東京国際フォーラム「飛躍的に美しくなった東京丸の内」と高架線下のイタリアン

丸の内は平日の宵闇迫る頃が美しい。まるで丸で光のテーマパークのようです。遅くなればなるほど、退社しビジネスビルに灯る窓の明かりが消えて行ってしまうからです。年の暮れにはこれに増して、光のページェントが行われます。(東京国際フォーラム)

東京国際フォーラム「飛躍的に美しくなった東京丸の内」と高架線下のイタリアン

「ちょっと、ドレスアップしよう」と彼女にメールしました。

今日は丸の内を巡るので、心持ちドレスアップしようと彼女にメール。足元は歩きやすいものをと書き添えました。デートの初っ端からメインでは、その後が尻つぼみになってしまうので、まずはプレリュード。ちょっと地味な駅、東京メトロ千代田線二重橋駅に降り、6番出口から地上に出ると、街灯よりも周辺の暗闇の方が勝っていました。振り返ると、東京駅やら丸の内のビル群が見えます。夕暮れから宵のこの時間がグッドです。遅くなればなるほど、オフィスで働く人たちが退社してしまい、段々と窓の明かりが消えてしまうからです。


「しまった。これがメインだったかもしれない」とつぶやくボク。
皇居方面の灯りが落ちたエリアに和田倉門噴水公園があります。あまり暗いので噴水が終わっているかと思うほど。息をひそめて、公園に向かうと、人っ子ひとり見かけない別天地でした。ライティングされた噴水はひとりで踊るプリマドンナのよう。水路や噴水の周りを歩き回り、愉しみました。これは少々計算違いです。ここの噴水公園が本日のデートのメインであったかもしれないと二人で納得しました。

和田倉門噴水公園

千代田区皇居外苑3-1
http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/730/Default.aspx

「丸の内は光のテーマパークみたい」と彼女は言いました。

この10年で飛躍的に美しくなった東京駅丸の内口周辺。見所も多く、時間が経つのも忘れます。丸ビルと新丸ビルの間の行幸通りは、各国大使が馬車で皇居に着任の挨拶に向う欧風の通りです。この秋、アメリカの大使が馬車で皇居に向かうニュースも流れていました。ここから、見る改修されたレンガ造りの東京駅舎は日本で一番美しいです。行幸通りでは12月24日(火)~29日(日)、LEDで飾られる光のレールウェイ「東京ミチテラス2013」が行われます。

東京ミチテラス2013

12月24日(火)~29日(日)17:00頃~21:00頃
http://www.tokyo-michiterasu.jp/


「ここにいる人はみんな幸せだね」とボクはささやきました。

大手町と有楽町を結ぶ1.2キロの丸の内仲通り、240本の樹木はLEDによろわれ、街全体を華やかに飾り立てています。ジャパンゴールドのイルミネーションは丸の内オリジナルカラー。その中、ブティックやショップ、バールが立ち並び、歩道を行き交う人影も美しい景観を作り出しています。なんだか、ここにいる人はみんな幸せに見えます。

丸の内イルミネーション2013

2014年2月16日(日)まで 17:00~23:00
  ※12月中は24:00まで点灯予定
http://www.marunouchi.com/event/detail/1502

「時間って確実に流れているんだね」と感傷にひたるボク。

ガラスに覆われた東京国際フォーラム。エレベータで最上階に昇って、船の竜骨を思わせる素敵な空間、スロープをゆっくり下りてくるのがグッドです。丸の内の再開発はここから始まったと言っても過言ではありません。以前は、この場所に東京都庁が建っていました。フォーラム一階の建つ朝倉文生作の太田道灌像。旧都庁玄関前で、江戸城方面を見つめていました。時間は確かに流れていることを思いました。
他にも「キッテ」のテラスや「新丸ビル7階テラス」からの風景も感動ものなのですが、それは次回にして、東京駅に向かう高架線下にある「ブーイタリアーノ」のドアを開けました。新鮮なしらすとピリ辛の青唐辛子をのせた「しらすと青唐辛子」のピザが待っています。

BOOm Italiano ブーイタリアーノ

千代田区丸の内1-10-7 日曜定休
http://r.gnavi.co.jp/gaak400/

 

(ライター:関能克則/studio woofoo

 

 

 

                             
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