ガチ理系な女子大生が町田のカレー店「アサノ」で悶絶!5日間かけて作るルーは実験の繰り返しでたどり着いた化学反応の結晶でした

町田でカレーといえば、「アサノ」の名前を挙げる人も多いでしょう。アサノの名物は「カツカレー」。「世界一のカツカレー」を謳い、こだわり抜いたカレールウとカツを提供し続けています。ポークカレーやチキンカレーといったメニューもありますが、先代の店主はとにかく美味しいカツカレーを食べてほしいと、カツカレー以外の注文を受け付けなかったという逸話もあるほど。30年愛され続けているカツカレーを、町田へ食べに行ってみてはいかがですか?(町田 忘年会

ガチ理系な女子大生が町田のカレー店「アサノ」で悶絶!5日間かけて作るルーは実験の繰り返しでたどり着いた化学反応の結晶でした

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こんにちは、週に3回はカレーを食べる女子大生ライターのranranです。

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大学の専攻:工学部情報システム、暗号システム研究室所属
将来の夢:サイエンスライター

…という、ガチ理系な女子大生です。好きな食べ物はカレーライスとピーマン、好きなタイプは塩顔男子です、よろしくお願いします。


私が今回お邪魔してきたのは、「日本一のカツカレーを出すという町田の「リッチなカレーのお店 アサノ」さんです。

 

町田って神奈川県なの?」とかネット上で論争になることがありますが、町田駅はものすごく立派で大きな駅です!


場所は、小田急線町田駅の南口を出てすぐ、「町田仲見世商店街」と大きく書かれたところの…

 

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ではなく、その横の「仲見世飲食街」を入ってすぐのところに、お店はあります。

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飲食街を入ってすぐ、

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この看板がお出迎え。路地裏感が満載でめっちゃ萌えますね…♡

 

悶絶レベルに旨い「リッチなカツカレー

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早速ですが、こちらが「日本一のカツカレー」です。

…じゅるり。


カレーをいただきながら二代目店主の浅野さんに話を伺おうとするも、スパイシーな香りに耐え切れず、ひたすらパクパクと食べ進めてしまいました。

日本一のカツカレーを前にすると、思考停止することがわかりました。

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サラサラ&超スパイシーなルウは、予習段階で仕入れた「スープカレーに近い」という情報の通り。

サラッとはしているんだけど、味に深みがあって、ものすごーく濃厚なんです。

例えるなら、クールな印象のイケメン塩顔男子だけど、2人になると甘えん坊さんで超かわいい♡みたいな…。ハイ、悶絶ものです。
 

すみません。興奮が落ち着いてきたところで、こだわりの製法について聞いてみました。


使う玉ねぎは100個、出来上がりまでに5日間 

さて、店主の浅野さんに話を聞いてきました。

だって、表にこんな貼り紙がしてあるんですよ…!「5日間」かけて作るカレーってなんなんだ!

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――5日間以上かけて作っているという、こだわりの製法について聞いてもいいですか?

あっ、表に書いてあったの読んだ?

――はい、読みました!

メモった?写メった?

――写メりました(笑)。大量の玉ねぎって、どのくらい使っているんですか?

100個くらいだね。

――……っ?!?!それはヤバいですね…!

めちゃめちゃ作り方にはこだわってるからね。ある日は玉ねぎを炒めて、ある日はルウを作って、ある日はブイヨンを取って。テレビの取材も、1日じゃ撮りきれなくて、4日も5日も通っていたたよ。ブイヨンは、ラーメン屋さんでも使えるくらいのスープを取っているし

――トビウオの煮干しを使ってるって情報はどこかで仕入れました!

おっ、よく知ってるね~!あとは、豚骨、鶏ガラ、野菜もいっぱい。今、ちょうど取ってるところだよ!見てみたら?

――いいんですか?見ますっ!

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――ほ、ほんとだ…!これ、ラーメン屋さんのスープ仕込んでるシーンと完全に一致してんな。そうそう、カツのほうにもこだわりがあるんですか?

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そう、高座豚ね。高い肉だよー。神奈川県ではすごく有名だね。


――(あれ、町田って東京だよな?)えーっと、なんでこの豚さんを選んだんですか?

やっぱり、美味しいからだよ。産地が近いっていうのもあるし!

――ほうほう、やっぱり高い肉だったのですね、どうりで美味しいわけだ~!

 

「アサノ」のカレーは化学を知り尽くした先代が生み出した

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――アサノさんは、今年で創業何年なんですか?

30年目だよ。創業1987年9月だな。まだ生まれてないだろ?

――確かに生まれてないです。どうして先代のお父様はカレー屋さんを始めようと思ったんですか?

話せば長くなるけど、うちの親父は、第二の人生としてカレー屋を始めたんだよね。60歳で調理師免許を取ったんだよ。それで、61歳にこの店を始めたんだ

――それまでは何をされていたんですか?

食べ物にはまったく関係ない仕事。でも、うちの親父は食いしん坊だったから、なにか食べ物やさんをやりたかったんだって。

もともと、町田あたりでは「漬物おじさん」として有名だったんだよね。デパートとかのカルチャーサークルで漬物のつけ方とか、果実酒のつけ方を教えたりしていたんだよ

――(漬物おじさんって字面のインパクトがすごいな…) ネットで見つけた噂で、昔はチキンカレーを注文しても食べさせてもらえなかったというのを見つけたんですけど、本当なんですか?

一時期はそうだったよ!カツカレー以外にも「ポークカレー」とか「チキンカレー」とかあるのに、とにかく「カツカレーにしなさい!」って、すんごい強引だった(笑)。カツカレーに自信があったから、めちゃめちゃ勧めてたね

――チキンカレーもあるにはあるんですよね……?

あったよ。強引な親父に、お袋が「作ってあげなさいよ!」とか言ってね(笑)。下手すると、お客さんが店に入ってきた時点で、親父が「今日はカツカレーしかないよ!」って言うときもあった。

でも、「カツカレーがあるってことは、カツを乗せないポークカレーもあるってことじゃねえか!」っていうツッコミが入ったりもして。なんにしろ、「カツカレーが美味しい」ってずっと言っていたねぇ。カツカレーの神様だね

 

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――30年も愛され続けているって、本当にすごいですよね。その理由ってなんだと思いますか?

美味いものを出してるからでしょ。こんな裏路地で条件は悪いけど、有名店になれたのは、膨大な時間をかけて、材料も吟味しているからだね。やっぱり食べ物屋さんは、「美味しい!また来たい」と思わせることが一番だよね

ラーメン屋さんによく食べに行くのは、お家では作れないからでしょ?でも、カレーってなると、お母さんがそこそこ美味しいカレーを作れちゃうんだよな。スパイスとかもいろいろあるしさ。

だから、「これはちょっと家では作れねえなあ……」っていうカレーを作らないとダメなんだよね。

あとは、親父だね。実は、私の方がはやく調理師免許を取っていたんだ。で、箱根のホテルでシェフをしていた私の先輩がいて、その人に欧風カレーの基礎を教わっていたなぁ。そこからだね、親父が独学でうちのカレーを完成させたのは。うちの親父はとにかく研究熱心な人だったんだよね

――研究熱心、なるほど……!

料理は科学だから。実験の繰り返しだからね。料理っていうのは、お鍋の中で化学反応が起きているわけだよ。

「温度をこのくらいにしてみよう」とか「この材料を先に入れてみよう」とか「これは水に溶いて入れてみよう」とかさ。

同じ材料を使っていても、プロの味と家庭の味の違いって、そういうポイントで変わってくるんだよね。そうやって、親父は試行錯誤して、研究を重ねたんだよね。

もともと、うちの親父は早稲田の理工の化学系を出たインテリっていうのも大きいと思うけど!

――えええええ!!!!!そうだったんですか?!?!
 

あとは、知り合いを通じて、シンガポール出身の女性から東南アジアのカレーを教えてもらっていたな。そこで、東南アジアの風が吹いてきたわけ。

実は、親父はもともと調味料の会社に勤めていたから、アミノ酸とか発酵とかにものすごく詳しかったんだ。それで、親父は東南アジアのカレーには絶対入っていないような、昆布だとか、そういう和のテイストも入れたんだよね

――国境またぎすぎ……!アサノのカレーは、ずばり何風カレーなんですか?

ミックスオリジナルだね!

――ですよね~~~!

 

デートを成功させたいなら、「アサノ」に来るべし!

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――ちなみに、お客さんってどんな人が多いですか?カップルが多いって情報も見つけました

カップルは多いねー。特に、夜になると、あーまた、カップル!またカップル!って。カップルカップルカップル!だよ


――デートにオススメですか?

やっぱり、デートにしても何にしても、美味しい話っていうのが一番盛り上がるよね。人間って、美味しい!って感じると幸せホルモンが出るからね。美味しいものを共有できると、さらに幸せだよね。

デートしていても、政治の話とか経済の話されてもつまんないだろうし。いきなりさ、日銀の金融政策が……とか言われても困るよね。

あっ、そういえば工学部のデートってどんな話するの?

――えー、いやぁ……この流れで言いにくいんですけど、私は工学部っぽい話、結構しちゃうかもです。

例えば、「俺のことどれくらい好き?」って質問されたときに「普通のコンピュータで300桁くらいの数字の素因数分解するくらいかな♡」って答える感じでしょうか!
 

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きっと工学部トークにはドン引きしていたのに、笑顔で写ってくれた浅野さん、ありがとうございました!

つい盛り上がってしまい、2時間弱もお話を聞いちゃいました!

今回は書ききれませんでしたが、お家で真似できるプロの技とか、カレーに入っている薬膳とか、本当にたっくさん教えてくれました。

研究を重ね、手間と時間をたっぷりかけたアサノのカツカレーは、1カ月片手で数えられるくらい(*)本当に食べたい!

 (*)…2進数で表現する場合、片手(5本の指)で数えられる最大値は2の5乗(=32)個。

みなさんも、気になる彼女、彼とのデートにリッチなカレーのお店「アサノ」はいかがですか?

私は、「アサノのカツカレーを食べる」ことは、「デートがうまくいく」ための必要条件なんじゃないかな?と思います♡

紹介したお店

 ※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。

  

著者・SPECIAL THANKS

工学部女子大生ライター ranran

素因数分解にきゅんきゅんするド理系女子ですが、女子大生ライフもしっかり満喫中。理系×女子大生視点の執筆が得意です。見た目と中身の乖離度が売りです。

Twitter:@pascarrr

                             
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