鶏肉を調理する際に、自然と取り除くものと言えば、そう、鶏の皮、「とり皮」です。食感が苦手で……この脂が得意じゃなくて……と、いろんな理由があると思います。
でも、とり皮は調理の仕方によっては、美味し~いおつまみやおかずにできるって、ご存知でしたか?
本日はとり皮レシピを惜しげもなく紹介しちゃいますよ、簡単ですから!今日からとり皮を捨てるのは卒業して、食卓で美味しくたべましょう。
ちょっと最初から自分で作るのはハードルが高いなって方のためには、とり皮を食べられる都内の店舗をご紹介!
とり皮の常識を超えた料理達を堪能してみてはいかがでしょうか。
1. なんちゃってサムゲタン
《材料 1人分》
- とり皮 5枚
- 米 1/2カップ
- すりおろしにんにく 1片
- 生姜 1片
- 長ねぎ(白い部分) 1本
- 酒 大さじ1
- 鶏ガラ顆粒 大さじ1
- 塩麹 大さじ1
- 水 適量
- ごま油 小さじ1
《作り方》
- 米を洗って水気をきる。ねぎは1cm幅の斜め薄切り、生姜は千切り、とり皮は一口サイズにカットする。
- 炊飯器に材料をすべて入れて、3合ラインまで水を入れる。
- 炊飯器で通常モードで炊き上げる。
トロトロお肉の印象が強いサムゲタンですが、今回はとり皮の風味を感じられる出来栄えです。
なんちゃってレシピですが、食欲がない日の栄養補給にはぴったり。材料を切って、炊飯器に入れるだけで簡単に出来るサムゲタン。料理が苦手な方にも大変おすすめです。
2. とり皮生姜焼き
《材料 1人分》
- とり皮 3枚
- すりおろし生姜 1片分
- すりおろしにんにく 1片分
- 油 大さじ1
- A:酒 小さじ2
- A:味醂 小さじ2
- A:醤油 小さじ3
- A:塩麹 小さじ1
- A:サラダ油 小さじ1
《作り方》
- とり皮の外側に、包丁で切れ目を入れて、生姜とにんにくを揉み込む。
- フライパンに油をひき、中火でとり皮の両面を炒める。
- Aを合わせて、2.に加えAが煮詰まるまで炒める。
生姜焼きと言えば豚肉生姜焼きですが、とり皮でもジューシーに仕上がっちゃいます。噛みごたえがあるので、噛む作業が増える事で少しの量でもお腹いっぱいになる効果も期待出来ますね。
3. とり皮チップ
《材料 1人分》
- とり皮 1枚分
- A:塩 小さじ1/2
- A:白胡椒 小さじ1/2
- A:醤油 小さじ2
- A:すりおろしにんにく 2g
- A:すりおろし生姜 2g
- 片栗粉 適量
- 揚げ油 適量
《作り方》
- とり皮を一口サイズにカットする。
- とり皮とAを混ぜ合わせ、片栗粉を両面にまぶす。
- 170℃に熱した揚げ油で約2~3分揚げる。
カリカリっとした食感がたまりません!生姜とにんにくの風味がしっかりと味付き、鶏の肉汁が口の中に広がります。
ビールやサワーなどのお酒と合わせたり、ごはんのサイドディッシュとしてもおすすめです。
さて!ここからは博多で大人気の「とり皮」が楽しめる都内のお店をご紹介いたします。
■都内でとり皮が食べれるレストラン
1. 西麻布 かわ屋
福岡の名店が、東京初進出!福岡で、焼き鳥といえば、とり皮といわれるほど、ポピュラーで愛されている串です。
そんな土地で愛され続けてきた、博多かわ屋の“とり皮串”。特製のタレに漬け込み、丁寧に一串一串を仕上げるため、そのこだわりで6日もかけるといいます。
中はもっちり、外はカリっとした贅沢な一串をぜひご堪能ください。
西麻布 かわ屋
住所:東京都港区西麻布1-4-48 RAUL 1F
TEL:03-4405-8346
2. 博多とりかわ 長政
とり皮は脂が多いのが懸念されおりますが、長政のとり皮はひと味違います。
皮下脂肪の少ない首の皮だけを使用しています。3日間に分けて、7回焼くこだわり。
独自の製法を取り入れることにより、中はジューシーで、外はカリっとした風味が楽しめます。
とり皮が好きな方はもちろん、とり皮が苦手な方も召し上がっていただきたい、こだわりの串です。
博多とりかわ 長政 人形町店
住所:東京都中央区日本橋堀留町2-1-4
TEL:03-3665-8686
3. 喜多屋
浅草橋にある、普段使いが出来る店として地元に愛されているお店。
定番のとり皮串はもちろん、福岡博多の名物も数多く取り揃えております。
気軽にサクっと立ち寄れて、絶品の博多料理達を楽しんでみてはいかがでしょうか。
喜多屋
住所:東京都台東区柳橋1-3-7 小嶋ビル1F
TEL:03-3866-9677
とり皮は庶民の味方。精肉店には安くとり皮だけでも販売もされております。
ビールのおつまみだけでなく、ご飯の主菜としての役割も果たします。
家庭で簡単に作れるのはもちろん、飲食店で福岡で人気の味を楽しんでみてください。
エダジュン
料理研究家/管理栄養士
Soup専門店の店長、本社で商品の物流・購買の仕事に携わったのち、料理研究家として独立。「料理にやっちゃいけないことはない」という気持ちを心に持ち、色々な固定概念にとらわれずに、料理を楽しんでます! 家で作れるエスニック料理とパクチーを使ったレシピを日々研究中。ブログとインスタグラムを日々更新中 。
ブログ:http://ameblo.jp/bluepunch/
インスタグラム:http://instagram.com/edajun
(編集・メニュー監修:河瀬璃菜/フードクリエイティブファクトリーhttp://foodcreativefactory.com/)