東京駅八重洲側地下1階の「東京駅一番街」内にある「東京ラーメンストリート」が2015年6月18日（木）にリニューアルオープンしました。
新店「ソラノイロ・NIPPON」と「東京の中華そば ちよがみ」のおすすめラーメンを実食レポートします。
東京ラーメンストリートってどんなところ？
東京の名店が揃う東京駅八重洲側地下1階に広がる「東京ラーメンストリート」。
「六厘舎」「東京駅 斑鳩」「塩専門 ひるがお」など、どれも言わずと知れた超有名店ばかり。そんな名店が出店するエリアだけにラーメン界では「憧れの出店場所」とも言われています。
そんな名店ひしめく「東京ラーメンストリート」に2015年6月18日（木）、新たな2店舗がオープンしました。すでに話題沸騰中の「ソラノイロ・NIPPON」と「東京の中華そば ちよがみ」の極旨ラーメンをご紹介します。また、リニューアルオープンを記念して既存の店舗で期間限定新メニューも提供中。こちらもぜひチェックしてみましょう。
名店「斑鳩（いかるが）」、初のセカンドブランド。「東京の中華そば ちよがみ」
『斑鳩』をご存じでしょうか？濃厚動物系スープと最高級本枯れ鰹や利尻昆布などの和風だしをブレンドしたスープで人気の名店です。
そんな人気店を手がけた坂井氏・初のセカンドブランドと聞いたら、ラーメンファンなら食べない訳にはいきませんよね。
人気店を手がけた坂井氏
『東京の中華そば ちよがみ』
コンセプトは「その日の気分に合った、お好みの中華そばを楽しんでいただく」。慣れ親しんだ味ながら上質なラーメンを目指したという店主・坂井氏のこだわりが光ります。
まずはイチ押しメニューの『東京駅 醤油 中華そば』（980円）をいただきます！
注目すべきは醤油ダレ。
坂井氏曰く、鰹節と昆布をこれでもか！というほど大量に贅沢に使用してダシをとり、（時間をかけてダシをとることで生まれてしまう）雑味・えぐみを抑えた究極のタレが完成するそうです。
実際に食べてみると、鰹節＆昆布の香りがほのかに……そして鶏のスープがしっかりと醤油ダレの風味を後押ししています。う、うまい！！
そして麺の食感を試して欲しいのです。半年間の研究と試作を繰り返し、やっとたどり着いたという極上麺。坂井氏がこだわった「ツルツル」を超えた「ジュルジュル」感。
すすり心地のいい麺があっさりスープにぴったりです。
魚介系食材の美味しいダシのみを抽出することで、あっさり味ながら海のコクを感じさせる『塩 中華そば（煮玉子100円含む）』（880円）もおすすめです。
店名の「ちよがみ」にちなんでのせられた、麺の三色きざみゆばが彩りをプラス。店内も和のテイストを取り入れた落ち着きのある雰囲気で女性1人でも入りやすいです。
またそのあっさりとした味わいから飲みの後の〆の一杯にも最適です。
ラーメンなのに野菜250gが取れる!? 唯一無二のビーガンラーメンが味わえる『ソラノイロ・NIPPON』
さまざまな賞を受賞している麹町の名店『ソラノイロ』。その名を全国にとどろかせた名物ラーメンが動物系の食材はもちろん、玉子や乳製品を使用しないビーガンラーメン「ベジソバ」です。
店主の宮崎さんは「ラーメンが苦手・ベジタリアンでラーメンは……という人にこそ当店のラーメンを食べて欲しい。ラーメンってこんなに美味しいものだったんだと知って欲しい」といいます。
店主の宮崎さん
『ソラノイロ・NIPPON』
宮崎さんは、東京駅という日本の中心地での出店だけに、日本の国民食・ラーメンで外国人をおもてなしできるお店にしたいと語ります。店名に「NIPPON」をつけたのもそのためだとか。
本店でも人気のメニュー『ベジソバ』はもちろん東京駅の店舗でも健在。ただし、スープはさらに濃厚にポタージュ感がアップしているので、本店とはひと味違います。本店にすでに行ったことがある人も訪れる価値大アリですよ！
さっそく『ベジソバ』（900円）を実食。まず目を引くのはトッピングの多さと彩りの良さ！この日はニンジン、キャベツ、トマトなど。
野菜は季節によって変更されるので何度行っても違った味を楽しめるのも嬉しいですね。
まずはベジブロスに人参のグラッセのピュレを混ぜ込んだスープ。野菜だけでここまで旨みが出るのか！と驚くほどの濃厚でコクのあるスープです。
油も米糠から抽出される植物油「米油」でにんにくを揚げた香味油を使用。1杯で250gの野菜が取れるというヘルシーさなので、野菜スープの感覚でゴクゴク飲めちゃいます。
麺はパプリカを練り込み、うどん用の中力粉を使用することで、モチモチの食感を作り出しています。
押し麦バジル和えと赤い柚子胡椒で味を変えながら食べるのもおすすめです。
いやいや、やっぱりラーメンはガッツリでしょ！ という人には『江戸式中華そば』（800円）をぜひ。こちらのスープは、黒さつま鶏の鶏ガラをメインに、もみじ、ぽんじり、豚の骨、豚の背脂、牛などを使用。また、麺は博多ラーメンの細麺を意識したサクサクとした食感が特徴です。
チャーシューと角煮も贅沢！ 替え玉も可能なので、男性も満足できること間違いなしですね。
レア度満点！味わえるのは今だけだ！！期間限定ラーメンをチェック
リニューアルオープンを記念して「六厘舎」「塩専門 ひるがお」「東京駅 斑鳩」「東京タンメン トナリ」「仙台牛タンねぎ塩ラーメン 㐂蔵」「とんこつらーめん 俺式-純-」の6店舗では期間限定のラーメンを提供中。
なかには1日の提供数が限られた激レアラーメンもあるのでラーメン好きなら行かない手はありません！！
『六厘舎』の『坦々つけめん』（930円）
六厘舎初の限定つけめん！厳選されたスパイスを使用して本格的な坦々スープに仕上げています。六厘舎ファンならずとも必見です。
提供期間：6月18日（木）～7月17日（金）
『塩専門 ひるがお』の『土佐柚子の冷し麺』（900円）
高知県の柚子を使用した冷たいラーメン。清涼感もありながら具材もたっぷりのるので食べ応えも十分です。
提供期間：6月18日（木）～8月31日（月）
提供時間：14時～閉店まで【1日30食限定】
『東京駅 斑鳩』の『塩 本枯れ鰹 らー麺』（790円）
鰹節の風味をきかせたあっさりしつつも、薫り高くコクのある一杯。提供時間が限られているので14時～19時の間に来店しよう。
提供期間：6月18日（木）～7月18日（土）
提供時間：14時～19時限定
『東京タンメン トナリ』の『ピリ辛タンメン with 六厘舎 焙煎黒七味』（900円）
名店同士のコラボが実現しました。トナリの人気商品『ピリ辛タンメン』に六厘舎の焙煎黒七味を添えて提供。食べたい！ ぜひ食べたい……。
提供期間：6月18日（木）～7月17日（金）
『仙台牛タンねぎ塩ラーメン 㐂蔵』の『鯛潮らーめん』（1,100円）
生の鯛の頭・骨・鯛節で出汁をとった上品なスープに、鯛の切り身からさらにうまみが溶け出す薫り高い極上の一杯です。
提供期間：6月18日（木）～7月19日（日）【1日限定50杯】
『とんこつらーめん 俺式-純-』の『やりすぎ煮干しラーメン』（850円）
究極に煮干しを効かせた濃厚な煮干し豚骨ラーメン。豚骨のまろやかさに煮干しの旨みがベストマッチ！
提供期間：6月18日（木）～8月31日（月）【1日限定50食】
【施設情報】
■東京ラーメンストリート
住所：東京都千代田区丸の内1-9-1 東京駅八重洲側地下1階「東京駅一番街」内
アクセス：JR東京駅八重洲地下中央口から徒歩すぐ
【東京の中華そば ちよがみ】営業時間： 11:00～22:30（LO22:00）
【ソラノイロ・NIPPON】営業時間：11:00～23:00（LO22:30）
【六厘舎】営業時間： 7:30～9:45LO、11:00～23:00（LO22:30）※10:00～11:00は一時閉店
【塩専門 ひるがお】営業時間： 10:30～23:30（LO 23:00）
【東京駅 斑鳩】営業時間：10:00～23:00 （LO 22:30）
【東京タンメン トナリ】営業時間：10:30～23:00（LO 22:30）
【仙台牛タンねぎ塩ラーメン 㐂蔵】営業時間： 10:30～23:00 （LO 22:30）
【とんこつらーめん 俺式-純-】営業時間：10:30～23:30（LO 23:00）
定休日：無休
※期間限定の新メニュー提供期間は予定です
※価格は全て税込み価格
プロフィール
わたり みお
編集兼ライター。編集プロダクションを経て、フリーライターに。旅行誌を中心にさまざまなメディアで活動中。観光・グルメ・お散歩記事がメイン。得意エリアは東京駅・丸の内エリア。都内おみやげ情報にも精通している。
Twitter：@mio_25/
