出汁の旨味とパンチあるラーメンが相性抜群とは…!新たな大阪名物「茶碗蒸しラーメン」が天満にも爆誕していた

茶碗蒸しラーメンの「丹頂 天神橋店」(大阪府大阪市北区天神橋4-6-17)を紹介します。茶碗蒸しラーメンとは、その名のとおり茶碗蒸しとラーメンが一体になったメニュー。大阪発祥の「小田巻き蒸し」ことうどん入り茶碗蒸しから着想を得た新感覚メニューです。丼は一面ぷるぷるの茶碗蒸しで覆われており、茶碗蒸しの下に鶏がらと魚介ベースのラーメンスープと麺、キャベツやもやし、かまぼこといった具材が隠れています。もともと和食割烹店を経営していたため、茶碗蒸しの出汁の美味しさはお墨付き。ラーメンと合うのか?と思いますが、茶碗蒸しがスープにまろやかさを加えて、意外なほど相性はバッチリです。茶碗蒸しラーメンのほか、オススメは「フロマージュ」。茶碗蒸しの上にチーズをのせてバーナーで炙り、さらにお客さんの目の前でフランベするという本格派なメニューです。茶碗蒸しとラーメンという組み合わせなのに食べてみると完全に洋食でワインに合う味わいです。フロマージュについてくるバゲットにチーズを絡めていただくのも美味しいですよ。正真正銘、大阪でしか食べられない新感覚ラーメン、出張や観光の際にぜひ食べてみてくださいね。(天満・天神橋筋のグルメラーメン

出汁の旨味とパンチあるラーメンが相性抜群とは…!新たな大阪名物「茶碗蒸しラーメン」が天満にも爆誕していた

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こんにちは!昼飲み好きのアカサカです!京都大阪の美味しいお店を食べ歩いています。

いきなりですが、皆さん「小田巻蒸し」ってご存知ですか?

日本の食べ物用語辞典によると、

小田巻蒸し(おだ巻き蒸し・おだまきむし・Odamakimushi)は、大きめの茶碗蒸しにうどんが入ったもの。うどん入り茶碗蒸し。大阪船場の商人がハレの日に食していたのが一般に広まったとされる。麻糸を丸く巻いたものを小田巻(苧環)といい、茶碗蒸しの中のうどんをこの小田巻に見立て、小田巻蒸しと呼ばれる。

出典:小田巻蒸し | 日本の食べ物用語辞典

 

うどん入り茶碗蒸し」と説明されていますが、茶碗蒸しの具と一緒にうどんを入れて蒸すんです。

しかも大阪発祥。大阪というと、たこ焼きお好み焼きといった粉もん!ソース味!というイメージを持たれがちですが、こんなお料理もあるんですよ~。大阪の出汁文化を語るうえでも重要な存在だと思うのです。

 

大阪発祥とはいっても、じつは大阪の人ですら小田巻蒸しを知っている人はあまり多くありません……。お店で提供しているところもあまりないので、知らない人が多いのも仕方ないかもしれません。

筆者はというと、子供の頃からの大好物!東京うまれの大阪育ち(小学校4年で引っ越してきました)なのですが、小田巻蒸しの存在は、母がよく作ってくれたから知っていました。特に大阪に引っ越してきたから知ったというわけでもないのです。

しかも母は千葉出身。何で知っていたのか本人も覚えてないそうですが、いつの間にか小田巻蒸しの存在は知っていて自分で作るようになったそうです。

そういう訳で大阪発祥とはつい最近まで知らなかったのですが、大好物なので特に冬場になると、母に頼んで作ってもらったりしていました。お出汁のきいた茶碗蒸しと柔らかいうどんが一緒にいただけて、ボリュームたっぷりお腹いっぱいになるお料理なんです。風邪引いた時とかにもいいんですよね〜。

大好きな料理だけど、そういえば食べるときはいつも自宅。お店で食べたこともないし、聞いたこともないなぁ……。

と思っていたところ、大阪には小田巻蒸しのラーメン版があるという噂を聞きつけました!しかも2号店が最近天満にできたとのこと!小田巻蒸し好きとしては、食べに行かなくては……!

 

ぷるんっぷるんの「茶碗蒸しラーメン」 

ということでさっそく天満へやってきました!日本一長いという商店街、天神橋商店街の4番街を歩いていると、「茶碗蒸し」と書かれたのぼりが!

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「茶碗蒸しらーめん」の看板も発見!

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こちらが「丹頂 天神橋店」。ここで茶碗蒸しラーメン、つまり小田巻蒸しのラーメン版が味わえるわけです……!

もちろん注文するのは茶碗蒸しらーめん(750円)です。

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いったいどんな料理がやってくるのかワクワクしながら待っていると、だいたい5分くらいでこちらがやってきました! 

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なんとフタつき!ドキドキしながら開けると……

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一面の茶碗蒸し!!!

ラーメン鉢にたっぷりの茶碗蒸しって、かなり珍しい光景じゃないですか?三つ葉、花の形をした麩も飾られていてお上品。茶碗蒸し好きにとっては夢みたいな光景ですね……!

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レンゲを入れてみると、いうまでもなくぷるんっぷるんです。関西らしいお出汁のきいた優しいお味。

茶碗蒸しの下から出てきたのは……!

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麺~!だけでなく、カマボコ、キャベツ、ニラ、ネギ、もやし、おこげといった具材、鶏ガラベースに魚介を加えたスープも潜んでいました。

本当に茶碗蒸しラーメンだった……!

野菜は蒸してあって食感シャキシャキ、おこげは姿が見えなくなってしまっていたのですが、香ばしさを加えてくれて味に深みが出ていました。

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細麺ですが、エッジのきいていてコシがあります。食感はしっかりめ。

特注品とのことですが、茶碗蒸しのための「蒸し」工程が入るため、少し硬めに茹で上げるそう。ラーメンスープも結構しっかりめの味付けで、茶碗蒸しとも相性抜群。まろやかになって美味しさ倍増です。これはたしかに小田巻蒸しのラーメン版だわ……と感動しました。

 

ちなみに、茶碗蒸しだから蒸し上げるのに時間かかるかな?と覚悟していたのですが、予想よりずっと早かったのです。特別な作り方でもあるのかと思い、西岡店長に質問してみたところ、「そうなんですよ……!でもすみません、企業秘密です」という回答でした。

 

この茶碗蒸しらーめんの丹頂、天保山にあるお店が本店なのです。

らーめん丹頂
〒552-0021 大阪大阪市港区築港3-8-7
1,000円(平均)800円(ランチ平均)

 

この天満のお店は2号店にあたります。丹頂は和食割烹店なども経営していて、そちらに出していた大きい茶碗蒸しから、「もともと大阪の食べ物として存在する小田巻蒸しで、麺をラーメンにしたものを作ったらどうだろう?」と、この茶碗蒸しらーめんを思いついたそう。

その茶碗蒸しらーめんを独立させて出してみたのが、この丹頂というお店だったわけです。もともとが和食割烹のお店だから、お出汁がしっかり美味しいのは納得です!

 

ちなみにランチタイム(11:00~14:00)は、生卵とそぼろご飯がついてきます!ランチタイムには全部のラーメンにセットできるそうです。

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このそぼろご飯、茶碗蒸しをのせていただいても美味しいですよ〜!それにしてもなかなかのボリュームです……!

 

それでも足りない!という人には大盛りや替え玉、ご飯といったオプションもあります。

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この茶碗蒸し、ご飯にのせて食べたら美味しそう〜!

 

茶碗蒸しが洋風に大変身!「フロマージュ」もおすすめ

さらに、「洋風の茶碗蒸しらーめんもどうですか?」とすすめていただき、お願いしてみました!

洋風な茶碗蒸しらーめん、その名も「フロマージュ」(1,100円)をオーダー!

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できあがったラーメンにチーズをたっぷりのせて、バーナーで焦げ目をつけ始めました!

「わ~!美味しそうですね」と興奮する筆者に、「これで完成じゃありませんよ~!」と西岡店長ニヤリ。これ以上いったい何があるというのか……!

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いい感じに焦げ目がついたラーメンに、個性的なフタがかぶさって出てきました。

と、フタを開けた瞬間に、着火!!!

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フランベーーー!!!

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わわー!!なかなかの燃え具合です!

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メラメラと燃えています。

アルコールが苦手な方はフランベなしでも出していただけますが、これはやってもらった方が楽しい!近づきすぎると危険ですが、なんといっても映えます!

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火は結構すぐ落ち着いてくれるのでご安心を。燃え盛る炎が落ち着いたら、満を持していただきましょう~!

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器があっつあつなので、銅製のオリジナルラーメン受けに乗った状態で提供されます。

このラーメン受け、個性的なフタも、オーナーお手製とのこと!

レンゲ置きまであってなかなかのオリジナリティです。というかオーナーは料理人のはずでは……?こんなものも作れるってすごいな〜。

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できあがったフロマージュは、チーズがのっていること以外は先ほどの茶碗蒸しらーめんと変わらないそう。でもやっぱり、見た目からして完全に別物!こっちは洋風です。

お待ちかねの……

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チーズがとろ〜~~~り!!!

茶碗蒸しの上にチーズの層ができあがっていて、アッツアツのとろとろ。焦がした部分が香ばしい!もうこれは洋食メニューです!

茶碗蒸しの味がベースに感じられるのですが、チーズの濃厚さが洋食度をググっとあげています。これはこれでまた別の味わい。は~~~美味しい。ワインがほしくなります。

と、まさにワインがほしくなってしまった人向けに、飲み物セットがあります!

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茶碗蒸しらーめん or フロマージュで飲んだら、〆の食事までできてしまいますね……!

(ちなみに写真に写っている「豚角煮」(1,250円)は西岡店長のオススメ。角煮は本店でこだわって作られているそうです)

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チーズ好きにはブルーチーズを使った「フロマージュ ブルー」(1,600円)もオススメ!ほかにも茶碗蒸しらーめんにはいろんな種類がありますね。

 

なお、フロマージュにはバゲットがついてきます。チーズ&茶碗蒸しをのせたり、最後に残ったスープを浸して食べたり。バゲットは有料で追加もできます。

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タバスコも揃っていて味変しながら味わうのもまた良いです。

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筆者はハラペーニョ(左)をかけてみましたが、軽い酸味のあるスパイシーさが加わってさらに美味しかったですよ〜!

麺は茶碗蒸しらーめんと同じもの。

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麺は伸びておらず、コシも食感もしっかり残っていて絶妙。この麺、食べ終わりまで食感がちゃんと残っているのがすごいです。

小田巻蒸しって、わりと最後のほうになるとうどんがのびのびになっちゃうんですよね。でもこの麺は、のびる気配が感じられなくてびっくりしました。細麺好きな筆者的には、この麺はかなり好きなタイプ。

 

「茶碗蒸しらーめん」という新しい食べ物

小田巻蒸し自体は手間がかかるので、和食のお店でも事前予約が必要なことが多いようです。うどん屋さんなどでメニューに見当たらないのはそのせいなんでしょうね。

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子供の頃から茹でうどんで作る小田巻蒸しを食べていた筆者としては、うどんはあまり主張が強くないからこそ、お出汁のきいた茶碗蒸しと合うんだと思っていました。

イメージ的には、うどんに比べてラーメンの麺は茶碗蒸しに合わなさそうですよね。いくら特注の麺といっても風味が違うわけですし。

ところが、この茶碗蒸しらーめんをいただいてみると、違和感なし。

茶碗蒸しの下にあるラーメンスープが、出汁メインの茶碗蒸しと麺の間を取り持ってバランスとっているような。このラーメンスープと麺があるからフロマージュのように、チーズも合うのでは……!

小田巻蒸しそのものではないですが、だからといって小田巻蒸しの代用品でもない。これは本当に新しい「茶碗蒸しらーめん」という食べ物なのです……!

 

ベーシックな茶碗蒸しラーメンは和食として、チーズがのったフロマージュは洋食として。1つのお店で全然違う表情の料理がいただけるし、ちょっと一杯飲みたいときにもガッツリ食べたいときにも使えます。

それに、茶碗蒸しらーめんに入っている野菜は炒めずに蒸すなど、麺以外にはほとんど油を使っていないそう。ラーメン=高カロリーというイメージで避けている人にもぜひ食べてみてほしい~!

 

こんなラーメンは食べたことないし見たこともない!やはりここでしかいただけないものですね。

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大阪発祥の小田巻蒸しのラーメンバージョン、丹頂でないと食べられませんよ!ぜひお越しください!」と西岡店長。

大阪へ観光や出張で来た際には、お好み焼きたこ焼きだけでなく、茶碗蒸しらーめんのことも思い出してくださいね!

 

お店へのアクセス

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お店は天神橋商店街の4番街にあります。屋号が卵に書かれているのが目印です。

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最寄り駅はJR天満駅。テントウムシがいる4番街をひたすら進んでいけば、左手に茶碗蒸しの幟が見えてきますよ。

 

注文は券売機で。

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こんなメニューまで……!ハーフ&ハーフ玉子かけご飯!これはきっと美味しい。

 

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お店はカウンターのみ10席です。

 

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大阪の人でも知らない人が意外と多い小田巻蒸し。ぜひうどんの小田巻蒸しも食べてみてほしいのですが、この丹頂のラーメンバージョンもとっても美味しかった!

目の前でフランベしてもらえるフロマージュは特に動画で撮るとなかなかの迫力!観光目的で訪れても楽しいと思います。

丹頂で新しい大阪名物を味わってみてくださいね!

 

紹介したお店

丹頂 天神橋店
住所:大阪大阪市北区天神橋4-6-17

 

本店はこちら

らーめん丹頂
〒552-0021 大阪大阪市港区築港3-8-7
1,000円(平均)800円(ランチ平均)

 

著者プロフィール

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アカサカナツコ

食べて飲んでうろうろして、がまぐちも作ってます。

ブログ:http://assak-karakara.hatenablog.com/
Twitter:https://twitter.com/assakgamasan

                             
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