こんにちは。谷口マサトです。
色々な人をもてなすこの連載、今回のゲストは「心(ココロ)」さんです。
着物が似合うココロさんだが、今回はイタリアンということで洋服で登場。
最近はとても忙しいようだが、なんとか休日に時間を捻出してくれた。待ち合わせたのは六本木・東京ミッドタウンのすぐそばの「Gaston&Gaspar 六本木」。
やけに背が高いこの建物。その理由は店内に入るとわかる。
贅沢な空間の使い方で、天井が高くて気持ちがいい!
店内だけどテラス席にいるような開放感だ。
外観もオシャレな上に…
店員もイケメン。
女性のテンションが色々と上がりそうな店だ。
イケメン店員の青山さんが、笑顔でシャンパンを注いでくれる。
こちらは人気の「こぼれ升スパークリング」。こんな風に演出まで粋で、まるでオシャレのデパートのようなレストランだ。
「この店にご飯を食べにきたら、働かないかと声をかけられたんです」と青山さん。ちなみに筆者は五反田駅で「自衛隊に入りませんか?」と声をかけられた事がある。あんまりの違いだ。少なくともオシャレかどうかについては。
人気のクラフトビール「BLUE MOON」が置いてあるのもオシャレだ。しかしココロさんは何を持っても広告ポスターのようになってしまう。生まれつきの広告体質だ。
しかし一次取材って大変だ。こんな風に取材しなくても記事を書けるならどんなに楽だろう。
まずは前菜のカルパッチョ。
次は7種の彩り野菜のアヒージョ。
そしてこの店の一番ユニークなメニューは「パスタクリエーション」という、店内自家製の15種類の生パスタをベースに味をカスタマイズして作れるもの。
こんな風に、様々な形と味のパスタがズラっと並ぶ。
まずはパスタをこの中から選んで、次のように細かくオーダーできるのだ。もちろん好みを伝えておまかせもできる。
しかし今回はしっかりと注文してみたい!
ということで、クリエイティブな助っ人を呼んでみた。
登場してもらったのは人気アーティストのチョーヒカルさんだ。ちなみに本名(趙燁)だ。2年ほど前に奇抜なボディペイントで一躍話題となり、さらに様々な話題作を発表し続け、最近ではテレビに出演する事も多い。
こちらはチョーさんの作品の一例。こんな風に自由自在にボディペイントを描く。
ちなみにチョーさんはモノクロ写真がやけに似合う。
一見クールに見えるが…
ジャミラ(ウルトラマンの怪獣)のモノマネをするチョーさん。
内面は「ひょうきん」としか言いようがない人だ。
二人でメニューを考えてもらう。
「パスタクリエーション」は選択肢がものすごく多く、全部で約220万通りになる。なので料理をしなくても、二人でパスタを作っているような感覚で会話が盛り上がる。
注文したのは次の組み合わせ。
パスタの種類:レジネッテ
ソース:ジェノバクリーム
トッピング:ベーコン、ズッキーニ、しめじ、じゃが芋
たっぷりと好みを反映したので、もちろん大満足の美味しさだ。
パスタと同じように、サラダも自由にカスタマイズできる。
選んだのは次の組み合わせ。
ドレッシング:アンチョビ
トッピング:エビ、ブロッコリー、マッシュルーム、トマト、カボチャ
そしてデザートもオシャレ。
デートにもいいが、女子会にも最適だろう。
初対面ながら、様々な共同作業を通してすっかり仲良くなった二人。
じゃれてお互いに食べさせ合う二人。
ふざけ合う二人。
撮影の助っ人に呼んだのに、撮影を妨害しだすチョーさん。
さらに女子だけでもう一軒行くらしく…
どこかに歩き去っていった。
とり残された筆者。
二人を呼んでおいてなんだが、
女性がやけに盛り上がる店も考えものである。
ココロさん…。
今回ご紹介した店
色々な人を“もてなす”店を紹介するこの連載。
面白いレストランがあれば教えてください。
東京以外でも取材に伺います。
バックナンバー
【第三話】“サードウェーブ女子”を三軒茶屋でもてなす、産地にこだわりすぎる激旨ビストロ
【第二話】“ヒツジ系肉食女子”をもてなす、極上のラムチョップを“焼き鳥感覚”で食べられる店
【第一話】“北陸女子”を上質にもてなす、日本産ワインの図書館レストラン
著者:谷口マサト
Webライター&プロデューサー
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