かに道楽には“他とは一線を画す特別な店舗”がある!? 何が違うのか徹底的に調べてきた

かに道楽には他の店とは一線を画す特別な店舗があると聞き、調べたところ「かに料理 網元 本館」(大阪府大阪市中央区西心斎橋2-13-15)という特別すぎる店舗が大阪・心斎橋にあることが判明しました。この「網元 本館」はかに道楽の道頓堀本店の近くにあり、経営元も同じです。しかし、老舗旅館のような贅沢な外観・内観、そして大きくて美味しいかにが特徴。それもそのはず、「網元 本館」では、供給量の少ない最上位ランクのかにを使い、店舗も「とにかく余すところなく贅沢に」という気概がビシバシに感じる豪華な作りなのです。かに道楽も、もちろん美味しいのですが、特別なかに料理が食べたいときは「網元 本館」に行ってみるといいでしょう。 (心斎橋のグルメ海鮮・魚介料理

かに道楽には“他とは一線を画す特別な店舗”がある!? 何が違うのか徹底的に調べてきた

こんにちは、ライターの社領エミです。

突然ですが皆さん!

あの全国展開している「かに道楽」に、

 

めちゃめちゃ特別なお店がある!

 

……という噂をご存じですか?

 

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「かに道楽」といえば動くカニの看板。一度見たら忘れられないビジュアル!

私もよくは知らないのですが、その特別なお店をネットで調べてみたところ……とにかく評判がすごいんですよ。

一部をご紹介しますと……


「ほかとは一線を画す店構え!」

「絶品のかにに、感動しかない」

「通常のかに道楽のイメージが吹っ飛ぶ……」

「どこをとっても日本一のかに道楽」


な、何それ〜!?

店構えから違うレベルなの!? 日本一のかに道楽って、そんなお店があるの!?

ちょっと待って、そのお店……

 

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超行きた〜〜〜い!

 

というわけで、今回はかに道楽の“特別なお店”に突撃!

 

一体、普通のかに道楽とどう違うのか?

本当に料理のレベルも違うのか!?

 

確かめてみたいと思います!

 

まずはスタンダードな店舗へ!

真相を明らかにするために、大阪道頓堀にやって参りました。

 

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はい! かに道楽 道頓堀本店 です!

特別なお店に行く前に、まずはこちらでスタンダードなかに道楽の雰囲気と味を確かめます。

道頓堀本店は、かに道楽の記念すべき1店舗目として、1962年にオープン。道頓堀の一等地で、56年もの間営業を続けるこのお店は言わば、かに道楽の「総本店」。全国に点在するかに道楽にとって、まさにお手本のようなお店なのです。

 

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おなじみのカニ看板の下をくぐり……

 

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エントランスへ。ガラスでできた生け簀(いけす)には新鮮な活かにがたくさん!

 

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今回案内されたのは、こちらのお席。そうそう、ごく一般的なかに道楽のお席って、こんな感じですよね。道頓堀川がばっちり見渡せて贅沢!

こちらで、まずはスタンダードなかに道楽のメニューをいただきます。

道頓堀本店で最もポピュラーな会席、有明です!

 

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有明(5,300円)
かに酢、かに造り、かに茶碗蒸し、かにグラタン クラブソース、かに天ぷら、かに寿司、汁物、フルーツ

 

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中央に鎮座しているのは、「かに酢」です! かに料理といえばコレ! 見るからにプリプリな身が食欲をそそります。

 

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続いて「かに天ぷら」! 足を一本まるごと、大根おろしたっぷりの天つゆにつけて、いただきます。

 

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こちらは、ツヤッツヤの「かに造り」……! 私、実を言うとこれがマジのマジで大好物なんです!!

 

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そして、かにのだしをたっぷり使った「かに茶碗蒸し」や、かにの旨味をふつふつと煮詰めた「かにグラタン クラブソース」「かに寿司」「汁物」「フルーツ」……。

揚げ・ゆで・生の3種類のかにに加え、かにの旨味をたっぷり詰め込んだメニューのフルコース!

早速、食べてみましょう。

 

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当然ながら、うま~~~い……!

いやいや、もう知ってるんですよ。かに道楽がうまいってのは知ってるんですよ! それでもうまい! なんなんだこりゃ!

ただそこに「かにがある」ってだけで100点なのに、こんなにバリエーション豊富な食べ方ができるなんて、1万点追加しても足りんわ……! かに道楽の皆さま、カニ、すべての命にありがとうございます。

 

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ちなみに、特にお伝えしたいのはやっぱり私の大好物の「お造り」。旨味と甘みたっぷりのかにが、プリプリとろっとろの食感でお口の中にやってきて、溶けてなくなっちゃうんです……。私、これ食ってもまだ生きてていいんでしょうか?

 

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生きてていいんでしょうかねぇ!?

ということで、ごちそうさまでした!

いやぁ、本当においしかった……。これだけで十分満足なのに、「日本一のかに道楽」と謳われるお店はどんな料理が出てくるんでしょうか。楽しみを通り越して、むしろ怖い。

 

いざ、特別な店舗へ!

スタンダードなかに道楽を知れたところで、いよいよ「特別なお店」に参りましょう。

道頓堀本店から徒歩10分。にぎわう道頓堀から離れるように歩くと、人通りもまばらな路地に到着しました。

そんな路地にひっそり佇むお店。こちらが、かに道楽の特別なお店……

 

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かに料理 網元 本館」です!

 

す、すご〜〜〜! 普通のかに道楽とは、

 

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まったく違う店構えです! これが本当にかに道楽……? 道頓堀本店とはまた違った、重厚な和の風情が歴史を感じさせます。

ひとまず、中に入ってみましょう。

 

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大きな松の下を潜り抜け、どっしりとした石段を登ると……

 

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橋のように渡された通路があり、

 

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下を見ると、波打ち際の岩のはざまに集まるように、生きたカニがのそのそと歩いていました。

これ、もしかしてさっきの……

 

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これか~~……!?

道頓堀ではガラスの水槽だった生け簀が、網元ではまるで大自然をそのまま持ってきたかのような、ゴツゴツした岩場で表現されてるってこと~!? ランクが違いすぎるでしょ!

生け簀を横目に自動ドアをくぐり抜けると、そこには……

 

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老舗旅館としか思えない空間が……!!

 

な、なんだここ〜! 本当にかに道楽なの!?

しかもよく見るとこのエントランス、めちゃめちゃお金がかかってそうなんですよ。

1m以上はありそうな振り子時計に、そこかしこに海産物や船をモチーフにしたオブジェたちが飾られている!

床や柱にも重厚な木材を惜しげもなく使っており、床板なんて、どんだけ大きい一枚板を使ってるんだ……!?

衝撃的! 見たことのない「かに道楽」に来てしまいました!

 

ひとまず、実食!

とにかく、かにじゃい! この店のかにを食わせんかい! というわけで早速、お席にご案内いただきました。

店長の小田明宏さんにお話を伺いながら、かに料理を堪能したいと思います。

 

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店長の小田さん

ちなみに案内いただいたのは、お庭が見える6名がけの個室なのですが……そんな個室の入り口がこちら。

 

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旅館かい。どういうこっちゃ!

注文したのは、網元 本館のスタンダードなかに会席、「錦華(きんか)」。

 

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錦華(7,992円)
前菜、かに酢、かに造り、焼かに、かに天ぷら、かにしゃぶ小鍋、かに寿司 味くらべ、水菓子

 

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錦華は、道頓堀本店でも登場した「かに酢」「かに天ぷら」「かに造り」「かに寿司」に加え、

 

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焼き目がついた香ばしい「焼かに」に……

 

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網元の看板メニュー! ブリンッブリンの大きなかにを特製のだしにしゃぶしゃぶしていただく「かにしゃぶ」、

 

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そして「前菜」に「水菓子」と、デザート以外全部かにといった、かにづくしなメニュー! 価格は、道頓堀本店の「有明」と3,000円ほど違いますね。


……ここで皆さま、お気づきでしょうか。

そう、

 

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かにがデカい!!!

 

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「お〜〜〜!? な、なんだこれ、見た目でわかるくらい、かにの大きさが違う! 長いし太い……! かにの天ぷらなんて、大きめのエビフライくらいありますよ!」

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「よく気づきましたね。実は、かに道楽の通常店舗と網元では、取り扱っているかにのランクが違うんです」

 

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「網元のかには最上位ランク、通常店舗はそこから少し下がって上位ランクのかにを取り扱っているんです。かにって、大きければ大きいほど数が少なくなってくるんですよ。大きなカニは全店に供給できるほど数がないので、網元でのみご提供しています」

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「なるほど〜!」

 

はい! というわけで、網元でしか食べられない大きなかにを、実際に食べてみたいと思います。

 

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まずはやっぱり「かに造り」! これからいただきましょう。さきほどとは比べものにならない長さ&太さがありますが、大きいだけで味って変わるんでしょうか……?

果たして、そのお味やいかに。

 

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「……あ、アカン……明日死ぬかも……」


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「生きてください!」

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「なんなんですかコレ!? 甘みと旨味が段違いだし、大きいせいで口の中全体がとろける……!」

 

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顔の圧がすごくてすみません

続いて食べた「焼かに」「天ぷら」も極上でした! 肉厚でジューシーな身は、大きいから大雑把な味わい……というわけではなく、かにの香りが全く損なわれていないのが不思議なほど。


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「大きいかに、めちゃめちゃうまい! どうして大きいと、こんなにうまいんでしょうか!?」

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「カニってそうなんですよねぇ。大きくなると、繊維が太くなって食べ応えもでて、おいしくなるんです」


最後に、網元の看板料理である「かにしゃぶ」をいただきます。

かにを引き上げるタイミングについて、店長さんの手ほどきを受けながら、しゃぶしゃぶ、しゃぶしゃぶ……。

 

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「いいですね……うっすら白くなってきましたね……はい! 上げてください!」

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「は、はい!」

 

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しゃぶしゃぶした時間、実に20秒! 絶妙にレアに仕上がったかにの味わいは……!?


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「なんでこんなにうまいんですか〜!?」

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「ありがとうございます(笑) かにもさることながら、だしもおいしいでしょう?」

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「はい! もう、おだしも絶妙です! かに道楽のかにしゃぶがこんなにおいしいとは……この鍋にご飯を入れて、今すぐ雑炊にしたい〜!」

 

どうして網元だけ特別なの?

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「いやぁ、最高のかに会席をありがとうございました……。孫の代まで語り継げる食事になりました!

そもそもの話なんですが、かに道楽の中でどうして網元だけが、建物も食事もここまで特別扱いされているんでしょうか?」

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「あぁ、特別扱いではなくて、実はここ、厳密に言うと、かに道楽じゃないんですよ。『かに料理 網元 本館』という名前なので」

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「え……!?」

 

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「かに道楽」ではなく「かに料理

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「ほ、ほんとだーーー! え!? この記事、かに道楽の特別な店舗に行くって趣旨だったんですけど、ここってかに道楽じゃなかったの!?

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『かに道楽』と名乗ってはないので……」

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「まさかの企画倒れ……?」

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「いやいや、でも運営元は同じです! スタッフも一緒だし、イメージとしては、『かに道楽が運営している、かに料理店』という感じですね。提供しているものが違うから、『かに道楽』と名乗れないだけで」

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「そ、そうだったのか……! ギリギリセーフってことにしておこう!

それにしても、どうしてこんなに豪華な店を作られたんでしょうか?」

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「創業者である今津芳雄は、1962年にかに道楽をオープンさせてから、かに料理以外にもいろいろな飲食店の事業を手掛けたんです。

例えば、山陰の魚介を提供する『北海丸』

 

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「うおお、店から船が突き出てる! すごい外装だ!」

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「あとは、えび専門店の『えび道楽』もありました」

 

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かにじゃなくて、えび……!? こんなお店、あったのー!?」

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「ここ『かに料理 網元 本館』はそういった事業を経て、創業者が『最後の贅沢に』と、自分のやりたいことに全精力を注いで作られました。

創業者の実家である山陰の老舗旅館『金波楼(きんぱろう)』をまねて旅館風に、そして、これまでのかに道楽ではありえないくらい贅を尽くして建てられました。よかったらぜひ、中を見ていってください!」


というわけで、客席のあるフロアを見学させていただくことに!

まず目についたのは、こちらの建物。

 

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「わー、建物の中に建物が! お座敷? ここでかにを食べられるんですか?」

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「いえ、これは茶室です」

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「な、なんで?」

 

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中を見てみると、いたって普通の茶室です。え? なぜ、かに料理店に茶室が……?

ハリボテでもなんでもないらしく、中心のいろりは実際に使うことができるし、たまにここに茶道の先生を呼んでお茶会が開かれるんだとか。なんで?

ほかにも、

 

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「わー! ツキノワグマの剥製!?」

 

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「し、室内に茅葺き屋根……?」

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「これ、本物の茅葺きなんです。定期的に消毒するのが、地味に大変で」


なんだこの店は……!? 「ココにこれ、必要あるか?」と思うくらいの不思議な装飾が、続々と目に飛び込んできます!

また、全部同じような部屋なのに……

 

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いちいち全室天井のデザインが違うんですよね……。

 

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もちろん普通の廊下も、いちいち作りが凝ってるし、

 

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ほんの短い通路でも、急に意味もなく橋が現れたりするし。

こんな風に、どのフロアからも「とにかく余すところなく贅沢に作るぞ!」といった気概がビシバシ感じられました。これが網元なのか……!


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「いやぁ、創業者の方、ものすごく贅沢なお金の掛け方をされてますね!」

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「店舗作りに対する情熱が尋常じゃないですよね。僕は1年半前に店長になったのですが、この店、素材の選び方にも妥協がないみたいで……。壁の張り替えをするだけで、一度に数百万円以上は飛んでいくんです」

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「そ、そんなに〜!?」

 

網元以外に特殊な店舗ってあるの?

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「ちなみに、ほかにも内装や料理が特徴的な店舗はあるんでしょうか?」

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「今はほとんどないですね、お店の作りもそこまで尖ったことはやらないし。メニューもほぼ全店同じです。関西の道頓堀・郊外型・関西北エリアに、関東エリア、中四国エリア……と、エリアごとに少しずつバリエーションはあるんですけど」

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「そうなんですね。こんなに特殊なのは、網元だけなのか」

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「昔は、全店メニューが違ったんですけどね……」

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「え!? そうなの!?」

 

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「昔のかに道楽は、各店舗がかなり独立した運営方法をとってたんです。メニューも自由に作って、経費も各店舗に決裁権を持たせた自由な方針。

なぜかというと、店でお客さまと実際に顔を合わせ、お客さまを理解している人間に決定権があったほうが、ニーズに素早く対応できるから。あと『運営している実感があるほうが働くスタッフも楽しいだろう』という、創業者の方針で」

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「えー、知らなかった! フランチャイズみたいな形だったんですね」

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「なので、各店舗にオリジナリティーのあるメニューがそろっていたんですが……ここ10年くらい、メニューは収束に向かってますね」

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「どうしてですか?」

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「現在かに道楽は全国に41店舗ありますが、ここまで規模が大きくなると、店ごとに味やメニューが違うことがお客様のニーズと合わなくて。なので今は、だしの味も道頓堀本店のもので全店統一してますね」

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「なるほどなぁ。逆に言うと、全国で道頓堀本店のだしが楽しめるってことですね」

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「はい、まさにその通りです。また、それぞれの店で作られていたオリジナルメニューの中で好評だったものは、現在のグランドメニューに取り入れています」

 

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「収束しているようでいて、各店舗限定の味が全国に広まった、という感じなのか!」

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「はい。あとはまぁ、ある程度メニューの開発も洗練されてきたというか……カニって、手を加えれば加えるほど良さが消える繊細な食材なので、調理方法自体が限られてるんですよ。

限られた調理法をやり尽くした上で、一番おいしいメニューだけを残したのが、今のかに道楽のグランドメニューと考えていただけると、うれしいですね」

 

店長さんオススメの、通な“かにの楽しみ方”を教えて!

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「せっかくなので、かに道楽店長オススメの『かにの楽しみ方』をお聞きできたらと思うのですが!」

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「そうですねぇ……。今回みたいに『かにしゃぶ』や『かにすき』みたいな鍋ものが出た時は、単品の『かに味噌』を頼んでだしに溶くと、コクが出ておいしいですよ」

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「ギャーーー! めちゃめちゃおいしそうー! やりたいー!」

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「他にも、『飲み物込みで、1人1.5万円まで』といったように予算を提示してオーダーすると、料理人の好みで通常メニューにないお食事が出てくる可能性は高いと思います。あと、やっぱりオススメなのは、期間限定で提供している『活かに』ですね」

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「活かに? 普段食べられるメニューとは違うんですか?」

 

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「かに道楽の通常メニューは年中ご提供するために、基本的に独自の技術で一度冷凍したものを使用しているんです。それとは違い、ご注文を受けてから活きたカニをさばく、つまり鮮度抜群の『活かに』を、期間限定で2種類提供しておりまして。まずは、初夏に提供する活かに

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「あれ? かにの季節って、冬じゃないんですか?」

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「そう思われがちなんですが、実は違います。北海道のかには、夏が旬! 冬場だと流氷が張っていて、漁に出られないんですよ。夏の活かには通常、ゴールデンウィーク後から7月中旬くらいまで提供しているので、タイミングが合えばぜひ食べてみてください。

特に、みそが入った甲羅をくつくつ炭で焼いて、かにのほぐし身を入れると……もう最高です!

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「あー! それはやばい! やばい予感しかない!」

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「あともう1種類が、料理人として究極にオススメしたい冬の活かに、『松葉がに』です」

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「『松葉がに』? 普通のカニとは違うんですか?」

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「松葉がには、冬場の山陰でだけ獲れるカニ。そもそも、かに道楽は松葉がにを提供するために作られたんですよ」

 

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実はカニ看板も「松葉がに」だそう!

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「松葉がにはね、もうね……最っ高なんですよ。 まるまる1匹購入で5、6万円と少しお高いんですが、普通のかにとは全く違います

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「た、高いなぁ! そんなに違うんですか……?」

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「味がもう段違いに繊細なんです! サイズも、かに道楽の『松葉がに』は一番大きいレベルのものを提供するので、一本一本の繊維もしっかりしていて……僕にとっては、5、6万が安く感じるほど。

値段関係なく『何が一番オススメか』と聞かれたら、僕は迷わず松葉がにを勧めます。人生で、一度は食べていただきたい味です!」

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「す、すごい……今のうちにお金を貯めて、冬に備えたいと思います……! 小田さん、今日はたくさんお話をお聞かせいただき、ありがとうございました!」

 

網元は、“特別すぎる”かに道楽だった!

というわけで、かに道楽の網元を取材して参りました!

いやぁ、網元……すごかったですね。クオリティの高い料理の提供はもちろん、そこかしこに織り込まれた遊び心のオンパレード! 創業者の生き方が垣間見えるようでした。

「うまいかにが食べたい!」「贅沢したい!」と思ったら、ぜひ一度足を運んでみてくださ〜い!

社領エミでした!

(おわり)

 

紹介したお店

店名:かに道楽の奥座敷 網元本館

住所:大阪大阪市中央区西心斎橋2-13-15

TEL:06-6213-1010

営業時間:平日=17時~22時半、土・日・祝日=11時半~23時(ラストオーダーは共に21時半)

URL:https://douraku.co.jp/kansai/amimoto_h/

r.gnavi.co.jp

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

 

筆者プロフィール

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社領エミ(しゃりょう・えみ)

1990年兵庫県生まれ。Webを中心におもしろい記事を書こうと日々奮闘しているフリーのライター。女性が脱ぐとなぜ面白くならないのかいつも悩んでいる。
Twitter:@emicha4649

 

企画・編集:宇内一童/ノオト

                             
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