揚げ時間わずか60秒!秋葉原「壱弐参」の超絶レアな牛カツが口の中でとろけていく【東京別視点ガイド ぐるなび支店】

松澤茂信さんによる、東京別視点ガイド・ぐるなび支店です。今回は秋葉原の「牛カツ壱弐参」。サクサクの黄金色の衣に包まれた赤身ときらめくジューシーな脂に松澤さんもクラクラの様子。とろろ付きのセットがあるというのも、ポイント高いですね。人気店なのですが、行列を覚悟してでも行ってみたいお店の一つです。(秋葉原のグルメランチ

揚げ時間わずか60秒!秋葉原「壱弐参」の超絶レアな牛カツが口の中でとろけていく【東京別視点ガイド ぐるなび支店】

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私が高校生の時分、秋葉原で飯を食うのはなかなかの難事業であった。飯屋の選択肢が少なかったのだ。パソコン周辺機器を買ってまわって、ぺっこぺこにお腹が空いても、牛丼サンボをかっこむか、じゃんがらラーメンをすするか、たいていどちらかの店を選んでいた。

時代は移り変わって、現在の秋葉原はアニメ、アイドル、家電の町であると同時に、一大グルメタウンでもある。いろんなジャンルの人気飯屋が点在している。

 

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なかでも、ここ最近、ハマっているのが「牛カツ壱弐参」だ。

店自体は地下にあるのだが、いつ行ってもたいてい満席で、地上にまで列がはみ出ている。

 

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メニューは大変シンプルで、牛ロースカツセット1,200円にビールとハイボールがあるだけ。プラス100円でとろろを、プラス700円で牛ロースカツを追加できる。

 

かなりの行列に、小一時間はおあずけ食らうだろうと、覚悟を決めて並んでみると、意外なほどスムーズに自分の番が回ってくる。やたらと客の回転が早いのだ。
その理由は、メニューが牛ロースカツ一本に絞られていることもあるうえに、揚げ加減が超絶レアだから。なんでも揚げ時間はわずか60秒ほどだとか。

 

 

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百聞は一見にしかず。どれほどレアなのかご覧いただこう。 運ばれてきた牛カツはそのままの状態であれば、なんてことはない一般的な外見。トンカツに比べてやや小ぶりだが、きめの細かい衣がカラッと揚がっている。

 

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適当になかほどの一切れを、ころりと横倒しにしてみると、なんとも綺麗なピンク色のお肉が姿をあらわす。ローストビーフを連想させるほどのレア加減、官能的なまでのピンク色だ。 衣に包まれた、外側ほんの数ミリが白くなっているだけで、コアの部分ほぼすべてがレアである。

 

なんというフォトジェニックな食い物、こんなエロチックな牛カツならばSNS時代で人気が出るわけだ。

 

 

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牛ロースカツとろろセットは、牛かつにポテサラとキャベツ、味噌汁と丼いっぱいの麦飯にとろろがついて1,300円。ご飯は1杯おかわり無料。

 

 

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ご飯にとろろをぶっかけて、準備は万端。

 

 

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わさびをちょんとカツにのせ、醤油につけて食べるも良し

 

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岩塩をかけてシンプルに食べるのも良し

 

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ベーシックにソースをかけるのも自由なら

 

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わさびを溶かした山かけにつけるのも正義だ。
食感はレアステーキに近い。ひと噛みふた噛みするだけで、やすやすとろける肉の柔らかさと、衣のさくっとした食感がいいコンビネーションだ。

 

 

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各テーブルに設置されてる石のプレートで、さらにしっかり熱を通すことも可能。

 

 

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両面しっかり焼きあげれば、レアな牛カツとはまた違ったウマさがある。 調味料でいろいろ楽しめて、さらに焼き加減でも変化をつけられる。1枚で何通りものグルメを堪能できる牛カツ壱弐参、変幻自在の恐ろしい食い物だ。

 

 

 

取材したお店 

牛かつ 壱弐参
住所:東京都千代田区外神田3-8-17 渡辺ビル B1F

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r.gnavi.co.jp

 

作者:松澤茂信(まつざわしげのぶ)

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東京別視点ガイド編集長。
るるぶとか東京ウォーカーが積極的に載せないようなとこばっかし巡ってます。
そういう人生です。けっこー楽しいです。
(編集:編集プロダクション studio woofoo by GMO

 

東京別視点ガイド:http://www.another-tokyo.com/
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