地域に根付くカレー風味の半身揚げ
新潟市のご当地グルメの一つに「鶏の半身揚げ」があります。
半身揚げ自体は各地にもある料理だとは思いますが、新潟の半身揚げはカレー味がついたタイプが主流となっています。
今回紹介するカレー味の鶏半身揚げの老舗店はこちら
「せきとり」
「せきとり」は戦前より養鶏業者を営んでおり、先代が1959年より屋台にて、ひなどりの半身揚げを提供したところ大好評だったとのこと。
そして、今では雑誌やテレビなどでも取り上げられるようになり、新潟市民の誰もが知る人気メニューとなりました。
そんな「せきとり」の看板メニューがコチラ
半身から揚げ
ひなどりを左右半分に切り分けた半身に、カレー味が付け揚げられています。
焼き鳥と大きさを比べるとこんな感じ。
そのままでは大き過ぎて食べずらいので、箸で切り分けるといいでしょう。
モモの付け根の部分に箸を入れると簡単に半分にする事ができます。
表面はカリっとし、カレー風味が香ばしく、肉はしっとりと柔らかい仕上がりで、肉の旨味もしっかりと伝わります。食べ始めたら止まらないやみつきになる味です。
また、半身をそのまま使っていることもあり、鶏のさまざまな部位の肉を食べられるので、一品の中に色々な美味しさが詰まっています。
ボリュームもあり、とても美味しい一品でした！
鶏料理をつまみにお酒を楽しめるお店
こちらのお店、基本的には居酒屋なのですが、今回は車で行ったため、ウーロン茶を注文しました。
野菜サラダ
サラダの上にも鶏肉がのっています。
半身揚げの他にも、焼き鳥の肉と皮があり、それぞれタレと塩があるので、１本ずつ注文してみました。
肉と皮（タレ）
続きましては塩味
これらの品はお酒のつまみに最適なのですが、今回はソフトドリンクの為、ご飯のおかずとして頂きました。
鶏の旨味がたっぷりと詰まったスープも絶品 半身ムシ焼
こちらのお店では、半身揚げの他にもう一品、鶏の半身を用いたメニューがあります。
半身 ムシ焼
半身揚げ同様に、モモの付け根に箸を入れて半分に切り分けました。
結構柔らかい半身揚げと比べても、格段に柔らかいため、サクっと切ることができました。
自家製スープで半身を蒸し上げたという鶏肉には、もともとの肉の味に加え、スープの味も染み込み、強力な旨味を醸し出しています。
下にあるスープはトロトロの状態になっており、鶏皮や骨の軟骨部分からのコラーゲン質がたっぷりと溶け込んでいることがわかります。
鶏の旨味がたっぷりと詰まり、とても深い味わいとなっており、また、ライスにかけてみるのもおすすめです！
今回、半身揚げと半身蒸し焼を一品ずつ食べたので、頭、モミジ、内臓などを除けば、ひなどり１羽をほぼ丸々食べた形となります。
さすがに満腹となりましたが、鶏はそれ程重くないので、食後の後味も良かったですね。
そして、何より美味しかったです！
新潟市に古くから地域の味として根付くカレー味の半身から揚げを食べに「せきとり」へ訪れてみてはいかがでしょうか？
紹介したお店
せきとり本店
住所：新潟市中央区窪田町３丁目１９９
TEL：025-223-5934
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