こんにちは、ほそいあやです。
今日は、お腹いっぱいになるまでヨルダン料理を堪能してきたレポートです。
ヨルダン料理って、一体どんな料理なんでしょうか?(全然わからなくて気になるので、あえて調べないで来てみました)
ヨルダン料理店「月の砂漠」は、池袋西口からすぐの所にあります。
一歩入るとエキゾチックな空間が現れます。
座敷席もあり、とてもくつろげるのです。
入店して10分くらいで、ここが豊島区池袋ということを忘れました。
ペットの同伴もOKです。
犬からフェレットのような小動物まで、飼い主がちゃんと管理していれば種類に制限はないそうです。
サルを肩に乗せてきたお客さんもいたらしいですよ。
まず、地ビール。「アルマザ」というレバノンのビールをいただきました。
アルマザとはダイヤモンドの意味で、ダイヤモンドのようなきらびやかな味ということだそうです。
原材料には、大麦麦芽、ホップ、コーン、糖類、カラメルとあります。コーンやカラメルのせいか、まろやかな味わいです。
チュニジアのワインは、赤も白も全然甘くなくてびっくり。
そしてぶどうの味がしっかりと感じられます。甘くないぶどうジュースのよう。
甘いワインが苦手な人はチュニジアのワインが絶対イイと思います。私もボトルで買いたくなりました。
「ババガンニュージュ」は、皮をむいてすり潰したナスににんにく、白ゴマなどを混ぜてオリーブバージンオイルをかけたもの。
「ホンモス」はヒヨコ豆のペーストに、にんにく、練りゴマ、ハーブなどを混ぜてオリーブバージンオイルをかけたもの。赤いのは、向こうのレモングラスのようなものだそうです。
ふたつの大きな違いはナスか豆かといったところ。両方とも薄味で素材の味を感じることができます。
これらを「ホブズ」という、チャパティに似たパンにつけて食べるのが伝統的な食事。
にんにくの香ばしさとオリーブの香りが食欲をそそってきます。
パンにつけなくてもスプーンでそのまま食べたいくらいおいしかった!
「タブーレサラダ」は、大量のパセリを使用したサラダです。
パセリ、トマト、クスクス、にんにくをオリーブオイルであえてペースト状にした、私たちのサラダの概念をくつがえすサラダ。
見た目のインパクトもさることながら、期待を裏切らない味!
パセリの青臭さをクスクスが和らげ、にんにくとトマトの黄金コンビが味に調和をもたらしています。めちゃくちゃハマる〜〜!
お店のかた(日本人)も「一番好きなサラダはタブーレサラダ」とおっしゃっていました。
日本だとパセリは完全脇役だけど、あちらでは主役なんですね。
それにしても、何束のパセリを使っているのだろう。
今度パセリを大人買いして、再現に挑戦してみようと思います。
「ファラッフェル」というヒヨコ豆のコロッケ。
肉は入っていないのに、食感などは、まんま肉でびっくりしました。
ヒヨコ豆はベジタリアンの強い味方なんですね。
「サンブーサ」という、アラブの春巻き。
これも野菜オンリーなのに、まったく物足りなさはありません。
左の青い器は、新メニューとなる予定のピクルス。爽やかな甘酸っぱさが、甘くないチュニジアのワインにぴったりでした。
締めは「マンサフ」というご飯。ヨルダンの国民食です。
ご飯をヨーグルトで煮て、羊肉をのせた料理。今回は鶏肉ものせてもらいました。
同行した友人が「ヨルダンで食べたらイマイチだった」と言っていたのでちょっと怖かったけど、すごくおいしいじゃないか!
少し日本人の味覚に合わせてあるのかな?
ヨーグルトの酸味がこんなにご飯に合うとは知りませんでした。
イメージ的には、「辛くないタイカレー」かな?
上のマンサフに使われていたのは「チャミード」と呼ばれる乾燥ヨーグルトで、他にも色んな料理に使われています。
羊のミルクからできていて、周りを岩塩でカチカチに固めることにより、10年は持つそうです。あちらではこれを首から下げて砂漠を渡り、ナイフで切り取ってお湯に溶いて飲んだりと、命をつなぐ貴重な保存食なのだそうです。
お腹がいっぱいになったので、ヨルダンのコスプレをさせてもらったら、自分でもよくわからない写真になりました。
他にも、水タバコを吸ったり、馬頭琴のライブを観たり、アラビア語を学んだりも出来てしまうお店なのです。
以上、ヨルダン料理「月の砂漠」でした。
珍しい料理でも、ちゃんと私たちの口に合うものばかりでした。
人数が集まれば、子羊の丸焼きも頼めますよ。
まだ気になる料理もたくさんあるし、色々と貴重な体験ができるお店なので、次回いくのが今から楽しみです!
プロフィール
ほそいあや
「猫を愛でることと虫を食べることが趣味」
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Twitter:https://twitter.com/hosoi/