ミャンマー・シャン族の「小さい“ォ”で始まるメニュー」の現地感が最高すぎた…!アジア好きなら神保町へ急ぐべし

神保町すずらん通りにある「エーヤナディーキッチン」(住所:東京都千代田区神田神保町1-19-1)は、タイとミャンマーの料理が楽しめるお店ですが、中でも珍しいのはミャンマーのシャン族の料理がいただけるところ。「ォンノウカオスェ」(ココナッツラーメン)をはじめとして、ミャンマー人のティティさんが手がける料理は現地感と滋味にあふれたアジアらしい味。パクチーなどのエスニック要素をたっぷりと楽しんでみてはいかがでしょうか?(神保町のグルメアジア・エスニック料理

ミャンマー・シャン族の「小さい“ォ”で始まるメニュー」の現地感が最高すぎた…!アジア好きなら神保町へ急ぐべし

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こんにちは!デカ盛りと食べ放題を求めて津々浦々のライター、猫田しげるです。

 

さて、日本ほど世界中の料理を食べられる国はないと言われていますが…

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小さい「ォ」から始まる料理があるのはこのお店ぐらいではないでしょうか?ということで、紹介させてください。

 

神保町すずらん通りに降臨した「エーヤナディーキッチン」

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メニューにはグリーンカレーやガパオライス、カオマンガイなどがあり、何の変哲もないタイ料理店のように思えます。が、よく見てみると……

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「シュエタウンカウ・スウ」「トーフヌエ・カオスエ」

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「ココナシンラーメン」など、聞き慣れないメニューが並んでいます。 ※このココナシンラーメンは、冒頭に出てきた「ォンノウカオスェ」と同じものです。

 

タイ料理店では珍しい券売機f:id:nekotashigeru:20180417162809j:plain

店外には券売機(ラーメン店の居抜きであることを私は知っています)がありますが、大体のお客さんは「これおいしそう、トーフ……黄色いやつ」「私これにしよう。ナントカそば」などと、正式名称を音読することを放棄しています。

実はこちら、タイ料理店「バーン・クン・メー」(本郷・東大赤門前)と「クルチャオプラヤー」(板橋)の姉妹店で、オーナーは日本語堪能なミャンマー人のティティさんです。ティティさんは普段は本郷におります。神保町のスタッフさんは日本語が少し苦手ですので、用がある時は「バーン・クン・メー」(03-3868-3063)に電話するのが良いでしょう。

 

他の2店は普通のタイ料理店ですが、こちらはミャンマー料理、その中でも珍しいシャン族の「シャン料理」を味わうことができる貴重な店なのです。

 

昼も夜も提供しているセットがお得

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ガパオライスや麺類は単品800円ですが、セットにするとミニガパオとサラダがついてお得です。

 

 ココナッツ好きにはたまらない「ォンノウカオスェ」

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さて、この音読できない「ォンノウカオスェ」ですが、別名「ココナッツラーメン」とあるではありませんか。

歳がバレますが、私は大学時代に流行ったタピオカココナッツにハマって以来、大のココナッツミルク好きです。最近は100円ショップにも売っているので、大量に買い込んでは練乳を入れて缶ごと飲んだり、お汁粉に入れたり(かなりイケる)と独自の食文化を楽しんでいます。

しかし今までなぜ日本になかったんでしょう、ココナッツラーメン。エーヤナディーキッチン様、よくぞ神保町に降臨してくださいました。

 

これが「ォンノウカオスェ」だ!

f:id:nekotashigeru:20180417162813j:plain音読もしづらいですが文字で打ち込むのも大変な「ォンノウカオスェ」。スープは、ニンニク、タマネギ、唐辛子、鶏肉を炒めたものに、たっぷりのココナッツミルクと魚醤を入れて煮込まれています。

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スープがゆで卵の黄身と同じ色ですね。

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鶏そぼろに唐辛子が絡んで、見た目にもスパイシーです。

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この揚げたものは何ですか?と尋ねたら、「揚げ物!」と答えが返ってきました。

味は、マイルドなカレー風味で、ココナッティ感はそこまで強くありません。見た目よりもあっさりしていて、とても滋味深いです。パクチーも一緒に食べると一気にアジアンテイストです。

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辛味が足りない人は、お好みで卓上の「食べるラー油」的な自家製調味料を入れましょう。はっきり言ってコレ、めちゃくちゃ辛いです。

レモンも一緒にかけて混ぜるのが現地流の食べ方です。

 

ミャンマーのまぜ麺「シュエタウンカウ・スウ」

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次の「シュエタウンカウ・スウ」が来ました。こちらは汁なしのまぜ麺ですが、こちらにもココナッツミルクがかかっています。嬉しいココナッツ縛りです。

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具は鶏そぼろ、タマネギ、ゆで卵などですが、この茶色い粉、何かと思ったらきな粉だそうです。何を思ってミャンマーの人はラーメンにきな粉をぶっかけるのか不思議ですが、ココナッツと合いそうですね。実食してみます。

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しっかり混ぜましょう。こちらも、ニンニク、タマネギ、唐辛子、鶏肉を炒めたタレがベース。きなこが香ばしく、辛みもさほど強くありません。

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ココナッツミルクを直に麺にかけている分、より椰子感が立った味わいです。……椰子感?そういえばココナッツミルクって何なんでしょう。なぜ椰子の実からミルク?調べてみると「ココ椰子の実がココナッツで、その中にある種に含まれる固形胚乳を砕いて絞り出して液状にしたものがココナッツミルク」なのだそうです。


味が全く想像できない「トーフヌエカオスエ」

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さて、最後は一番インパクトのあるビジュアルの「トーフヌエカオスエ」です。茶色と黄色のマーブル模様、日本では全く見かけない食べ物ですね。

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「トーフ」と名乗っていますが、大豆を使った「豆腐」とは全く異なるもので、ひよこ豆のペーストなのだそう。最近はやりの「フムス」ですね。こちらはココナッツを使っておらず、茶色い部分は魚醤ベースの甘辛いタレです。そして麺は米麺です。いよいよアジアっぽくなってきました。

 

思った以上に固体だった!

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混ぜて食べるのが一般的だそうですが、まずスープだけすくってみました。スープというよりゼリー状の固体です! よくぞここまで凝固したなと思うほど、弾力と粘力をフルに発揮してブルンブルンとレンゲの上で震えています。麺がスープに浸かっているのではなく、米麺がひよこ豆ペーストの布団をかぶっていると表現した方がぴったりです。

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口に含んでみると、ひよこ豆のこっくりしたコクと酸味、辛みが見事なバランス!カリカリした落花生もトッピングされ、軽快な食感も楽しめます。

例えて言うなら、「めっちゃうまい糊」でしょうか。あ、誤解しないでください、本当にうまいんです。ムチムチ、ブルブル、カリカリ、甘み、辛み、酸味……いろんな食感と味がミックスされた、絶対に日本にはない味わいです。

 

ビジュアルは悪いがこれが正しい食べ方

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ティティさんのアドバイス通り、激しく混ぜていただきます。インスタ映えは全くしません。しかし麺によく絡めて食べないとこのトーフヌエカオスエの醍醐味は楽しめないのです。

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言い忘れましたが意外とこの麺、量があります。のびないうちにスピーディーに食べないとどんどんボリュームが増してきます。

f:id:nekotashigeru:20180417162927j:plainこちらも辛味調味料とレモン汁を加えると、味がすっきりします。麺は柔らかくなってブルブルのトーフに混ざりきっているので、箸よりレンゲですくったほうが食べやすいです。

 

ガパオライスも現地っぽい

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おっとー!トーフヌエカオスエはセットにしたので、ミニガパオが付くのでした。しかしプラス200円でサラダとこのミニガパオが付くのは断然お得です。

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ミニと言いながらご飯軽く一膳分ぐらいあり、具は「そぼろ」などといったチマチマしたものではなく、大粒の鶏肉がゴロッと乗っています。

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辛さはほとんどないので、こちらも辛味調味料などで調整しましょう。油とタレが染みたご飯がたまりません。絶対セットにすべきでしょう。

 

夜も不思議な「シャン料理」

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夜もお酒と一品料理が充実しており、壁には「ラペットゥ(発酵茶葉のサラダ(税))」「コームーヤン(豚トーロ炙り焼き)」「チィンドーチ(ミャンマー伝?のサラダの底)」などと興味深いメニューが貼られています。※( )内は原文ママ

 

ティティさんが推したい情報「テイクアウト」

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6月からは3店舗同時に夜のコースとテイクアウトに力を入れるそうで、「この情報を絶対載せて!」とプッシュされました(笑)。


この店の常連になって、「ォンノウカオスェ」「シュエタウンカウ・スウ」「トーフヌエカオスエ」をさらっと言えるようになるのが私の目標です。皆さんもいかがですか。

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紹介したお店

店名:エーヤナディーキッチン

住所:東京都千代田区神田神保町1-19-1

TEL:03-6811-0787

※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。 

 

 

プロフィール

猫田しげる

デカ盛りと食べ放題を求めて津々浦々。おいしいものもおいしくないものも大好きです。

 

猫田しげるの以前の記事はこちら

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