こんなに濃厚クリーミーな豆腐があったとは!松山に来たら「まめ楽」の石臼挽き豆腐を絶対に食べてほしい

「まめ楽」(愛媛県松山市岩崎町2-12-1 パークハイツ野本1F)を紹介します。石臼挽き、手絞りにこだわった豆腐を販売しているお店で、豆の味が濃く、クリーミーな美味しい豆腐をいただけます。石臼挽き、手絞りの豆腐は手間がかかるため、作り手がどんどん減っているのですが、店主の小柳さんはこの作り方のほうが豆の香りが残りやすいといった理由で、従来の方法にこだわっています。まめ楽では豆腐づくしの「石臼豆腐定食」のほか、ガトーショコラやおからドーナツなど、豆腐を使ったスイーツも充実。これらスイーツやお惣菜は持ち帰り販売もしています。市電「道後公園駅」のすぐそばにあるので、観光のついでにも立ち寄りやすいですよ。石臼挽き豆腐は他ではなかなか味わえないので、ぜひ立ち寄ってみてください。(松山のグルメ和食

こんなに濃厚クリーミーな豆腐があったとは!松山に来たら「まめ楽」の石臼挽き豆腐を絶対に食べてほしい

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こんにちは。さすらいの畦道ライダー、四国案内人の林ぶんこです。

こう暑い日が続くとバイクにも乗れず、家でボーっとする日々が続き、食欲もなくなってきます……と、そんな時に食べたいのはさっぱりしていてかつ栄養価の高いもの、つまり「豆腐」ですよね! 

松山市内に、昔ながらの石臼挽き豆腐の店があり、そこの豆腐が濃厚でクリーミーで悶絶級にうまいらしい!というウワサを聞きつけました。はたして、石臼挽きの豆腐ってそんなにおいしいのでしょうか……?

真偽のほどを確かめに、さっそくそのお店「まめ楽」に行ってまいりました! 

 

豆の味が濃い!なめらか!石臼挽き豆腐めちゃくちゃ旨い!

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「まめ楽」は、松山市民の憩いの場所、道後公園のすぐ前にある市電「道後公園駅」から徒歩30秒くらいのところにあります。

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さっそく、限定10食の「石臼豆腐定食」(1,300円)をいただいてみます。こちらの定食は、メインの豆腐丼に豆乳スープ、出来立て豆腐に小鉢が付いたもの。豆づくしですね。

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まず豆腐丼の豆腐からいってみます。ご飯に豆腐、かつおぶしというシンプルだけど間違いのない組み合わせ! 

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豆腐の味が濃い!写真では醤油をかけていますが、醤油なしでも断然OKです。

噛むほどに出てくるごはん(七穀米)の甘みと、濃い豆の味が合わさり、どんどんスプーンが進んでしまいます……!これは美味しい!

続いて出来たて豆腐。

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豆腐というより、クリームのようなヨーグルトのような、このなめらかさ!

梅塩のしょっぱさで豆腐のコクがより引き立ち、豆腐というより何かのデザートみたいな食感です。ホント、これは悶絶級に旨い!と100%言い切れます!

ふんわりやさしい口当たりだけど、豆の甘みが口いっぱいに広がるしっかりした味。文句なくウマいな、コレ……。

 

豆乳スープも濃厚!野菜もゴロゴロ入っています。

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たかがお豆腐のごはんでしょ、ってなめてましたが満腹です!

他は揚げ豆腐と野菜と、植物タンパクだけで、やさしくずっしり!と、お腹にたまる石臼豆腐定食でした。

 

店主小柳さんにこだわりの豆腐づくりを見せてもらいました

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こちらが、このめちゃくちゃ旨い豆腐を作っている「まめ楽」店主の小柳さん。

小柳さんは山口県出身。もともと松山に縁もゆかりもなかったとのことですが、転勤で松山に住み始めたことをきっかけに、松山が大変気に入ってしまったそう。

そして次の転勤辞令が出た時に、なんと勤めていた企業を辞めて、松山に定住することを決意。知人がやっていた石臼挽き豆腐の店を受け継ぎ、2年ほど前にここ道後でお店をオープンさせました。

こだわりの豆腐づくり 前半(豆→豆乳)

というわけで、こだわりの豆腐づくりを見学させていただきました。

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愛媛にこだわる小柳さんらしく、原料に使うのはメジャーな北海道産大豆ではなく、愛媛産の大豆。

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愛媛・宇和盆地産の乾燥大豆を2晩水に浸けて戻し、それを石臼で挽き、豆の旨みと栄養成分がたっぷりつまったクリーム状の「呉(ご)」というものにしていきます。

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軽やかに石臼を挽きつづける小柳さんですが、実はこの石臼は20㎏以上の重さがあるんです。

どのくらい重いのか?と手を伸ばして、こちらからハンドルを少しひっぱらせてもらいましたが、半周も回りませんでした……。

「やっぱり慣れですよね。1回分の豆腐をつくるのにだいたい1時間、1,000回くらい石臼を回すんですけど、慣れないうちは(石臼を回した後は)お箸も持てないくらい手が腫れましたよ。最初は1日かけて1回分の豆腐をつくるのがやっとでした。だけど、今は多い時で一日4回豆腐をつくってますからね」と小柳さん。

腕でなく、腰で臼を回すのが疲れないコツなんだそうです。

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そして約1時間、石臼を1,000回挽きつづけて約2.5㎏の大豆が「呉」になります。

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次にこの「呉」を手でしぼって、豆乳とおからに分けていきます。

(人気の豆腐店だけあって、この日は全国版の旅行雑誌の取材も来ていました)

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約30分かけて丁寧に絞っていきます。小柳さんが手作業にこだわるのは、豆の香りと栄養分を残したいから。

 「手が腫れちゃった時に、これじゃ無理かもと思い、機械も買ってみたんですよ。だけど、全然味が違っちゃって。機械を使って高速で豆を挽いちゃうと、摩擦熱のせいなのか、香りが飛んじゃうし、タンパク質も壊れちゃうでしょ。おからも、機械だと絞りすぎちゃうから、しっとり感がなくなってスイーツに使えなくなっちゃうんですね」

やはりあの悶絶級の美味しさは、石臼挽きの手絞りでしか出せない味なのです。豆腐、奥が深い!

 

こだわりの豆腐づくり 後半(豆乳→豆腐)

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豆乳を10分ほど火にかけると、メレンゲのような泡がもこもこ出てきました。

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泡をすくいとり、液体だけにします(泡は時間が経ってもしぼまずモコモコのままなので、とっておいて料理に使うのだそう)。

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まだ豆乳の状態。これににがりを入れて、固めて豆腐にします。

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いろいろな計器を使って、慎重ににがりの量を決める小柳さん。

「豆腐作りを始めてまだ日が浅いので、データから量を決めています。その日の天気や温度、湿度、豆乳の状態を全て数字で記録しています。思った通りに固めるのは難しくて、ここが一番気を遣う工程ですね」

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宇和産の大豆とともに、小柳さんがこだわっているのがにがり。海水を天日干ししてつくる高知・黒潮町産の天然塩「塩丸」と一緒につくられる「塩丸にがり」を使っています。

だから、まめ楽の豆腐には醤油ではなく「塩丸」が一番合うのだそうですよ。

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にがりを入れたら、後は湯せんに30分ほどかけて、

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できあがり!

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石臼を挽き始めてから約2時間半かけて、お豆腐ができあがりました。

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クリーミーで濃厚、豆の旨さたっぷりの「まめ楽」の豆腐のできあがりです!

そして「豆腐ができたよー」と、あの昔なつかしい豆腐屋さんのラッパの音色が辺りに響き渡ります。豆腐ができあがるたび、小柳さんはこのラッパを吹くのだそう。

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「石臼挽きの豆腐ってごらんの通り、手がかかるわりには少ししか作れないので、だんだん作る人が減ってしまって。もう国内でも数えるほどしかいないんですよ。

でもこの通り美味しいでしょ?豆腐づくりに限らず、美味しくても生産性の悪いものって商売として成り立たない。だからどんどん減ってしまう。でもそんな世の中って寂しいですよね。僕の豆腐が、そういった消えつつある良いものに興味を持ってもらえるきっかけになればいいんですけど」

真面目に頑張っている人たちが報われる世の中になってもらいたい。

そんな願いも込めて、小柳さんは昔ながらの方法にこだわり、豆腐を作っているそうです。

 

お豆腐スイーツも充実!カフェとしてもどうぞ

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まめ楽は 「豆腐カフェ」でもあり、おからや豆乳をつかったカフェメニューも充実しています。

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ガトーショコラ」(300円)と「おからドーナツ プレーン」(160円)をいただいてみました!

ガトーショコラは全く普通に美味しいガトーショコラだし、ドーナツが美味しいのなんのって!しっとりもちもちな食感です。卵と牛乳を使わずに、豆だけでこんなに美味くできるなんて……!!

なるほど、これは手絞りの、しっとりおからだからこそ出せる味なんですね。

 

さらに、惣菜屋さんとしての顔も持つ「まめ楽」。

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先ほど紹介したドーナツなどおからスイーツをはじめ、お豆腐、豆乳なども販売しています。

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豆の旨味がたっぷりの懐かしくて優しい味、石臼挽き豆腐は他ではなかなか味わえません。松山に来られた際には道後公園すぐ前の「まめ楽」へ、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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紹介したお店

まめ楽
住所:愛媛県松山市岩崎町2-12-1 パークハイツ野本1F
TEL:089-961-1255
OPEN:6:00 / CLOSE:18:00
定休日:日曜・月曜

 

著者プロフィール

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林ぶんこ

相棒エストレヤと四国の畦道や山道をトコトコするさすらいの0850(オバハン)ライダー。

ブログ:四国トコトコ
Twitter :@tepo11734

                             
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