九州屈指の名ホテルの朝食バイキング
明治時代には西南戦争の激戦地になり、現在は展望台のある鹿児島市の観光スポット・城山に立つ「城山観光ホテル」は、つい最近も皇太子ご夫妻が宿泊されるなど鹿児島を代表するホテルです。
このホテルのスゴさは朝食バイキングを見れば一目瞭然でしょう。某旅行情報サイトが実施する「行ってよかった!朝食の美味しいホテルランキング2015」でも全国7位! しかもこの朝食バイキング(大人2160円)は宿泊者以外も利用OK!
鹿児島へ行ったら、朝食で絶対に立ち寄りたい場所です。
それではホテルの朝食バイキング会場をご紹介します。
朝食会場はホテル4階のレインボーホール。約300席が用意されていますが、週末や夏休み期間など宿泊者が多いときは他のフロアやホールも利用するそうです。
ホールに入るとガラス越しに桜島や眼下に広がる鹿児島市街地を見晴らせます。朝食は6時30分~実施なので、時期によっては桜島の後方から登る朝日を眺めながら朝食をいただく、なんてことも可能です。
鹿児島の自慢の食材・料理が全部味わえる!和食とパンコーナーは必見
朝食バイキングに並ぶメニューは約80種類。大きく和食と洋食、デザートとドリンクのコーナーに分かれています。こちらの朝食の特徴は「ホテルメイドの味を楽しめる」こと。
和食コーナーではホテル特製のさつま揚げをはじめ、キビナゴ一夜干しや薩摩汁といった鹿児島の食材を使った料理を味わうことができます。
使用している野菜は、K-GAP(かごしまの農林水産物認証制度)で認められた新鮮でトレーサビリティのしっかりしたものがメイン。鹿児島に住んでいても朝食にこれだけの郷土料理を、しかも地産地消にこだわったメニューを揃えることはないので、この和食コーナーだけでも食べに行く価値ありです。
鶏肉、ダイコン、ニンジンなど具だくさんの薩摩汁
キビナゴ一夜干し
洋食コーナーではスタッフが目の前で調理してくれるオムレツや、焼き立てのフレンチトースト、パンケーキなども人気ですが、やはりホテルメイドのパンは圧倒的な人気。
ホテル内のショップ「ベーカリー城山」のパンは、普段でもわざわざ買いに行く、というファンも多く、そのパンが自由に食べられのです。
しかも昨年、あっという間に口コミやメディアで紹介され品薄状態となった、同じくホテル特製の知覧茶ジャムや安納芋ジャムなど鹿児島の特産品を使ったジャムも用意されているのです。
人気のホテル食パン、フラワーパンとジャム
お初の知覧茶ジャムをパンにたっぷりと乗せて・・・ん~、まろやか!とってもクリーミーで甘いのですが、ちゃんと緑茶のほろ苦さも感じます。この美味しさは、品薄になるのもうなずけますねえ。
そうそう、このジャムは「ベーカリー城山」のほか、JR鹿児島中央駅内「城山観光ホテルえきマチ1丁目店」と「オンラインショップ」でも販売していますよ。
(取材の帰りに「ベーカリー城山」に直行したのは私です)
天気のいい日は、食後にコーヒーなどのドリンクをテラス席でいただくことも可能です。またそれぞれのメニューにはアレルギー食品の有無をはじ め、ハラル食やベジタリアンの人でも分かりやすい表示をするなど、細かい気配りも多く、さすが鹿児島一といわれるホテルの朝食バイキングです。
取材日は曇り空でしたが、それでもこの眺望!
平日限定のお得プランも素敵!
さらにこの朝食バイキングにはお楽しみがあるのです。平日限定のサービスにはなるのですが、朝食バイキングと展望露天温泉「さつま乃湯」の入浴がセットで 2850円(消費税、入湯税込み)! と、格安になるのです。
もちろん男性も利用できます。朝食バイキング、温泉をそれぞれ単独で利用したら合計が 5000円ほどになるので、かなりの出血大サービス、といえるかも。好きなものをおなか一杯食べて、桜島や鹿児島市街地を見渡しながら天然の露天温泉で手 足を伸ばすひと時・・・平日仕事の人も、有休を使ってでも体験してもらいたいプランです。きっと贅沢感、いえ、優越感に浸れること間違いなし!
紹介したお店
城山観光ホテル 朝食バイキング
鹿児島市新照院町41-1
☎099-224-2211
6:30~10:00
2160円(小学生1080円、6歳未満540円)
※お正月は3000円、(小学生1600円、6歳未満800円)
休み 無休
駐車場 1000台
おばらけいこ プロフィール
鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。
地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。
芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。