カツオのビンタって知ってる?本場で食べるカツオ尽くしがメチャクチャ旨い件

鰹節の産地として有名な鹿児島県の枕崎市では、さまざまなカツオ料理を食べることができます。中でもご当地グルメとして名高い「カツオのビンタ」は、トロットロのカツオの頭を味噌煮した豪快な料理です。そのほかにも「鰹船人めし」や「ぶえん鰹の洗い風」など、カツオ尽くしを味わってまいりました。 (枕崎・南さつまのグルメランチ

カツオのビンタって知ってる?本場で食べるカツオ尽くしがメチャクチャ旨い件

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迫力満点のカツオのビンタ

カツオの水揚げ港や鰹節の産地として知られる鹿児島県の枕崎市。ここでは鰹節だけでなく、さまざまなかつお料理を味わうことができます。今回私が向かったのは、JRの「本土最南端の始発・終着駅」である枕崎駅のすぐ目の前にある「一福」さんです。

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枕崎駅前なのですぐわかります

もともとは旅館だったそうですが、創業から60年、地元ではかつお料理をはじめとする和食の店として有名なお店です。

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店内はカウンター席から座敷など広々

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落ち着いた雰囲気の食事処です


そんな「一福」さんで食べられるかつお料理の中からまず紹介したいのは「カツオのビンタ」です。

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どど~んと丸ごと「ビンタ」

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大きさは仕入れによっても若干差があります

メニュー名は「ビンタの味噌煮」。「ビンタ」とは鹿児島弁で「頭」のことで、鰹節製造には不要なカツオの頭部を丸ごと煮たものがこの「カツオのビンタ」です。
味噌のいい香りを漂わせながら運ばれてきたビンタは、大きな皿にでんと盛られていてかなりの迫力。

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後ろから見てもかなりの迫力~

ひとりで食べてもいいですが、一皿を2~3人で分け合って食べるお客さんが多いそうです。

食べ方に作法などはなく好きなところから食べられますが、特におススメなのは目のまわりと頭頂部の身。どちらも柔らかくてトロトロ。

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目玉のまわりや奥の身が旨い!

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エラを外すとこんな感じに

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さらに背に近い部分やカマなど、魚好きなら思わず骨までしゃぶりたくなるはず。このビンタ、以前は塩煮だったそうですが、魚の臭みが気になるという声も多く、こちらでは味噌味で仕上げるようになったそうです。

 

まだまだあるかつお料理

せっかくなので他のかつお料理もお願いすると、まずおススメされたのが枕崎のご当地グルメでもある「鰹船人めし」

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急須に出汁が入っています

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一番奥には「かつおせんべい」が乗っています

これはご飯の上にカツオの漬け、かつお節などを乗せ、本枯節でとった温かいダシ汁をかけていただくもの。

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この出汁が鰹節の旨みが凝縮されていて美味

ダシをかけたら「混ぜた方が良いですよ」というのでワシャワシャとかき混ぜて口に運ぶと・・・上品な鰹節のダシが口の中に広がります。

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たっぷりと出汁をかけて

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豪快にかき混ぜていただきます

思わず日本人でよかったな~と思う懐かしさを感じる味わいです。

次に出てきたのは「ぶえん鰹の洗い風」

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カツオの赤身がきれいです

こちらは枕崎で売り出し中の「ぶえん鰹」を薄くスライスして氷の上に乗せ、酢味噌でいただくというもの。「ぶえん」とは鹿児島弁で「塩漬けにしていない魚=鮮魚」という意味で、釣り上げて生きたまま船上で急速冷凍されたカツオは、解凍してもこのようにきれいな赤い身のままだそう。ポピュラーなタタキとは違って、臭みもなくとてもあっさりといただけます。

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酢味噌がベストマッチ!


 そして「腹皮の塩焼き」。

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食べるととってもジューシーな腹皮

腹皮とはカツオのトロ身に当たる部分ですが、鰹節には不向きな部分ということで捨てられてしまうのです。でも脂がたっぷりのトロ、塩焼きにしたり醤油で甘辛く煮つけたりすると、ご飯にも、芋焼酎にもあう一品になるのです。腹皮自体は鹿児島県内のスーパーでも購入できますが、やはり本場で食べるのが一番ですね。

 

と、カツオを満喫していると店長の井上さんが「ちんこ、食べました?」と聞いてきます。え!?ありましたっけ?と食べかけのビンタを見ると、ありましたありました!

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中央の黒い部分が珍子

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ボヤけてますが、、、、

コロンとした容姿のちんこ、これはカツオの心臓です。地元では「珍子」の字を当てます。弾力はありますが、レバーを凝縮したような味で、まさに本場でしか食べられない珍味です。
他にもかつお料理をひと通り味わえるかつお定食や定番のかつおのタタキ、丼ぶりなどかつお料理が豊富に揃っています。

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かつお料理だけでもこんなにたくさん

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カツオ以外のお魚ももちろんあります

カツオには脳細胞を活性化させるといわれるDHAやビタミンB1をはじめ、良質なたんぱく質や鉄分など身体に良い栄養がたっぷり詰まっています。カツオのビンタを食べてビンタ(頭)も良くなってみませんか?

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カツオのビンタは「看板メニュー」です!

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すぐ近くの枕崎駅は鉄道ファンにも人気の駅です

 

今回紹介したお店

枕崎の味処 一福
枕崎市東本町8
☎ 0993-72-3347
営業時間 11:00~14:30LO、17:00~20:30LO
休み 不定休
駐車場 あり(10台)

おばらけいこ プロフィール

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鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。

地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。

芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。

                             
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