安くて便利な鶏むね肉。主婦の方にもダイエット民にもこよなく愛されている食材のひとつですね。
そんな鶏むね肉ですが、いかんせんパサつきがちなのも事実。みなさん色々な方法を駆使して鶏むね肉をしっとりさせようと血眼になっています。
しかし、実は!超絶簡単に!「プルプルしっとり鶏むね肉」を作れる方法があったのです!
昔からある技法ではありますが、鶏むね肉全盛期な今、改めて皆様に知っていただきたいです!
基本の水晶鶏の作り方
材料(作りやすい量)
- 鶏むね肉・・・1枚
- 塩コショウ・・・少々
- 酒・・・小さじ1
- 片栗粉・・・大さじ4
作り方
- 鶏むね肉は一口大のそぎ切りにし、麺棒で叩いて塩コショウ、酒をもみ込んで10分おき、水分が出たらキッチンペーパーでふきとる。
- 1.に片栗粉をまんべんなくまぶす。
- 沸騰させたお湯で2.を茹で水面に浮いてきたら氷水にとる。
コツ
・鶏むね肉は麺棒で叩くことで繊維がくずれ、柔らかな食感となります。
・しっかりと片栗粉をまぶすことで、旨みを逃さず肉汁の流出をふせぎます。
・お湯は必ず沸騰させ、くっつかないようにやさしく混ぜます(混ぜすぎると衣がとれるので注意)。
・氷水でしっかり冷やすことで、つるんとした食感を保ちお肉同士がくっつくのをふせぎます。
塩コショウをし、片栗粉をまぶして茹でるだけ!それだけで鶏むね肉がこんなに美味しくなるなんてだれが知っていたでしょう……見てください。このつるんつるんのプルンプルンなビジュアルを。美しい〜〜〜!
水晶鶏はそのままポン酢やタレをかけて食べるのももちろん美味しいですが、アレンジすることでさらに美味しくいただけます!早速ご紹介します。
1. 水晶鶏と塩昆布キャベツのさっぱりゆずぽん
材料(1人分)
- 水晶鶏・・・150g
- キャベツ・・・3枚
- にんじん・・・1/3本
- ポン酢・・・小さじ5
- ごま油・・・小さじ1
- 塩昆布・・・8g
- かつおぶし・・・3g
- 柚子胡椒・・・小さじ1/3
作り方
- キャベツはざく切りにする。にんじんは千切りにする。
- 耐熱ボウルに1.を入れてラップし、600Wのレンジで3分加熱したらしっかりと水分を切る。
- 材料をすべて混ぜ合わせる。
水晶鶏でつくるさっぱり常備菜!野菜もしっかり摂れるのでダイエット中にもぴったり。淡白な味わいの鶏肉ですが、かつおぶしや塩昆布を加えることで旨味がプラスされ満足感のある味わいになりますよ。
2. 水晶鶏のねばとろさっぱりユッケ
材料(1人分)
- 水晶鶏・・・150g
- オクラ・・・2本
- 山芋・・・5cm分(100g)
- 梅干し・・・1個
- 大葉・・・3枚
- 卵黄・・・1個
- A めんつゆ(3倍濃縮)・・・小さじ4
- A みりん・・・小さじ1/2
- A ラー油・・・適量
作り方
- オクラ、山芋、梅干しは細かく刻みよくあえる。大葉は千切りにする。Aは合わせる。
- 水晶鶏と卵黄以外の材料を混ぜ合わせ器に盛り真ん中に卵黄を落とす。
ネバネバとつるつるの共演!このまま食べるのもよし。ごはんにぶっかけて食べても美味しくいただくことができますよ。ピリッとしたラー油の味わいがあとを引きます。味をみて塩気が足りない場合は、めんつゆを足してください。
3. 水晶鶏のネギ味噌ぶっかけ麺
材料(1人分)
- 水晶鶏・・・150g
- 中華麺・・・1袋
- きゅうり・・・1/2本
- 味付けたまご・・・1個
- A 白ネギ(みじん切り)・・・10cm分
- A 味噌・・・小さじ2
- A めんつゆ・・・大さじ1
- A 水・・・大さじ3
- A にんにく(すりおろし)・・・小さじ1/4
- A しょうが(すりおろし)・・・小さじ1/4
作り方
- きゅうりは千切りにする。味付けたまごは半分に切る。Aは合わせる。
- 中華麺は茹でて水でしめたらしっかりと水気を切る。
- 器に中華麺を盛り具材を盛り付けたらAをかける。
お腹いっぱい食べても鶏むね肉なのでヘルシーなのが嬉しいですね。ネギ味噌ダレをたっぷりかけてつるっと食べてください。
超絶簡単に鶏むね肉をプルプルにしてくれる水晶鶏。材料は自宅にあるものだけで作ることができるので試す価値はあるのではないでしょうか!豚肉にも同様に片栗粉をまぶして茹でるとつるんとした食感の美味しい冷しゃぶができますよ。ぜひお試しくださいね。
河瀬璃菜 りな助(料理研究家・フードコーディネーター)
1988年5月8日生まれ。福岡県出身。フードクリエイティブファクトリー所属
料理好きな母のもとで育ち、食に携わる仕事に就きたいという思いを自然と持つようになりました。両親が共働きで常に忙しくしていましたが、食卓を囲み食事を一緒に食べることで自然と会話が生まれ、どんなに忙しくてもコミュニケーションを大切にすることができました。そんな経験から、食卓でのコミュニケーションは大変重要で気づきの多いものだと私は思っています。「食を通して大切な人との暮らしをもっと楽しく」という意図に基づき、レシピ開発や料理教室講師、イベント企画運営、メディア出演、コラム執筆、執筆プロデュースなど、食に関わる様々な活動をさせていただいています。
2014年7月よりフードクリエイティブファクトリーの執筆プロデューサーに就任し、月間40本の記事をプロデュースしています。
著書「ジャーではじめるデトックスウォーター」「決定版節約冷凍レシピ」「発酵いらずのちぎりパン」
Blog:河瀬璃菜 公式ブログ Powered by LINE
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Twitter:https://twitter.com/linasuke0508