こんにちは!「グルメ調査隊」隊長のヨッピーです!
今回から始まった本コーナーでは、グルメに関する様々な疑問を実験して検証したり、調査したりして解決しちゃおうという新企画であります。
記念すべき第1回目の疑問はこちら!
いやー、良い質問ですね!ってまあこれ僕が勝手に思ってたやつなんですけど。確かに「うな重」って美味しいんですよ! 残暑厳しいこの時期、スタミナ食として親しまれているのも納得。ただ、うなぎ本来の味わいというより「タレが美味いだけなんじゃない?」って思った事ありませんか!?
だって、うなぎのタレがかかったご飯って死ぬほど美味しいじゃないですか! 結局あのタレをかけたらどんな丼モノだって美味しくなる気がする。それにうなぎなんて高級な食材は、庶民の僕が口にする機会ってそうそう無いわけでさあ! 手軽に「うな重気分」が味わえるなら、この検証は相当価値があるかもしれません。
食材を買い出しに行こう
まずはスーパーで食材探し。今回は3種類の丼モノを制作予定であります。
鮮魚コーナーで見つけた国産ウナギ。うわー、1619円もするじゃないか! 完全に石油王くらいしか食べられない値段ですよ。高すぎる。
一方、こちらのサンマは一匹丸々で230円! このお値段で「うな重」の味が再現出来たら完全に最高でしょう。
お刺身の盛り合わせパックも買った。1220円で結構なお値段…! もう少し小さいのでも良かったかも知れないけどまあいいか。経費だし。
その後お惣菜売り場で「もち豚トンカツ」もゲット!
そしてもちろん忘れちゃいけないのがこれ! 今回の主役であるうなぎのタレでございます! 最悪これをご飯にかけて食べるだけでもきっと美味しいんだろうな……。
買うものを買ったら、同じく「グルメ調査隊」の隊員であるバーグハンバーグバーグ社員の柿次郎の自宅で調理を開始!
まずは「サンマのかば焼き」に挑戦
買ってきたサンマを丁寧にさばく作業からスタート。「サンマのかば焼き」って割とポピュラーな料理だし、旬だし白身だし、うなぎのタレで作ったところできっと問題は無いはず。
問題があるとすれば僕の包丁さばきぐらいなもので、やってる内に段々と解剖実験みたいになってきた。きっと包丁の切れ味が悪いだけで、僕は悪くない。
なんとか身を取り出してクッキングシートを敷いたフライパンで焼きます!
もちろんハケを使ってうなぎのタレを塗ることもお忘れなく!
まんべんなくうなぎのタレを染み込ませるため裏側にも丁寧に塗ります。
後はフタをして火が通ったら完成!
ご飯の上にサンマの蒲焼きをたっぷり乗せて……
アクセントの大葉を散らしたら完成!
じゃん!
サンマのかば焼き~うなぎのタレ風味~
完成です!
めっちゃ良い匂い!
こんなの食べなくたって美味しいことはもう丸わかりな気がする。絶対「あ、ウナギじゃなくてもうサンマで良いや。安いし」ってなるでしょこれ。
うな重を食べているシーンを最大限イメージして……
いただきます!
「んっ……」
「うん。めっちゃサンマやわ」
すごい。思った以上にサンマすぎる! サンマの味が予想外に強くてうな重の味には程遠い仕上がりだ。脂が乗りすぎていて結構癖が強い。これはこれで美味しいんだけど、たぶん普通の醤油で食べた方が美味しいなこれ。
日雇い労働者みたいな顔をした隊員の柿次郎も一口。
柿次郎「確かにサンマの脂が強いですね。フライパンじゃなくて網に乗せて炭火で焼きながら脂を落として焼いたら丁度良い具合になるかも」
うーん、大本命のサンマが予想外の結果に…
評価は「★★☆☆☆」の二つ星!
美味しくないわけではないけど、旬の魚だし普通に大根おろしとお醤油で食べるべきかもしれない。ひょっとしたら僕の調理法がヘタなだけかもしれません。うなぎの蒲焼きの職人技は、簡単に真似できないことが分かりました!
うなぎのタレカツ丼
続いてはこの「もち豚ロースかつ」を包丁で切り、
炊きたてのご飯の上にたっぷりと千切りキャベツを乗せます。
そしてその上にロースかつを乗せて、たっぷりとうなぎのタレをかける!
完成!
うなぎのタレかつ丼
卵とじにしようかとも思いましたが、ここはソースかつ丼風にシンプルに攻めてみました。調理時間わずか3分とお手軽!
ソースかつ丼にしろ味噌かつ丼にしろ、普通トンカツにかけるソースって結構塩辛いソースだから、この甘辛いうなぎのタレをかけることでどういう相乗効果を生むのかは未知数です。
では、いただきます。
めっちゃ美味い。
うわ、なにこれ! めちゃくちゃ美味いんですけど!すっげー! ちょっと笑っちゃうレベルで美味しい! 今までで食べたかつ丼の中で1番美味しいかもしれない!
あまりの美味さに目をまんまるにする柿次郎隊員。
柿次郎「なんですかこれ!めちゃくちゃ美味いじゃないですか!」
これだーーーー! トンカツには絶対うなぎのたれーーー!
今後そうしてくれ~~~~!
や、僕普通のトンカツも全然好きなんですけど、あのトンカツソースってちょっと塩辛いじゃないですか。ちょっと尖ってるような味と言いますか。食べた後、オデコに汗をかく感じと言うか。うなぎのタレは、口当たりがマイルドになって美味しい。
例えるなら、新幹線の中で食べる高級カツサンドの味! 千切りキャベツの食感とあいまって、絶妙な仕上がりになっています。米がパンを超えた瞬間ともいえる。
うなぎのタレすげぇぇぇぇえええ!
甘辛くてご飯にもキャベツにも合うし最高~~~~!
評価は「★★★★★」の五つ星!
「うなぎのタレ万能説」がいよいよ真実味を帯びてきたかもしれない……!
うなぎのタレで海鮮丼
かつ丼の成功に気を良くした調査隊、続いて海鮮丼の調理に取り掛かります。とは言っても買って来たお刺身をご飯の上に乗せるだけなんだけど。
1分ほどで出来上がった海鮮丼。めちゃくちゃ美味そう。
柿次郎「これ、絶対このまま醤油かけて食べた方が美味しいじゃないですか……」
僕「材料費だけでイクラも入れたら2000円近くかかってるからね……勿体ないのう……」
でも我々には「調査」という大事な使命があるのだ! 気合いを入れて一気にうなぎのタレをかけます!
これで、海鮮うなぎ丼の完成だーーー!
いただきます!
どうしよう……。これもめっちゃ美味いんだけど……。
せっかくのお刺身を台無しにしてしまったかと思いきや。普通のお醤油で食べるより全然美味しかった……! なんなんだこれ……!
これがうなぎのタレが持つ魔力か……!
柿次郎「なんですかこれ!普通にめっちゃ美味しい!」
「うなぎのタレ万能説」は本当だったわ……! なんか、うなぎにかかってるタレって結構濃厚なイメージがありますけど、たぶんあれって漬け焼きにしている内に水分が飛んで濃厚になってるわけで、普通の状態だと割とサラサラしてるのでちゃんとお刺身にも馴染みます。思っていたよりも口当たりが軽い。
海鮮丼を食べる時って醤油をかけすぎると辛くなるから、少しずつ醤油を足して微調整しつつ食べるんですけど、その点うなぎのタレはかけすぎてもあの嫌な塩っ辛さが無いので安心です。好みはあるかもしれないですけど、個人的に超美味かったです!
評価は「★★★★★」の五つ星!
総評
というわけで今回の調査、いかがだったでしょうか。うなぎのタレの魔力が皆さんにもご理解いただけたかと思います。
よくよく調べてみると、うなぎのタレって普通は醤油に砂糖、みりんやお酒などといったお馴染みの調味料を足したものにうなぎの骨なんかを投入して煮込んで作るそうなので、元々日本人好みの味付けなのかもしれません。
今回試した3種類以外にも、天ぷらや煮物なんかに使ってみたら美味しくなりそうな気がしますので、皆さんもぜひ試してみてください!
そんなわけで今回の疑問
に対する答えは……、
「割となんでも美味しい」です!
皆さんも、ふとしたグルメに関する疑問があったら是非「グルメ調査隊」に依頼してください。あ、ヨッピーのTwitterアカウントにリプライでも大丈夫です!
●「丸の内」エリアのうなぎ屋といえば
店名:前川
住所:東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング5F
TEL:03-3211-7017
※本記事内「サンマのかば焼き」を調理する場面で、「クッキングシートを敷いたフライパンで焼きます」との記述がありますが、記事内でフライパンに敷かれているものは〈キッチンペーパー〉です。本来は耐熱性を持つ〈クッキングシート〉を敷いて調理するものであり、記事のように〈キッチンペーパー〉を使用すると、引火の恐れがあり大変に危険です。読者の皆様が料理される際はくれぐれもご注意ください。
ライター:ヨッピーのプロフィール
「オモコロ」「SPOT」「Yahoo!ニュース個人」「みんなのごはん」など、さまざまなWEBメディアで活躍中のライター。「WEBでウケること」の第一人者として、タイアップ広告案件なども多数手がける
Twitter ID: @yoppymodel / 公式サイト:ヨッピーのブログ