山盛りパクチーの下にはラム肉の層が!谷中の中華料理屋「深圳」では、絶対にラムパクチー飯を頼むべし!【東京別視点ガイド ぐるなび支店】

松澤茂信さんによる、東京別視点ガイド・ぐるなび支店です。今回は日暮里・夕焼けだんだんの坂上にある知る人ぞ知る中華料理店。パクチー山盛りで中が見えない丼には、ヒツジを炒めたチャーハンが! これはパクチー好き・ヒツジ好きにはたまらないですなぁ…ゴクリ(日暮里のグルメ中華

山盛りパクチーの下にはラム肉の層が!谷中の中華料理屋「深圳」では、絶対にラムパクチー飯を頼むべし!【東京別視点ガイド ぐるなび支店】

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日暮里駅の夕焼けだんだん。
この坂をくだれば谷中銀座。レトロでかっこいい雑貨屋さんや食べ歩きにぴったりの惣菜やさんなどが軒をつらねる一方で、入り口ゲートの付近には、男性は罵倒し女性は口説きまくるトルコ料理屋「ZAKURO」もあるという混然一体としたエリアだ。

この一帯の空気感が好きで、ちょくちょく足を運んでいる。
夕焼けだんだんの名のとおり、まさに夕焼けが空を赤く染めている時間にやってきたのには理由がある。

 

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坂をくだる手前のビル。

 

 

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その1階にはいってる「深圳」という中華料理屋さんで、夕飯を食べるのがお目当てだ。
中華料理といっても、一般的に思い浮かべるようなメニューは置いてなくって、看板料理はパクチーをふんだんに盛りつけた丼飯である。

パクチー料理はハマる人はとことんハマることもあってか、開店10分前あたりから待ち切れずに店の前を並ぶでもなく、なんとなくウロチョロウロチョロしている男性が自分もふくめて4人ほどいて、事情を知らなければなかなか不審な状況である。

 

 

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18時の開店とともに、様子をうかがいながら、そこココでうろついていた男たちがフラフラと入店し、カウンター席だけの店内はすぐに埋まってしまった。
カウンターに置かれているメニュー表はけっこう分厚いものなのだが、後半はなにも書かれていないし、メニュー数は少ない。けれど、そんなのここ深圳においては関係がないのだ。なぜなら、みんなラム肉パクチー飯を頼むから。この日も、その場にいたすべての客が、メニューを見るのもそこそこに「ラム肉とパクチーの炒め飯」を注文していた。人によって大盛りにするか、普通盛りにするかの違いだけ。よほどラムが嫌いでなければ、これを頼むのが鉄板だろう。

がたいのいい店長さんが1人で店をまわしているので、ちょうど手の空いたタイミングで注文をする。リピーターが多いからか、そこらへんの呼吸はやけに揃っている。

 

f:id:mgohan_cn:20160303182306j:plain▲ラムパクチー飯(トマトスープと杏仁豆腐付き) 1000円

これですよ、これ、これが食べたかった。眺めているだけで視力が回復しそうな、丼いっぱいに広がる緑一色の世界。パクチー好きにとっての役満ですね。
これ、パクチーしか見えてないけど、サラダじゃないんですよ。

 

 

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横から見ると、山になっているのが分かるでしょ。
ひとつまみ、申し訳程度に入っただけのやわなパクチー、脇役としてのパクチーでは飽き足りませんからね。これぐらいドーンと、パクチーさんには主役になっていていただけるとこちらとしても助かります。

 

 

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パクチー草原をほじってみると、ちゃんとラム肉の層があることも確認できる。

 

 

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ご飯はラム肉、玉ねぎと炒められていて、これ単体でもチャーハンとして充分うまいのに、どっさりパクチーまでのってるもんだから、もう、たまらん。
ラムの匂いもパクチーの匂いも、どちらもクセがあるほうだけど、こうして一緒に食べてみると、なんだかむしろ爽やかな後味。すさまじい勢いでバクバク食べてしまう。

 

 

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箸休めのスープも、ちょっと意外な味つけで、薬膳っぽくて体に良さそうな味。トマトが一切れ、入っている。

 

 

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シンプルなようでいて、ここでしか食べられない丼飯。熱心なリピーターを生み出すのもすごくよく分かる。パクチー好きはぜひとも寄って食べて、トリコになってみてください。

取材したお店 

r.gnavi.co.jp

作者:松澤茂信(まつざわしげのぶ)

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東京別視点ガイド編集長。
るるぶとか東京ウォーカーが積極的に載せないようなとこばっかし巡ってます。
そういう人生です。けっこー楽しいです。
(編集:編集プロダクション studio woofoo by GMO

 

東京別視点ガイド:http://www.another-tokyo.com/
Twitter:https://twitter.com/matsuzawa_s

                             
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