ブルーボトルコーヒーだけじゃない! 素敵なお店大集結の清澄白河の満喫MAP

ブルーボトルコーヒーの日本1号店がオープンし、大きな注目を集めている清澄白河、日本屈指のコーヒータウンとしても認知されてきていますが、実は清澄白河には他にもたくさんの見どころがあるんです。というわけで、清澄白河の名店や見所などを御紹介する清澄白河を満喫するためのマップを作成してみました。ぜひ足を運んでご活用いただければと思います。(清澄白河のグルメカフェ

ブルーボトルコーヒーだけじゃない! 素敵なお店大集結の清澄白河の満喫MAP

3月に日本に上陸したブルーボトルコーヒー、各種メディアで取り上げられたこともあって大人気となっていますよね。顔の見えるコーヒー豆生産者の豆を使用するサードウェーブコーヒーの筆頭として、大きな注目を集めています。そんなブルーボトルコーヒーの日本第1号店が出店されたのが、古くから下町として栄えてきた清澄白河です。

 

魅力あふれる観光スポットや、お洒落なカフェ、下町ならではのお食事処など、実は見所がたくさんある街。せっかく清澄白河に訪れたなら、ブルーボトルコーヒーに行くだけではもったいない!  ということで、本日はこの街に焦点を当てて、コーヒーを飲んだ後、のんびり寄れるお店や、押さえておきたい観光スポットなどがすぐに分かる「清澄白河お散歩観光マップ」をご紹介いたします。

 

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清澄白河ってどんなとこ?

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東京駅から電車で約20分、東京の東側、江東区白河1丁目にある駅です。都営地下鉄大江戸線と、東京メトロ半蔵門線の接続駅にもなっています。

 

アットホームな商店街に、江戸土産のお店や深川飯の食事処など、町中には昔ながらの下町の雰囲気が、色濃く残っています。また、現代美術館ができたことが影響してか、どんどんアートの街へと変貌をとげていきました。人情溢れる下町の雰囲気と、美術館やギャラリーなどのアートが融合した街として、独特の雰囲気を感じられます。

 

最近はコーヒースタンドも増え、TVや雑誌などで特集を組まれるうち、コーヒー好きの間で「美味しいコーヒーが飲める街」としても親しまれるようになりました。先日、アメリカのコーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」が、日本で第1号店を清澄白河エリアに出店したことで、コーヒータウンとしてのイメージをさらに確立しています。

 

清澄白河の見逃せない魅力!5つ

1. お気に入りの一杯が見つかる! 今大注目のコーヒータウン。

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ブルーボトルコーヒーだけに限らず、周辺には自家焙煎などこだわりのコーヒーを提供する魅力的なロースターがたくさんあります。クオリティの高いコーヒーとカフェが楽しめるエリアとして、コーヒー通の間では以前から話題になっていました。最近はコーヒー×インテリアなど、個性溢れる魅力的なカフェが多数出店し、コーヒーカフェの街としても栄えています。

 

2. 下町情緒あふれる町で、ほっこり温まる雰囲気。

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商店街や、地元の人に愛されてきた老舗のお店、居酒屋など、町を歩いているだけで下町の情緒溢れる空気を感じる事ができます。かしこまらない気さくな雰囲気は、肩の力を抜いて心置きなくリラックスすることができます。

 

3. 美術館や素敵なギャラリーが点在。街中にアートが溢れる場所!

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現代美術館ができたことがきっかけで、アート色の強い町へと変貌し、お洒落なギャラリーが多く点在するようになりました。最近ではアート心をくすぐる雑貨屋や古本屋など、アートフォロワーにはたまらない町に変化しています。

 

4. 歴史溢れる観光スポットがもりだくさん

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東京日本庭園の最高峰といっても過言ではない清澄庭園や、100年を超える歴史をもつ深川図書館、松尾芭蕉も訪れた臨川寺、江戸の歴史が学べる深川江戸資料館など、日本文化を知るためにも、一度は行っておきたい場所がたくさんあります。1日では見切れない程、観光スポットに溢れているので、何度訪れても楽しむことができます。

 

5. 国の重要文化財に指定された吊り橋も。

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町を歩くと何度も目にする川と吊り橋。中でも隅田川に架かる橋の中で一番美しいとされる橋が、清澄白河にある「清洲橋」です。橋の形から「女性美なシルエットの代表」とも呼ばれ、国の重要文化財に指定されています。

 

清澄白河に来たら立ち寄りたいスポット

1. 下町の名園!清澄庭園

f:id:foodcreative:20150328012903j:plainブルーボトルコーヒーへ行った後、ぜひ訪れたいのが下町の名園、都立清澄庭園です。明治11年に三菱財閥創業者の岩崎弥太郎が邸地を買い取り、13年かけて完成させたという庭園です。広大な池を囲み、四季を通じて美しい景観が楽しめます。桜が見頃の今の時期は、お花見も可能。静かで心安らぐ場所なので、デートで訪れるにもぴったりの場所です。

 

ちなみに、冬鳥が集まる12月〜3月中旬以外の期間なら、池の鯉に餌をあげて楽しむことができます。

f:id:foodcreative:20150328012643j:plainが、鯉は跳ねるのでご注意を!(※この後、鯉が飛び跳ね、大ジャンプを披露してくれました。)

 

清澄庭園
TEL:03-3641-5892
住所:江東区清澄3-3−9
営業時間:午前9時〜午後5時

 

2. 深川名物! あさりがたっぷり入った絶品深川飯が食べられる「深川釜匠」

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お腹がすいてきたら、ぜひ食べておきたいのが深川名物、深川飯に深川丼! 昭和63年に開店し、地元の人から観光客まで愛されてきた「深川釜匠」では、店主こだわりの深川飯がいただけます。

 

f:id:foodcreative:20150328013041j:plainこれでもか!というほど大粒のアサリがたっぷり入った深川飯は、肉厚でプリプリ。ご飯にもしっかりあさりの味が染みています。また、一緒に付いてくる味噌汁は、出汁からアサリの風味が良く出ていて、ほっこり癒される優しいお味です。

 

そして、深川飯に並んでもうひとつのお店の名物が「深川丼」

f:id:foodcreative:20150328013754j:plainアサリの旨味がぎゅっと詰まった、醤油ベースの出汁がかかったごはんです。大粒で肉厚のアサリがごはんの上にたっぷり盛られ、見た目も味も贅沢な一品。透き通った出汁は上品な味わいですが、どこか懐かしく心がほっとする味です。とろとろの半熟卵を崩して頂くと濃厚な味に変わり、味の変化を楽しむことができます。

 

ちなみにテーブルに置いてある4種の漬物はおかわり自由とのこと。箸休めにもぴったりです。

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お腹いっぱいでお会計を済ませるとこんなサービスまで!

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あめ玉。

こういった心が和むサービスが嬉しいですね。

まさに下町の人情溢れる温かいお店でした。

 

深川釜匠
TEL:03-3643-4053
住所:〒135-0021  東京都江東区白河2-1-13
営業時間:月・火・木 11:00~15:00
                  水・金~日・祝日 11:00~22:00 ※最終入店20:00

 

3. 深川神明宮

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お腹がいっぱいになったら少し歩こう!ということで、清澄通りを森下駅方面に歩くと立ち寄れるのがこちらの神社。江戸時代初期に創建され「深川発祥の地」として知られる神社です。

 

せっかくなのでお参りすることにしました。

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こまじんまりとした神社ですが「ここから深川が始まった!」と思うと、この街の原点を知れた気がして、来た甲斐を感じます!

 

深川神明宮
TEL:03-3631-5548
住所:〒135-0004 江東区森下1-3-17

 

 

4. ポートマンズカフェ

f:id:foodcreative:20150328013630j:plain歩いて少し疲れたら休憩!ということで、おすすめなのがこちらのカフェ。外観からお洒落な雰囲気が漂っていますが、店内に入るとさらに驚き! 抜群にセンスの良いインテリアの空間で、まるで異国に来たかのようです。

 

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さらに驚くことは、このお洒落空間は数人のスタッフが半年かけて「セルフ・リノベーション」で創り上げたということです。家具は全てデザイナーでもあるオーナーさんが買い付けてきたそうです。アンティークの家具、ジュークボックス、食器…。小物ひとつ取ってもどれもお洒落で、オーナーさんのこだわりを感じます。

 

では、肝心のメニュー。カフェタイムのコーヒーは2種! そしてお店おすすめのスコーンとチーズケーキをいただくことにしました。

 

まずはコーヒー! 「ポートマンズ ブレンド」

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こだわりのカップに入ったコーヒーは、酸味がなく非常にのみやすい! それでいてコーヒーの香ばしさをしっかり感じられます。美味しいコーヒーが飲みたい時に、飲んで納得できる一杯です。

 

次に目を引いたコーヒーが「ベリーコーヒー」

f:id:foodcreative:20150328014502j:plainベリーを思わせる赤色のカップに注がれたコーヒーからは、甘酸っぱいベリーの香りが。飲むと酸味があるものの、コーヒー特有の酸味ではなく爽やかなベリーを感じる味です。

 

デザートメニューで人気なのはこちらのスコーン。

f:id:foodcreative:20150328014025j:plainお店でひとつひとつ丁寧に焼き上げられているスコーンは、とてもさっくりした食感!  全粒粉で作られているため香ばしく、外はサクサク、中はしっとりの理想のスコーンといえるデザート。クリームをつけて食べるとまた美味です。

 

続いて人気なのが、お店自慢の2層チーズケーキ!

f:id:foodcreative:20150328014543j:plain下がベイクド、上がレアチーズと2層になったケーキは、チーズの味がぎゅっと詰まった贅沢な味! 甘酸っぱいベリーのソースが濃厚なチーズとよく合います。こちらのケーキはベリーコーヒーと相性が抜群。ベリーコーヒーがケーキの美味しさを一層引き立ててくれています。

 

清澄白河らしいアートな雰囲気に包まれ、ソファーでゆっくりと過ごす贅沢な時間。「人やモノをつなぎ、交流が生まれる場所」をコンセプトにした空間は、人が関わって、いいものができたらというオーナーさんの想いが感じられます。ゆっくりしたい午後のカフェタイムに、是非訪れたい場所です。

 

ポートマンズカフェ
TEL:03-3641-1050
住所:東京都江東区清澄2-9-14 ダイヤパレス清澄公園101
営業時間:火~木11:00~19:00(L.O.18:30)金・土11:00~20:00(L.O.19:30)

 

5. 開業から90年の老舗! 煮込みが絶品の山利喜 本館

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カフェでゆっくりしたら、そろそろ夕方。お酒が飲みたい! ということで、森下方面に歩いて交差点のすぐ前にあるのが、17時から営業しているこちらのお店。

 

開業から90年という歴史をもち、戦時中や震災などの幾たる困難を乗り越え、下町で愛され続けてきた居酒屋さんです。こちらの看板料理と言えば、煮込み! 大きな鍋でグツグツ煮込んである煮込みは、毎日6時間かけて煮込み、なんと50年以上つぎ足しで作られているそう!

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さっそく試食です。

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6時間も煮込んでいると味も濃い目なのかな?と思いきや、食べてみると絶妙な旨味と塩味のハーモニーを奏でております。牛のシロとギアラを使用した国産のモツは、臭みを感じず、非常に食べやすいです。煮卵も良い具合に味が染みていて、とても美味しい。ビールがすすみます。

 

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さらにこちらお店の魅力は、ビールなど定番のお酒だけでなく「ワイン」の種類が充実していること!なんと地下に、ソムリエさんがセレクトしたワインを取り揃えたワインセラーを完備していて、店員さんに聞くと好みのワインを持ってきてくれるのです。

 

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一見、ワインと煮込みは合うの?と疑問に感じそうですが、それが合うのです!それもそのはず、3代目となる現在の社長さんは、元はフレンチの料理人。煮込みも、ビールにもワインにも合うような味付けになっています。

 

完食です。

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その他にも、つまみにぴったりなメニューから、テリーヌなどのオリジナルフレンチメニューまで幅広く揃っていました。

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元はといえば、戦後に2代目が肉体労働者のために提供し、看板メニューとなったのが「煮込み」だそうです。時を経て、フレンチ出身の3代目がワインにも合う新たな「煮込み」を生み出し、独特の世界観が楽しめるお店へと変化しました。

 

伝統と現代の新しい感性が融合したメニューは、どれも興味深く、ぜひ食べてみたいと思うものばかりです。アットホームな下町らしい空間で、煮込みとお酒を!と思ったら、迷わず選びたいお店です。

 

山利喜 本館
TEL:03-3633-1638
住所:〒135-0004  東京都江東区森下2-18-8
営業時間:17:00~23:00(L.O.22:00)

 

6. 国の重要文化財! 夜景が綺麗な清洲橋

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お酒を飲んでいたら、辺りはすっかり暗くなりました。最後に時間があったら是非よりたい場所があります。清澄白河駅A3出口から徒歩7分!国の重要文化財に指定されている「清洲橋」です。

 

隅田川に架かる橋からは、夜になるとライトアップされたスカイツリーを眺める事ができ、ムード満載! これはデートにも最適ですね。

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清洲橋
住所:江東区清澄1丁目

 

今回のおすすめポイントをまとめたマップがこちら。 

 

見所満載の清澄白河エリア。今回は女子2人デートでしたが、もちろんカップルでも、男子同士でも、十分に楽しめますよ。

 

最近、青山にも2号店が出来たブルーボトルコーヒーですが、観光ついでに清澄白河の1号店を訪れるのもなかなか面白いです。今注目を浴びているイースト東京。今後も目が離せません。

 

 

 

フードコーディネーター 梅原けい

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栄養士免許を取得後、食品商社に就職。OL勤務の傍ら、フードコーディネーターのスクールに通う。同校卒業後、多数の料理イベント出演、ケータリングなどで経験を積む。現在は企業や飲食店へのレシピ・メニュー開発、料理番組の出演、料理教室の開催、セミナー講師などで活動する。自身がダイエットの悩みやコンプレックスを料理で改善していった経験を生かし、食べることを罪としない「ヘルシースイーツ」などを紹介している。
ブログ:http://ameblo.jp/kei-umehara/
インスタグラム:https://instagram.com/keiumehara/
編集:フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/

                             
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