西新宿、都庁隣りにある「ホテルハイアットリージェンシー東京」三階にある「佳香」は、四季折々の自然の恵みを盛り込んだ日本料理店です。美食家として知られる北大路魯山人が主宰した赤坂の「星岡茶寮」初代料理長を祖父に持つ中嶋貞治氏が調理顧問を務めるここ佳香では、四季折々の自然の恵みを織り込んだ、繊細な味わいの会席料理を味わうことができます。
本格的会席料理を楽しむことができる「佳香」は、明かり取りの障子から柔らかな光がテーブルを適度に照らすインテリアも印象的。テーブル席の個室もガラス張りで、中々オシャレで素敵です。会席コースは、伝統的手法を大切にした料理を主体に、新しい食材や調理法なども取り入れています。また、ひとつのコースの中で様々な旬を楽しめるように、ひと皿の盛る量を少なくして、料理の数を多くしています。その多彩な品々は、日本料理ならではの繊細な盛り付けや味わいを思う存分に堪能させてくれます。
「やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」と山本五十六海軍大将が言ったように先達から教えてもらうことは食事マナーでも同じです。そして、マナーテキストやマナービデオを見ただけでは、身に付きづらいものです。「佳香」では、会席料理を食べながら和食のマナーを学ぶ「和食のテーブルマナー教室プラン」が人気です。
日本料理食卓作法認定講師の資格を持つスタッフがにこやかかつ的確に教えてくれます。ランチ、ディナー各1日1組の予約制で、2名よりご利用できます。決まった日時に大人数で受ける講義ではないので、気の合った同士と希望の時間に少人数で受けることができる「食べて」「学べる」一挙両得の美味しいプランです。通常の会席料理は、ランチは¥6,300から、ディナーは¥8,400からです。その食事料金に¥2,000オンすることで講習料となります。
魯山人の著書『料理天國』には、元来、「料理」とは「ものの道理をはかること」であり、割いて煮る割烹は多くの料理のひとつであると記してあります。和食テーブルマナーは「ものの道理を叶ったことを読み取って楽しむための最低のルール」であるように思います。佳香で教わったマナー。誰も褒めてくれなくとも、自然体になるよう身に付けたいですね。
日本料理「佳香」
東京都新宿区西新宿2-7-2 03-3348-1234ハイアットリージェンシー東京
朝 7:00～10:00／昼 11:30～14:00日祝～14:30／夜 17:30～21:30 無休
【マナー講習 11：30～13：00 17：30～19：00】
http://r.gnavi.co.jp/g117601/
（ライター：関能克則／studio woofoo）
