こんにちは!ライターの佐藤樹里と申します。
すっかり寒くなり、「ジビエ」の季節が到来しました。
ここ最近のジビエブームもすっかり定着し、ジビエ料理はぐっと身近になりましたよね。しかし!こんな声を耳にするのも事実です。
「ジビエジビエってよく聞くけど、なんか怖いし、まだ試したことないんだよね」
「ジビエは臭みが気になるし、カタそう」
「ジビエっていっても、シカ肉とイノシシ肉くらいでしょ?」
いやいやいや、お待ちください!
北は北海道、南は九州熊本まで、全国各地のハンターさん&生産者さんから直送されたお肉をいただける「ジビエ×ビストロNico」に行けば、その考えは改まるはず!なんでもこちらのお店、鮮度や状態にこだわりまくっていて、臭みとは無縁の、生命力あふれ出るジビエ料理を楽しめるのです。しかも一年中!しかも集まってくるお肉の種類もめちゃくちゃいっぱいあるらしい。
ジビエを語りたければまずは食べ比べから
お店に来たら、何はともあれ「ジビエグリル盛り合わせ」(2,250円 / 300g)を注文しましょう!なんてったって豪華なんです(仕入れ状況により内容が変わります)。
こ、これは……!!!なにこの贅沢な盛り合わせー!右上の北海道のエゾシカから時計回りに、熊本県のイノシシ、愛知県のウズラ、秋田県のウサギです。1皿で4種類もいっぺんに楽しめるって、すごい得した気分になりますよね。
一品ずつ見ていきましょう!まずは北海道のエゾシカから!ジビエといったらやっぱりシカ肉を思い浮かべる人も多いのでは?
みてください、この繊細できめ細やかなお肉……!見ているだけで胃がキュッとなります。肉質もしっとりと柔らかくて美味しいです。ジビエは臭みが気になるって言っている人に食べさせたい。ここには旨味しかありません。
お次は熊本のイノシシです。
こちらもジビエの定番、イノシシ。赤身肉で、ガツンとした生命力のあふれるお肉です。噛めば噛むほど、深い旨味がじわ~~~~~っと出てくる感じ。ずーっと噛んでいたくなります。イノシシ肉ってこんなに美味しいのか、感動……!
愛知のウズラ。
柔らかくコクのあるお味!鶏より小ぶりだからてっきりカタいと思ったのに……。ウズラといえば日本では卵のほうがメジャーな気もしますが、ヨーロッパでは肉もよく食べられているのだそうです。
最後に秋田のウサギ。
筆者も実はこれが初めてのウサギ。味わいは鶏もも肉に似ています。旨味が濃縮されており、とっっってもジューシー!鶏より噛みごたえがある感じも気に入りました。
4種類ともシンプルな味付けなので、お肉本来の味をダイレクトに感じられます。食べ比べが楽しいですね。何はともあれ、まずはこの盛り合わせがオススメです!
ジビエ肉は美味しいだけでなく、栄養価の高さも注目されているんですよ。
多くのジビエ肉が高たんぱく質で低脂質、さらに現代人が不足しがちな亜鉛、鉄分などを豊富に含んでいるのです。店内にはこんな黒板もありました。お肉選びの参考にどうぞ!
グリルだけじゃない!一品メニューがどれも絶品すぎるぞ!
グリルだけでなく、他のメニューも美味しかったので紹介させてください!
さっぱりとおつまみにぴったり!Nicoのポテサラ(450円)
ポテトサラダといえば、みんな大好きお酒のおつまみ。マヨネーズが入っているのが一般的ですが、このポテサラは塩・胡椒・ヴィネガーで味付けしていて、なんとマヨネーズ不使用!いったいどんな味なのでしょう……?
ピリッと胡椒がアクセントになっていて、さっぱりしているのにあと引く味!これは…酒が進んでしかたないやつ……!自家製猪ベーコンも入っていて、旨味をプラスしてくれています。頼んで損なし!むしろ頼まないと損するかもしれない。
旨味が詰まってるー!蝦夷鹿もも肉のタルタル(850円)
空前絶後の美しさ……!!!その見た目からもオーラを感じます。
横からもパシャリ。なんでしょうこの上品で厳かな雰囲気は。この輝き、まさに北海道からの使者です。いただきます!!!
直球勝負で舌から脳天に美味しさが直接伝わってくる!!!真空・低温調理によってしっとり仕上げられた鹿肉、スゴすぎました。「ジビエ肉はカタい」とか言っているのはどこの誰ですか?早急に、一刻も早く、この一皿を食べてください!!!
シェリービネガー(シェリー酒の樽の中で熟成させて作るビネガー)の爽やかな酸味がお肉の美味しさを引き立てています。これぞエゾシカの本気……!
舌触りがたまらん……!ヤミツキ注意報発令の「鶏白レバーのコンフィ」(650円)
ジビエではないのですが、希少な鶏白レバーのコンフィもあります。右下にあるのが鶏白レバー、真ん中にあるのはプルーンとイチジクの赤ワインコンポート、上にあるのはパンデピス(パンドエピス)というフランスの甘いお菓子。シナモンやカルダモン、オレンジピールなどが入っていて、爽やかなスパイスの風味がいい!
この白レバーが本当にとんでもなく美味しいのです……!口に入れるやいなや、舌の上でスッととろけていくのです。まるでフォアグラのよう。よく、白レバーは鶏レバーのなかでも臭みが少ないといいますが、本当に風味が違う!レバー嫌いさんも、これなら美味しく食べられそうです。
思わず注文せざるを得ない!入荷次第の数量限定「熊のハンバーグ」(1,580円)
めずらしいクマ肉のハンバーグ!見た目からしてヤバいです。食欲を刺激しまくってくる見た目と香り!早く食べたい~~~!!!
半分に切ってみると中身がギュッと詰まっています。これぞ肉!みっちりした断面がそそりますね……!独特の噛みごたえがたまらない。
ソースはマデイラ酒(マデイラ島で作られているアルコール度数の高い甘口ワイン)を煮詰めて作ったもの。このソースが深い味を作り出していて、美味しさを2倍、いや2乗してくれています……!ハンバーグの下にあるのはマッシュポテト。このソースをたっぷり絡めて食べると最高に美味しいです。
なお、ハンバーグは「本日のジビエハンバーグ」としてお肉の種類は日替わりですので悪しからず。
この組み合わせは世紀の発明レベル!「カリフラワーのカルボナーラ」(750円)
〆の一品として「カリフラワーのカルボナーラ」をいただいてみました。本来は前菜などでいただくのだと思いますが、メニューを見てどうしても気になってしまったんです!
結論からいうと、これめちゃくちゃ旨いです。
シャキシャキとした茹でたてカリフラワーと、ベーコンやタマネギのソテー、白ワインなどを煮詰めてできたカルボナーラソースがとにかくすっごい合うんです!
どうしてこの組み合わせ?と不思議に思いましたが、考えついたシェフに感謝の気持ちでいっぱいです。パスタではなく、カリフラワーなので、糖質を気にしている人にもオススメですよ。
神田の隠れ路地に名店あり!
神田南口から徒歩4分、一本入った隠れ路地にお店はあります。知る人ぞ知る、という雰囲気ですね。
Nicoは古民家をリノベーションした3階建てのお店。1階はカウンター中心になっています。
1階にはおしゃれな樽のテーブルの席もあります。
2階はテーブル席で山小屋風!
そして、なんと階には和風の席まであります。同じ店なの?って思ってしまう……。2階と3階は貸切も可能ですよ。
カウンターに座れば気さくなイケメン店長さん&イケメンシェフとお話ができますよ~!
グループでガッツリお肉を楽しむも良し、1人でふらっと立ち寄るのも良し。
ジビエへのイメージがガラッと変わるはずです!
紹介したお店
店名:ジビエ×ビストロ Nico
TEL:050-3464-3539
住所:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町4-3-14
- ジャンル:ビストロ ワインバー
- 住所: 〒103-0022 東京都中央区日本橋室町4-3-14
- エリア: 三越前
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著者プロフィール
佐藤樹里
水泳インストラクター兼管理栄養士として勤務。その後フィリピン・カナダへ約1年渡航。現地のブランチレストランでカナダ人のシェフと共に働く。帰国後はアスリート向けの食堂と老人ホーム厨房にてWワークを経て独立。現在はスポーツイベント開催、アスリートへの栄養講座、栄養個別サポート、アスリート向けの米なし炒飯“Vチャー”の開発などを行う。
アスリートの明日とDREAM(夢)を叶える!アスドリファクトリー代表。
[オフィシャルブログ] http://asudorifactory.com
[食べるプロテイン食堂]https://www.facebook.com/vfriedrice2maidoya/
(編集:河瀬璃菜)