3月某日 新宿駅西口 飲食店激戦区のこの地に、一人の男が降り立った……
~ クーポン交渉人とは? ~
知る人ぞ知る名店に実際に足を運び、当企画を見た人に対するお得なクーポンの発行を依頼して「お得」をみんなで共有しちゃおう! という企画。
今回は、なんと60種類もの地酒や日本酒の銘酒が飲み放題のお店「さけくらべ」にお邪魔しました。新宿経済新聞の紹介記事は、「いいね!=1.8万、ツイート=7000」とありえない数値を叩き出しています! すげー!
というわけで、日本酒へのこだわりが徹底されているこのお店で贅沢な利き酒に挑戦!
「さけくらべ」の店内はご覧の通り、とても飲食店とは思えない簡素な内装。林店長曰く、「ここは居酒屋ではなく、セルフ式の利き酒会場です」とのことで、あえてそうしているそうだ。
「さて、お手並みはどうかな……? って、アレは……!?」
うわああああああああああああああああああああああああ!!!
お、お宝だーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!
店内に鎮座する冷蔵庫の中には、日本各地から集めたレアな地酒が60種類!
しかも時間無制限で飲み放題という、ここ「さけくらべ」はまさに日本酒天国なのです!
日本酒だけではなく、全自動ビールサーバーもあるよ!
はやる気持ちを抑え、入場料4000円をお支払いして入店。
そこでおもむろに店長さんが取り出したのはこちら。
飛露喜と十四代という2種類の地酒。
▼「飛露喜」
特別純米 無濾過 生原酒。会津の蔵元、廣木酒造が生産する日本酒ブームの火付け役になった日本酒好きには垂涎の一品。無濾過の生原酒ということで保存が難しいため出荷数が限定されており、「滅多に手に入らない幻の酒」として知られる。定価は一升瓶で2560円だが、プレミアが付いておりネット通販ではまずこの値段で買えない。
▼「十四代」
特別本醸造 本丸生詰。山形の蔵元、高木酒造が生産。甘味と辛味のバランスが素晴らしい、こちらもプレミア日本酒。定価の3倍以上の値段で取引されることもあるそうだ。試しにネットで検索をしてみたら、某店では1杯2000円で販売していた。まさしくプレミア日本酒…!
店長「この二つは、人気がありすぎて飲み放題にしちゃうとこればっかり飲んじゃう人がいるので、どちらか一杯限定にしています。色んな日本酒を楽しんで頂きたいので」
なるほど。人気がありすぎる為に限定品なのか…。そんなわけで日本酒ブームの原点を探るべく、飛露喜をチョイス。
丁寧に注いでもらって、一口飲んでみると…。
えーー!なにこれーーーー! 普段飲んでいる日本酒と全然違う! 正直言って安居酒屋によくある大量生産の日本酒のイメージのせいか、ちょっとえぐい臭いがするアレを想像していたのですが…。
スッキリとした飲み口にも関わらず、日本酒の旨味とコクが抜群。爽やかなマスカットのような香りが口に広がります。まるで高級白ワインのような…これは女性もグイグイ飲めそう!
店長「日本酒って、丁寧に作ってる数量限定品も、大量生産品も全部ひとまとめにして『日本酒』じゃないですか。あんまり質の良くない日本酒を飲んで、『日本酒ってこんなもんなんだ…』って思っちゃう人が多いんですよね。美味しいものは本当に美味しいですよ」
なるほど…。そういう“本物の日本酒”だけを揃えているのがここ「さけくらべ」なのか…。
それならどんどん飲んでみよう、という事で取り出したのがこちらの3種類の地酒!
▼「鍋島」
純米吟醸、中汲み、無濾過佐賀の富久千代酒造が生産。2011年インターナショナル・ワイン・チャレンジの日本酒部門において最優秀賞を受賞した「鍋島」の中汲みだけを使用した贅沢なお酒。蔵元が小規模なため流通しているものは少ない。
▼「天吹」
純米吟醸、無濾過、生原酒。佐賀の天吹酒造が生産。花からとった酵母である「花酵母」で知られるお酒。ナデシコの酵母で醸されており、芳醇な香りが特徴。
▼「若松」
純米、無濾過、生原酒。徳島の那賀酒造が生産。店長さんいわく「一番変態的なお酒」との事。かなり個性が強く、玄人向けの逸品。
僕「じゃあ、まずは鍋島から…、って栓が開いてないんですが……!」
店長「あ、開けていいですよ」
えー!開けていいのー!?
ポンッと小気味よい音を立てて開いた栓。
写真ではわかりづらいのですが…。細かい泡が浮いていて、新鮮な酵母が生きている! これは日本酒好きには堪らない贅沢な瞬間ですね。
うっまぁぁぁぁ! うますぎっ! 生のフレッシュな味わい、もぎたてのフルーツのような香りが通りぬけていく…。日本酒へのイメージが覆る名酒だ!
よく日本酒のレビューで「フルーティな味わい」みたいな事が書いてあって、それを見る度に「日本酒がなんでフルーティなんだよ…」と思っていましたが、これぞ正にフルーティな味わい!
続いて天吹も飲んでみる。
おー!上品で華やかな香り! 適度な甘みと旨味のバランス…さらにキレのあるノド越しのおかげでグイグイ飲める! この調子で日本酒の天井を味わい尽くそうか…と思った矢先、ここで重大な問題が…。
ツマミが欲しい…! やはり美味しいお酒には美味しいツマミを食べたくなるもの。
そこでクーポン交渉人が取り出したのは……?
どーん! 京王百貨店のデパ地下グルメ!
「さけくらべ」がある新宿西口には京王百貨店があるため、来店前にデパ地下でお好みのツマミを買って来るのも楽しみ方のひとつ。グループで訪れる際には一人一品ずつ持ち寄って、どのツマミが一番美味しいかを競っても面白いかもしれない!
買ってきたのは「酒盗」、「イカの塩辛」、「ほたて黄金煮」という海鮮シリーズと“あえて”の「ローストビーフ」。日本酒と言えば魚介類と合うイメージですが、ローストビーフは果たして日本酒に合うのでしょうか。
あ、美味い! 良い日本酒はどんなツマミにも合う!
そんなわけで60種類の日本酒の中から気になったラベルを手に取って、どんどんと利き酒を進めていきます。マジでどれを飲んでも美味いな…。
途中でビールも挟む!
ビールはこちらのマシンが自動で注いでくれる。このビールがめっちゃ美味しいんですよ…!
店長「美味しく飲めるようにビールサーバーの手入れは欠かしません。ビールの美味しさは日々のメンテナンス次第で変わるもの。一般的なお店は毎日洗浄するのは難しいでしょうから、その差がビールのキレとコクに繋がっているんでしょうね」
いやはや、こんなにも差が出るんですね。もう安いビールが飲めない身体になってしまった…。
これで時間無制限で飲み放題って、完璧に酒好きの天国じゃん……!
例えばこちら京都伏見の純米酒「蒼空」は、火入れ前の生原酒と火入れしたものを飲み比べすることも可能。生原酒はまろやかな味わいで、火入れしたものはしっかりとしたコクが出る。こういう楽しみ方、他ではなかなか出来ないんじゃないのー!?
夜景だって綺麗だーー!
~ 2時間後 ~
「ヨッピーさん」
「ちょっと。ヨッピーさん」
ん?なに?
「クーポン」
クーポン?
「クーポンの交渉してください」
あーー。
「あんた何しに来たんですか」
クーポン交渉開始!!
「そんなわけで今回、ぐるなび『みんなのごはん』を見た方に、お店のクーポンを何か出して欲しいんれすけど…」
店長「いやー、一品いくら、のお店じゃないですし、元々思い切った値段で出してますからね…。厳しいです」
「いやーー…、そこを…、なんとか…」
店長「いや、ほんとに厳しいです」
「そこをれすね、なんとか…」
「お願いしますわ…」
クーポン交渉人、連載以来初めての出禁!!
皆さまも、「さけくらべ」にご来店の際はくれぐれも飲み過ぎないようにご注意下さい。
そんなわけで今回のクーポンはこちらー!
クーポン交渉人が残していった「イカの塩辛」と「酒盗」だよ!
「みんなのごはん見た!」でこちらのツマミがゲット出来ます! ※無くなり次第終了
日本酒マニアも、日本酒入門者も、新宿駅西口徒歩5分の「さけくらべ」に急げーーーー!! ちなみにオススメの日本酒は「鍋島」。日替わりでお酒が変わるのでご注意ください!
次にクーポン交渉人が来るのは、貴方の店かも知れない……!
▼お店の情報
店名:さけくらべ
住所:東京都新宿区西新宿1-13-7 大和家ビル10F
TEL:050-5789-0495
営業時間:17:30~23:30(年中無休)
料金:時間無制限飲み放題=4,000円(金曜、土曜、祝前日除く21時以降来店=3,500円)
※料理の持ち込みOK
▼過去のクーポン交渉人
・第3話「ネパール5つ星ホテルのシェフが渋谷に!? 無限に食える絶品カレーと極上ナンを追え」
https://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/1184
・第2話「コスパ最強の焼肉店!! 戸越銀座でA5黒毛和牛とダイヤモンド豚を追え」
https://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/2014011164.html
・第1話「食べ放題2,247円!? コスパ最高のブッフェを追え!」
https://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/201311-12247.html
新宿のバーはこちらから。
http://r.gnavi.co.jp/area/aream2115/bar/rs/
新宿のもつ鍋店はこちらから。
http://r.gnavi.co.jp/area/aream2115/motunabe/rs/
新宿の沖縄料理店はこちらから。
http://r.gnavi.co.jp/area/aream2115/okinawa/rs/