jp

                             
ページ上部へ戻る