新潟に根付くご当地グルメ「タレかつ丼」
今回は、新潟のご当地グルメの一つ「新潟タレかつ丼」をご紹介したいと思います。
「カツ丼」といえば日本全国で最もポピュラーなのは「玉子とじ」のスタイルで、また、地域によっては「ソースカツ丼」などもメジャーだと思います。
そうした中、新潟では揚げたトンカツを甘辛い醤油ダレにくぐらせた「タレかつ丼」が地域の味として根付いています。
タレかつ丼の誕生は昭和初期と言われています。当時は新潟市中心部にラーメンや洋食など多くの屋台が営業しており、その中の一店で提供されていたカツ丼が玉子とじではなく「タレかつ」だったとのことです。
その後、タレかつ丼は新潟全域に広がっていき、現在では、県内のさまざまなお店がタレかつ丼を提供するようになり、また、家庭でもタレかつ丼を作る光景は日常的なものとなりました。
このようにして、タレかつ丼は「新潟の味」として広く認知されるに至ります。
ちなみに、新潟市で育った私は、高校生位まではカツ丼といえばタレかつ丼が当たり前だと思っていました。そして、関東へ進学した際、外食や他の地域出身の人との会話の中で、タレかつ丼が新潟独自の物であることにようやく気付きました。
新潟タレかつ丼の人気店へ潜入!
そんな新潟タレかつ丼の人気店がこちら。
「とんかつ政ちゃん」
こちらは、タレかつ丼の元祖のお店で修行をした先代が独立し、オープンしたお店です。
そして、2代目社長が「新潟タレかつ丼」の名前を付けたことで、タレかつ丼の知名度は飛躍的に高まりました。
今回注文したのは「特製かつ丼」のご飯大盛り+サラダセットです。
上からの写真では、伝わりにくいので横から撮影してみました。
スゴいボリュームです・・・。
フタが閉まらない程です。
パっと見、帽子を被っているようにも見えます。
フタを取るとこのような感じ。
特製の甘辛い醤油ダレが染み込んだカツがのっています。
カツの下のご飯はこんな感じです。
(いったんカツをフタの裏側にのせて撮影しました)
ご飯にも甘辛いタレがしっかりと染み込んでおり、とても美味しいですね。
ご飯の下に、また何かが潜んでいます。
撮影用にフタにのせておいたカツをご飯の上に戻し、食べ進むと・・・
ご飯の下にまたカツが現れました!!!
「特製カツ丼」というのは、2段重ねになったカツ丼のことなのですね。
味も美味しく、ボリュームたっぷりで満足度の高い一品です。
この2段になったカツ丼のインパクトに魅せられ、遠方から足を運ぶお客さんも多いのだとか。
タレかつ丼以外にも豊富なメニューが揃う
タレかつ丼以外にも、「とんかつ定食」「味噌とんかつ定食」「ポークソテー定食」「大海老フライ定食」「ハンバーグ定食」などの各種定食、そして豊富な種類の一品料理など、さまざまなメニューが揃っていますが、今回はその中からもう一品チャレンジしてみることにしました。
「とんかつ定食」
肉の旨味も残り、適度な歯ごたえ、そしてカリっとした食感が実に良かったです。
ご飯、味噌汁がおかわりできるのも嬉しいですね。
最後に、元気で可愛らしい看板娘のお2人を撮影させて頂きました。
新潟にお越しの際は、新潟の歴史が詰まった「新潟タレかつ丼」 を食べにこちらのお店に寄ってみてはいかがでしょうか?
紹介したお店
とんかつ政ちゃん 沼垂本店
住所:新潟県新潟市中央区沼垂東5-12-1
TEL:025-245-2994
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