福岡が誇るカレー王国・大橋「マサラキッチン」のラムキーマカレーでスパイス料理に目覚めてしまった…!

ここ数年、スパイスや食材にこだわりをもった料理人が作る、見た目も華やかなカレーを提供するお店が続々とオープンしている福岡市。そのなかでも高評価のカレー店がひしめいているのが、福岡市南部の副都心・大橋です。スパイスを使った料理をより多くの人に親しんでもらおうと、元デザイナーの店主が2014年に開業した「\博多スパイス/マサラキッチン」(福岡県福岡市南区向野2-13-22 藤ビル1F)もその一つ。既成概念にとらわれないカレー作りなどを店主にお伺いしながら、スパイス料理の魅力を堪能してきました。 (大橋のグルメランチ

福岡が誇るカレー王国・大橋「マサラキッチン」のラムキーマカレーでスパイス料理に目覚めてしまった…!

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ラーメン、もつ鍋、明太子水炊き…などなど、食に関する話題が事欠かない福岡において、ここ数年で実力店が続々と誕生しているのが“カレー”です。

 

味はもちろんですが、スパイスや食材にこだわりをもった料理人が作る見た目も華やかなカレーを、福岡市のあちこちで楽しむことができます。今回はその中から、型にはまらない創作カレーで“博多らしいご当地カレー”を追求し続ける1軒を紹介しましょう。

 

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 福岡南部に位置する大橋にやってきました。繁華街である天神より西鉄天神大牟田線の特急に乗って4分で行けるこの街には、“カレーの名店”と呼ばれる個性的なお店が駅周辺に多く点在しています。ここから徒歩4分の場所にある、「博多スパイス/マサラキッチン」もその一つです。

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店を切り盛りするのは、元・デザイナーの三辻忍さん。デザイン会社に勤務時代、インドの家庭料理を知人から教えてもらいながら趣味で作っていたカレーが評判を集め、博多区東比恵のカレー店で立ち上げから任されて料理の道に入りました。

 

この店で提供されていたカレーのレシピは、インドの家庭料理やアジア・アフリカのカレーレシピを日本人の感性でアレンジした「マサラ(ヒンズー語で『混ぜ合わせたスパイス』という意味)料理」。

 

三辻さんは、肉の素材の状態や季節の食材に合わせて香辛料の使い方を変えた料理を提供していくなかで、カレーの源となるスパイス料理をより多くの人に知ってもらおうと独立。2014年、大橋で「マサラキッチン」を開業しました。

 

デザイナーの感性が宿る空間と料理

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カウンター5席、2人掛けのテーブル席が4つ、4人掛けのテーブルが1つという店内。いかにも元・デザイナーらしい、カラフルな装飾が施されています。

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三辻さん自らが手がけたというチョークアートのメニューボードもにぎやか。何を注文しようかなっていうワクワク感で、見ているだけで楽しい気分になります。

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カウンター席の前にはインドやアフリカ、東南アジアの香辛料がズラリ。三辻さんいわく、これはまだほんの一部で、厨房の見えない部分にはたくさんの種類があり、新メニューや既存のメニューをブラッシュアップする度にその数は増えていっているそうです。

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注文方法はわかりやすく紹介してあります。基本のカレーは、チキン、ラムキーマ、豚の角煮、ヨーグルトチキン、エッグの5種類。辛味マサラは0~+6ライスの量トッピングも選べます。

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 トッピングは一工夫を感じるものばかり。ゴート(山羊)チーズやパクチーなど、メニューに書いてあるとおり、“通好み”の食材もそろえてありました。

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近所にお住まいの方から「流行っているから出してみたら」と言われたのがきっかけで、「ダムカレー」を始めました。メニューは、福岡市の水がめである背振・南畑・五ケ山の3種。気になりましたが、またの機会に…。

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おすすめのカレーもチョークアートでわかりやすく紹介されています。人気のメニューは、チキンカレーラムキーマカレー。今回は、「ラムキーマカレーとひよこ豆のマサラビーンズ」(1,200円)をチョイスしました。

 

カレーは“エンターテイメント”

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待つことしばし。キレイにバランスよく盛り付けられた「ラムキーマカレー」の到着です。

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 まずはラム肉からいただきましょう。ラムとは生後1年未満の羊の肉のこと。ここでは粗目にカットした肩肉入りで、肉そのもののゴリっとした食感を楽しめます。ラム肉自体のクセはクローブシナモンで程よく抑えてあり、くさみはほとんど感じません

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次にひよこ豆のマサラビーンズです。コリコリとした食感が楽しいトッピング。ヨーグルトとスパイスで煮て、ほどよい酸味に仕上げてあります。

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 お米は、スパイシーなルゥとの相性を考えてターメリックライスに。色鮮やかな黄色で、カレーをよりいっそう華やかな感じしてくれています。

 

辛さ控えめという中辛(+1)のカレーをいただきましたが、結構スパイシー。さらっとしたルゥは一般的なカレーとは一味違う、香辛料そのものストレートな刺激を感じました。この辛さならきっと、+6の極辛は想像を絶するものなんでしょうね…(汗)。

 

ちなみに、ターメリックライスと一緒に添えられているのはタマネギとクルミの和え物。こちらもレモンなどで酸味を出してスパイシーさをより引き立てていました。

 

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絵画を扱うように、自由な発想でチャレンジできるところがカレー作りの面白さ」という三辻さん。一つのメニューを作る際は料理そのものにこだわらず、日々の暮らしで接するさまざまなことからインスピレーションを受け、それをカレーに置き換えて、色彩や形、質感などをイメージしながら表現していくのだそうです。

 

そのこだわりを一番強く感じることができるのが、週替わりで登場する「今週のスペシャルカレー」。「いままで使ったことがない食材で、これまでお店で出していないレシピを考える」というテーマのもと、三辻さんの試行錯誤のあとを感じる味に毎週出合うことができます(お店にお伺いしたときは、「ゴーヤのヨーグルトカレー」(800円)でした)。

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アートボードの絵のかわいらしさに魅かれて、「マサラクリームブリュレ」(300円)も注文してみました。

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注文を受けてから炙るというカラメル層の表面には、三辻さんが私ソックリの似顔絵を描いてくれました。カワイイビジュアルですが、味は本格派。シナモン、クローブ、カルダモンの香辛料がクリームの甘さを引き立てる大人のスイーツで、これだけでも十分に注文する価値がありました。

 

三辻さんの“遊び心”を感じさせる部分は、ほかにもあります。

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店の入り口にある「マサラくじ」。1,000円以上の注文でガチャガチャに挑戦できます。運がよければ、カレーやトッピングが無料になるチャンスも!

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三辻さんと一緒にお店で働く奥様は、タロット占い師というもう一つの顔を持っています。前日までに予約をすれば、お店でタロット占いの鑑定もしてくれるそうですよ。

 

明太子やもつ鍋のように、ご当地名物と呼ばれるような福岡らしいスパイス料理を作り上げるのが夢」という三辻さん。皆さんが福岡市へ訪れる機会がある際はぜひ一度、そのアグレッシブな創作カレーを楽しみに、大橋まで足を延ばしてみてくださいね。

 

紹介したお店

博多スパイス/マサラキッチン

住所:福岡福岡市南区向野2-13-22 藤ビル1F

電話:092-776-9807

営業時間:11:30~15:00(LO14:00)、18:00~22:00(LO21:00)

定休日:水曜

 

書いた人

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ニシダタケシ

福岡九州の編集プロダクション・シーアールに所属。生まれも育ちも福岡という生粋の九州男児。

流行りもの&甘いもの好きで、嫌いな食べ物はほとんどなし。「毎日完食!」をモットーに、小さなカラダで福岡のおいしいものを食べ歩きます。

憧れの人は出身校の大先輩・タモリさん。グルメレポではたま~にデカ盛りにも挑戦しますよ!

                             
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