こんにちは、ほそいあやです。
今、日本は空前のパクチーブームですね。
なかでもラムとパクチーの組み合わせメニューをそろえた「ラムパクチー」のお店が増えてきています。
今回は、数あるラムパクチー店のなかでも、超おすすめしたいお店を紹介してしまおうと思います。本当は教えたくないけれども!
(2017年3月1日追記:※営業形態の変更につき、現在は羊料理メインではありません)
東京の亀戸にある「くいのみ家 ふう」です。
外見だけみると普通の飲み屋さんですが、メニューは羊だらけ。
普通の居酒屋メニューのほかに「ひつじ」という枠があります。
「ひつじメニューを全部ください」というと、「ひつじ流しですね!」といわれました。ひつじ流しっていうのか。
「ふう」は今年(2015年)の1月にオープンしました。おかみが一人で切り盛りしているので、お客さんの多い時はフル回転になってしまいます。
そういうときはお客が食べ終わった食器を持っていったりして協力するのが、このお店の特徴です。
お店は朝10時から夜9時まで通し営業。朝から飲めます!
そして、終日禁煙、子連れグループ用に座敷もあり。
家族連れやママ友飲み会にやさしいというのがモットーです。
ポテトサラダ(350円)。
羊肉の香りがイモ全体に染み込んでいる。新感覚の羊料理です。
左:クミン春雨いため(450円)と、右:ラムぽん(380円)。
ポン酢とラムって合いますね。春雨も、全体に羊の香りが染みついてうま〜い。
氷彩サワー(300円)。
氷彩、あんまり置いてあるお店がないんですが、サワーの中では群を抜いて美味しいと思っています。ほんのり甘酸っぱくて、すっきりしていて。
氷彩のある店をみつけるとラッキー! と思ってしまいます。
コロコロラム(430円)。
塩味であっさりとラムの旨みを堪能できるシンプルな一品です。
※ この日は青果市場が休みだった関係でパクチーが残り少なくなってしまったそうで全体的に少なめですが、いつもはもっとワサワサしているので、もう少し青々としたお皿を想像しながら読み進めていただけると幸いです。
チャーシュー(480円)。
焼豚ではなく、焼羊。煮豚のような感じですが、羊のクセが生かされていておつまみに大変グッドです!
極上マトンロース(780円)。
お店で一番高価なメニューがこれ。
他の羊肉もおいしいけれど、それらとはまた違ったジューシーさがある。高級ステーキのような肉心地……。ごちそうだー!
牛肉のようにわさびと醤油で食べます。わさびでマトンを食べたのははじめてだけど、とても良い!
氷彩もレアだけど、赤ホッピーも置いてあるお店少ないですね。
トムヤムラム水餃子(580円)。
ラムの餃子が、トムヤムスープに激合い!
「トムヤムラム」リズミカルに注文したくなる語感です。
スペアリブ(2本580円前後)。
今日の料理で一番好きかも。ピンクペッパーが味も見た目もキマってます。
薄切りラムのフォー(500円)。
さっきのトムヤムラム水餃子といい、現地の味の再現が上手!
おかみさんはさぞかし東南アジアが好きなんだろうなと思ったら「海外にいったことがない」そうです。
!?!?!
てっきりタイとかベトナム料理に影響をうけてこのお店を始めたと思っていたのに……。
「食いしん坊だから食べたいものを好きなように作っちゃうんです」だって。カッコイイ。
考えてみると、エスニック料理の感覚にとらわれていないからマトンをわさびで食べる等という発想が生まれるのかもしれません。 羊料理のパイオニアだと思います。
しめの羊丼(680円)。
ランチタイムでも出しているそうです。お腹いっぱいだけど、これは入る……。
バクテー(スペアリブの薬膳スープ煮)(680円)。
ザ・創作料理。飲んだあとの胃にやさしく染み渡ります。
骨から肉がホロホロとはがれるので、箸でひっぱらなくてもよいのです。
この日の11種類の羊メニューを完食。ごちそうさまでした!
今日は4人できて、一人2,200円でした。安すぎる。
ここまで羊肉に溺れられるお店もそうそうないんじゃないでしょうか。
座敷には、子ども用の絵本なども用意されています。周りを気にせず子どもと訪れることのできる居酒屋はなかなかないと思います。
なにより昼から羊で一杯できるお店って貴重なので、これからも末長く続いてほしい!
紹介したお店
くいのみ家 ふう
住所: 東京都江東区亀戸5-29-4
※掲載された情報は、取材時点のものであり、変更されている可能性があります。
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
ブログ:http://seiten4go.com/
Twitter:https://twitter.com/hosoi/