東京スカイツリー「東向島から花屋カフェへ小旅行」

ちょっとディープな下町、向島の江戸の名残りを感じながら、東京スカイツリーを目指します。ランチは花屋カフェでとって、ハーブティでリラックスすると、間もなくスカイツリーのイルミネーションが始まる時間になります。(押上のグルメスカイツリーのレストラン)

東京スカイツリー「東向島から花屋カフェへ小旅行」

東京スカイツリーが出来てから、下町でデートすることが多くなりました。直接、スカイツリー真下の駅まで行ったのは、初めのころだけ。どのようにアプローチを取るか下町小旅行のコースを二人で考えてたどります。

亀戸駅から二両編成の東武亀戸線に乗り、終点の曳舟駅で東武スカイツリーラインに乗り換え、ひとつ北寄りの東向島駅で降り、スカイツリーを目指します。曳舟駅からひとつ南寄りが東京スカイツリー前駅なのですが、昔は玉ノ井と言った東向島駅から、永井荷風も愛した墨東の下町を二人でそぞろ歩いてみようかと思ったからです。

東向島駅には東武博物館が併設しています。意外に珍しいと思ったのは、東向島駅のホームの下のウォッチングプロムナードです。実際に走行する東武電車の車輪などが間近に見ることができ、迫力があります。あまり、見られない光景です。

東武博物館

墨田区東向島4-28-16  03-3614-8811
http://www.tobu.co.jp/museum/

 

明治通りに出て、白鬚橋方面行くと向島百花園の木戸が見えてきます。江戸時代後期に開園され向島百花園です。空襲で全焼するなど、閉園の危機もありましたが、多くの人の努力によって、江戸の情緒を残す花園として国の名勝に指定されています。冬枯れのこの時期ですが、草木はやがて訪れる春の準備をしています。開園当初には約360本のウメが植えられ「新梅屋敷」と呼ばれ、現在でも梅の名所として親しまれています。「梅まつり」の開催時期は平成26年2月8日(土)~3月9日(日)なので、もうしばらくお待ちください。

向島百花園

墨田区東向島三丁目  03-3611-8705
※12月29日~翌年1月3日まで年末・年始のため休業ですが、園内に隅田川七福神の「福禄寿」が祀られていて、正月三が日は隅田川七福神巡りのため、無料開放されます。
http://www.tokyo-park.or.jp/park/format/index032.html

 

墨堤通りをたどれば、言問橋方面に行き着きます。でも、ちょっと横の路地に入って荷風のつもりになって歩いてみました。白昼に人通りはほとんどありません。「長命寺 桜もち」を買い、隅田川にかかる歩道橋の桜橋で食べることにした。数多くのカモメが欄干に止まっています。エサを上げる人がいるからです。橋の街灯の先端には一羽ずつカモメが留っています。「街灯にもれたカモメの方が多いのね」と彼女は同情していました。スカイツリーは首都高速の向こうに頭を見せています。

長命寺 桜もち

墨田区向島5-1-14
http://r.gnavi.co.jp/9kvk98dj0000/

 

向島には料亭や、小間物屋や足袋屋が点々と江戸東京の粋な情緒が漂うところです。芸者さんを見かけませんでしたが、都内では多くの芸者さんが活躍するところです。見番通りには三囲神社の黒板塀が粋で素敵です。町家やビルの背景にスカイツリーがどんどん大きくなって行きます。

スカイツリーには何度も行っているので、今日は、気になっていた足元のカフェで食べることにしました。フラワースペース・アンド・カフェ・ブランシュは枝もの、グリーンを中心とした花屋に一緒のカフェです。人気メニューの黒米カレーとオムライスをもらい半分づつシェアーしました。黒米は歯ごたえが良く、カレーはマイルドな辛さで野菜を長時間煮込んだ深みのある味です。オムライスはふんわりとろっとしています。そして、オススメのハーブティはリラックス効果が高いそうです。

フラワースペース・アンド・カフェ・ブランシュ

墨田区業平1-20-10 1F  03-5819-4141
http://r.gnavi.co.jp/gcdd900/
10:00~19:00  火曜定休

 

遅めのランチをとって、外も暮れなずんできたので、スカイツリーに向います。スカイツリーのイルミネーションはタワーばかりではなく、足元には50万球のLEDが点灯し、ビルの壁を使ったプロジェクション・マッピングの投映も行われています。

東京スカイツリー

墨田区押上1-1-2 0570-55-0634
http://www.tokyo-skytree.jp/

 

(ライター:関能克則/studio woofoo

                             
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