今回の料理:手巻きずし
白い悪魔
枝元 すしネタで何が一番好きですか。
西原 私、バッテラ好きなんで、ゆでエビやしめさばに、薄昆布をかけて食べるのが好き。
枝元 通っぽい! そんなお高い話の後ですが、今日作るのは私が「貧乏手巻き」と呼んでるもの。お金が無かった頃に、よく食べてた大根だけの手巻きずし。すし飯から作ります。
西原 もう宝石やね。ご飯がきらきらしてる。
枝元 大根の切り方がポイント! 「ニンジンと牛肉のピリ辛炒め」(毎日新聞:昨年10月13日掲載)でご紹介した乱切りで、とんがった部分ができるように。
西原 食感があちこち変わるやつですね。
枝元 大根はワサビマヨネーズで。それからちょっと出世してサーモンも用意。これは塩レモンと食べるのがオススメ。
西原 塩レモンって果汁じゃなくてレモンを食べるんだ。
枝元 簡単に作れますよ。国産レモンをよく洗って、くし切りにして、レモンの重さの10%の塩をまぶして熟成させたもの。皮ごと細かく刻んで使います。レモンの果肉を混ぜたしょうゆでもおいしいです。
西原 うん、貧乏手巻きは、かんぴょうとかいろいろ入ってるのよりおいしい。
西原理恵子と枝元なほみのおかん飯、単行本発売中!
毎日新聞朝刊で連載中の『西原理恵子と枝元なほみのおかん飯』(毎日新聞社)が12月12日に単行本として発売されました。「おかん飯」は昨年12月、「おんなのしんぶん」面が新設された時から連載を開始。今回は、37点のレシピとともに料理の写真や西原さんが描いたイラスト、料理家の枝元なほみさんとの楽しい会話も、もれなく収録しています。
『毎日かあさん』など数々のヒット作を世に出した西原さん初の料理本。描き下ろし漫画も収められています。ぜひ、手に取ってご覧ください!
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