こんにちは、ほそいあやです。
すっかり年の瀬ですがいかがおすごしでしょうか。
今日は、北海道グルメのお店に来ています。
本当は教えたくない、穴場中の穴場なのですよ。
新松戸「カムイ」にやってきました。隠れ家のような店内です。
店長さんと奥様、アルバイトの方も全員、「HOKKAIDO」とプリントされたTシャツを着ています。かっこいい。どこに売っているのかと尋ねると、特注だそうです。
お通し・席料はナシ。好きなつまみから始められるのいいですね。
「蝦夷のリュウキンカ」の漬け物があるということで、キンミヤロックに合わせてみます。
蝦夷のリュウキンカは、名の通り北海道の山菜で、味が良く珍重されているそうです。なかなか食べる機会に巡りあわない、まさに珍味中の珍味。
歯ごたえは野沢菜を細くした感じで、ほろ苦い後味が素敵。
いつもはビールから始めるけど、焼酎ロックは正解。最初っからこの組み合わせはしみる〜。
アイヌネギ(行者にんにく)の醤油漬け。漬かり具合がちょうどよい。
行者にんにくの旬は春ですが、冷凍してあるそうです。
行者にんにくはこんなにおいしいのに手に入りづらいので、出会うと嬉しい山菜ナンバーワンです。
氷頭(ひず)とは鮭の鼻先の軟骨で、氷のように透き通っているからこの名前だそうです。なますでいただきます。
こりこりしていて、歯ごたえが面白い。ちょっとナマコのような、日本酒に合う珍味です。
氷頭、置いてあるお店はなかなかないようなので貴重。
生ウニ刺し900円! 新鮮で甘かった〜。日本三大珍味であるウニがどうおいしかは説明不要ですね。北の海っぺりに住みたくなる。
ホヤ刺し。ホヤの塩辛もありますが、刺身って置いてある店は少ないのでこっちにしました。
わたくし、海産物の中で一番の珍味はこいつだと確信しております。得体の知れぬビジュアルも含め。
磯くさくてうめー。海で溺れた時の味が陸上で味わえます。
ホヤ酢がポピュラーな印象があるけれど、私はわさび醤油で食べるホヤが一番すきかもしれない。
北海道の酒の肴で花咲くテーブル。
しかしまだまだ北海道のうまいもんはあるのだった。
道民の鮭への偏愛が生んだともいえる、ルイベ。凍っている魚をちびちび食べるのは楽しい。
トドのルイベは食べたことあるけど鮭のルイベははじめてといったら笑われましたけれども。
牡蠣のバター焼き。このお店のバター焼きは衣がついているんですね。これがパン粉の衣だとカキフライですが、これくらいの衣だと揚げ物のようにもたれることもなくて良いアイデアだと思いました。
松の実の塩焼き。松の実を炒って塩をかけた(塩で炒った?)だけなのだけど、香ばしくて止まらないんです。
これ、永遠に酒が飲めるのでは。松の実ってトッピングに使うくらいだったけど、こんな食べ方があるとは。
簡単だし、今度真似してみよう。
じゃが汐辛(ポテトの汐辛のせ)も北海道っぽい一皿です。ほくほくのじゃがいもに塩辛。これも真似したくなる。簡単だけど絶妙なコンビネーションで、お酒をおいしくしてくれる料理です。
今回は北海道らしい料理を中心にセレクトしましたが、他にもご主人と奥様のアイデアあふれる創作料理もたくさんありました。価格も良心的なのが嬉しい!
「料理はどれもいつでもあるとは限らないので、なくてもがっかりしないでください」と店長さん。ネットを見て遠いところからわざわざ食べにくるお客さんもいるようです。お目当ての料理があっても仕入れの関係で提供できない場合もあるということを心得ておいてくださいませ。
以上、新松戸「カムイ」でした。
気になる入り口のコインロッカー。誰がどんな時に使うんだろうという疑問は一旦持ち帰り、次回来店の際に答え合わせをしたいと思います。
紹介したお店
北海食堂カムイ
住所:千葉県松戸市新松戸1-354-2-2F
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/