個性派ラーメンの宝庫、小田原…! 君は伝説(?)のチョマーメンを知っているか【フミコフミオの夫婦前菜第21回】

人気連載「フミコフミオの夫婦前菜」の第21回目です。今回も小田原でランチをしますよ。なんでも小田原の氷花餃子さんというお店の名物麺で「チョマーメン」というメニューがあるそうです。隠れた小田原のソウルフードを求めて、小田原に向かったフミコフミオさん。一体どんな麺なのでしょうか……?ちなみにフミコフミオさんの奥様は今回も登場しておりません。(小田原のグルメランチ

個性派ラーメンの宝庫、小田原…! 君は伝説(?)のチョマーメンを知っているか【フミコフミオの夫婦前菜第21回】

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チョマーメンという食べ物をご存知だろうか。

 

おそらくその名を知っている人はそれほど多くないと思われる。とある情報筋(妻)によると、小田原の「氷花餃子さん」というお店の名物麺らしい。僕は生まれてから今まで40年以上神奈川県内で暮らしているが、まったくそのチョマーメンなる存在を知らなかった。 正直にそのことを妻に告白したところ

 

「ちょwwwおまwww」

 

とチョマ―的に愚弄された。悔しい。僕がこのたびチョマーメンを食べるために小田原へ向かったのはこの悔しさを晴らすためである。チョマーメンの恨みはチョマーメンなのである。

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小田原の繁華街の真ん中に氷花餃子さんはある。インパクトのある看板が印象的である。お店に入り忙しいサラリーマンをアッピールするように水をがぶがぶ飲んで、即チョマーメンを注文しようとした。しかし、メニューの隣にある氷花餃子が実に美味しそうで気になる。チョマーメンと餃子。中年の胃袋にはキャパオーバーである。私事になるが僕はメタボ危機なのだ。

 

チョマーメンを食べ損なえば妻から「ちょwwwおまwww」、餃子を食べなければ死ぬまで後悔。神よ。どうすれば。僕はすがるような気持ちで店員さんに尋ねた。チョマーメンと餃子はボリューム的に一人で食べ切れるものなのかと。僕は店員さんのハートに火をつけるような言葉を一生忘れないだろう。 

 

若い男性のお客さんは2つとも食べている人多いよ」

 

「若い男性」という言葉からは、暗に、というか明確に、あなたは若くないと指摘されている気がした。小汚い中年男として、絶対に負けられない戦いがここにあった。僕はチョマーメンと餃子、2つともオーダーしたのは言うまでもない。メタボがなんだ。

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どーん。チョマーメンである。見た目には具だくさんなタンタン麺。のようにも見える。しかし見たことがない食べ物だ。汁見えねえ。説明によると《10数種類の薬膳調味料を使い秘伝の技術で煮込んだスープ》そして自家製麺だそうである。香ばしいスメルが食欲をそそる。

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 見た目からは全っ然味が想像つかないので実食してみたところ、タンタン麺とはまったく異なる食べ物だった。酸っぱいような、それでいて辛いような不思議なスープで薬膳っぽさはまったくない。辛さは相当にあるが後にはまったく残らない。汗はどばどばでるが後味すっきり。不思議。

 

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中太のもちもちした麺とたっぷり野菜のしゃくしゃくした歯ごたえが嬉しい。ボリュームがありすぎて見落としてしまったが具は野菜だけではなく、豚肉、そしてホタテ、イカといった海鮮も入っていて豪華。なにこれすごい。ワンアンドオンリーなラーメンだ。

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 氷花餃子どーん。美しすぎる。まさに氷花。

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ボリュームもかなりのもの。見た目だけではなくて皮のパリパリに焼けた部分の甘みのある香ばしさとモチモチに包まれた部分が違う食べ物のようで楽しい。それでいてニラと肉汁たっぷりの王道餃子。これは間違いないよ。 皮の厚みがうれC。

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小田原駅から近いところにあるので是非とも立ち寄っていただきたい。チョマーメンを知らないことで大切な人に「ちょwwwおまwww」と笑われないためにも。

なお私事ながら申し上げると助手役の妻の姿が確認出来ないのは、最近、妻がパート仕事をはじめて多忙になり夫婦生活がすれちがいはじめたからである。変な詮索をしないようお願いいたします。ではでは。

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紹介したお店

氷花餃子 小田原店

住所:神奈川県小田原市栄町2-8-10 ハクエイビル2F

TEL:0465-23-1506

 

書いちゃった人

フミコフミオ

海辺の町でロックンロールを叫ぶ不惑の会社員です。90年代末からWeb日記で恥を綴り続けて15年、現在の主戦場ははてなブログ。内容はナッシング、更新はおっさんの不整脈並みに不定期。でも、それがロックってもんだろう?ピース!

ブログ「Everything you've ever Dreamed」:http://delete-all.hatenablog.com/

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