こんにちは!ライターのみやけです。私は今、東京の大久保、中国料理「大豊収」におります。
ここで本格的な四川・東北料理、さらにめちゃウマな牡蠣鍋が食べられるというウワサを聞きつけ、やってきました。
場所は大久保駅前すぐ。入り口も看板も大きいのでとてもわかりやすいです。
店内は、広くてキレイ! 大久保周辺の料理屋さんに正直内装は期待していなかったりするんですが(失礼)、ここは外側と同様、とてもキレイでした。
メニューにまず驚き。
とにかく、種類が半端なく多いんです!!!
もはやチェーン店か?それ以上か?と思ってしまうくらいメニュー数が多くて、しかもどのメニューもしっかりしていて……ここはきっとどれも美味しい気がする。そう、私の本能が言っている。
軽い気持ちで頼んだ羊カルビ串が人生最高だった
たっくさんのメニューから一品目に選んだのが、「トマトときくらげの炒め物」です。
私、トマトと卵の炒め物が好きでよく作るんですけどなかなか上手に作れないんですよね……ベシャベシャになってしまうし酸っぱいし、卵もうまいこと火を通せない。
ですが、これはまさに理想の「トマト×たまご」でした。トマトを惜しげも無く使っているのに酸っぱすぎず、むしろふんわりとしたたまごの甘さを引き立てる。さらにきくらげのプリプリとした食感の楽しさ…! ご飯と合わせても最高の味付けです!やっぱりプロはすごい。
串焼きのメニューも見開きでガッツリ。かなり種類があって迷います……一本ずつ頼んでオリジナル串焼き盛り合わせを作っちゃうのも最高ですね!
羊カルビを頼みました!普通の羊串ではなく、羊カルビとな。
味つけは4種類から選べるのですが、「シルクロード味」にしました。クミンがたっぷりまぶしてあって、香りがすっごく良いぞ……
これ、めっちゃくちゃジューシー。美味しい!
柔らかくて、全然スジスジしていない。さすがカルビ(?)と言うべきか。わりと本気で、今まで食べたクミン味のラム料理の中で、一番美味しかったです。
こちらはジャガイモムチム。「ムチム」とは韓国語で和え物のことで、様々な食材をごま油やコチュジャンなどで和えたものということらしいです。
この時はムチムという意味を知らなかったので、炒め物と思って頼んで食べてみたらびっくり。冷菜でした。
味は酸味もあって、刻んだジャガイモ・人参がシャッキシャキ!見た目からして辛いのかなと思いきや、全然辛くないです。さっぱりしていて美味しい。時々くるパクチーの存在も嬉しいです。というかここ、一品一品のボリュームがすごいな……
この鍋、意外な組み合わせなのにめちゃくちゃ美味いぞ…!?
ちびちび飲んでいるうちに、お目当ての料理が運ばれてきました。
牡蠣とラム肉の大根鍋です。
牡蠣!?ラム!?そして大根!? 驚きの組み合わせでしょう。
私も目の前に来るまでどんなもんなんじゃ?と思っておりましたが、まさにドン。と生牡蠣とラム肉が容赦なくのっております。パクチーも見える。
混ぜながら、ふつふつと沸騰していくとカキにも火が通り、春雨も見えてきます。ここで、ものすっごく良い香りが……!!生臭くもなく、獣臭くもなく。ただただ良い香りです。ずっと嗅いでいたい。
ずいぶん春雨入ってるな……と思ったら、ここに大根がいました。輪切りで入っていることを想像していたら、まさかの糸状。こんなの見たの、私初めてなんですけど……
ふむ。全ての材料がお椀に投入されました。お味はいかに……
ラムの香りと牡蠣の香り、陸のものと海のもので喧嘩をしそうなものなんですが、お互いの香りをお互いが高め合っているというか……そして淡白なはずの大根の香りも強くて、嗅いだことのない香りが口の中に広がります。
なかなか文章で表現しづらいのですが、とにかくこれ、美味しい!
スープは見た目が白くてクドい味なのかな?と思いきや、かなりあっさりめのスープ。そこにラムと牡蠣の濃厚な香りと旨味が加わり、大根が口をさっぱりとさせてくれる。初体験の鍋です。
春雨のプルプルとの食感もかなり楽しい。味・食感・香り。いろいろな側面からこの鍋は楽しむことができるんだ…!
これ、鍋ひとつで1,280円なんですけど、ボリュームがすごいのは前述のとおり、春雨が膨れ上がって食べても食べても減りません。コスパが…良すぎる……
終盤になるとスープに食材の旨味が溶け込んで、かなり極上のスープになっています。
大久保の大豊収、全部外れなくドンピシャで美味しかった……! お腹いっぱいです。
今回二人でお邪魔したのですが、それだとなかなかコンプできないので、ぜひ大人数で来たいなと思ったお店でした。
紹介したお店
大豊収
住所:東京都新宿区百人町2-27-5
TEL:03-3365-7577
著者プロフィール
みやけ(@a_komotomo)
食べることと散歩が好きな平成4年生まれ。無職になりました。
阿古本という名前で絵を描いていたりもします。
ツイッター:https://twitter.com/a_komotomo
note:https://note.mu/genghis_khan