お茶っ葉とフライパンでできてしまう自家製燻製の作り方【ベーコン・卵・明太子】

お酒のおつまみに持ってこいの燻製、大好きな方も多いと思いますが、今回は自宅のフライパンを使って簡単に燻製を作れる方法をお伝えします。燻製と言えば、よく木のチップなどを使いますが、今回代わりに使用するのは、なんとお茶っ葉。お茶の香りもついて、香り豊かな燻製を作ることができます。ぜひお酒のお供に作ってみてください。(中目黒のグルメ居酒屋

お茶っ葉とフライパンでできてしまう自家製燻製の作り方【ベーコン・卵・明太子】

お酒のおつまみに欠かせない存在になっていると言っても過言ではない燻製、みなさんも大好きですよね。一般的には木のチップを高温に熱することで、そこから出てくる煙を使って作るのが一般的ですが、実はお茶っ葉でも燻製って作ることができるんです。

 

そこで、今回はいろんな茶葉を使って、フライパンで作れる燻製の作り方を御紹介します。


アールグレイ香るジューシーベーコン 

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材料 作りやすい分量

  • 豚バラ肉(ブロック)・・・・400g
  • 塩・・・・・・・・・・・・・40g(肉の10%の量)
  • ブラックペッパー・・・・・・小さじ1
  • 紅茶の茶葉・・・・・・・・・大さじ3

作り方

  1. 豚バラ肉を塩とブラッックペッパーを揉み込みキッチンペーパーを各2枚ずつ巻いて冷蔵庫で12時間寝かせる。
  2. 1のキッチンペーパーを外して、軽く流水で洗う。
  3. 2の水気をよく拭き取り、ラップをかけないで冷蔵庫で5時間乾燥させる。
  4. 3を室温に戻してフライパンに網を敷き、全体的に色が変わるまで焼く。
  5. 4を網ごと取り出して、フライパンの油気を拭き取り、アルミホイルを敷いた上に紅茶の茶葉を入れて包むようにし、再び網と4を戻し、中火で加熱する。白い煙が出てきたら、フライパンの直径を覆う大きさのアルミホイルをかぶせてフタをして、中火で20分燻製する。

塩漬けから乾燥に約1週間かかるベーコンがフライパンで、しかも一晩で出来てしまう簡単レシピです!

 

とってもジューシーでアールグレイの香り高いベーコンが出来ちゃうんです。燻製時にポタポタ落ちる油が茶葉にかかってしまわないように、茶葉をアルミホイルで包む際に煙の出口を小さくするのがポイントです。


ウーロンくん玉 

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材料 2人分

  • たまご・・・・・・・・・・・2個
  • 麺つゆ(2倍濃縮)・・・・・適量
  • ウーロン茶葉・・・・・・・・大さじ3

作り方

  1. 卵を茹でて、茹で卵にする。
  2. 深さのある容器に、1がかぶる量の麺つゆを入れて5時間置く。
  3. アルミホイルを敷いた上に紅茶の茶葉を入れて網を敷き、2をのせて中火で加熱する。白い煙が出てきたら、フライパンの直径を覆う大きさのアルミホイルをかぶせてフタをして、弱火で15分燻製する。

 

燻製と言えば、そう。くん玉!  たまらないんですよね、このスモーキーな香り。茶葉の中でも強いウーロンの香りが癖になります。味付けもしっかりつければ、もうおつまみはこれさえあればOKです。とっても美味しくて中毒性アリ。が、食べすぎにはご注意を!

 

ほうじ茶明太子 

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材料 2人分

明太子・・・・・・・・・・2腹
・ほうじ茶茶葉・・・・・・・大さじ3

作り方

  1. アルミホイルを敷いた上にほうじ茶の茶葉を入れて網を敷き、明太子を乗せて中火で加熱する。白い煙が出てきたら、フライパンの直径を覆う大きさのアルミホイルをかぶせてフタをして、弱火で10分燻製する。

 

明太子は弱火でじ~っくり燻製して中はしっとり、半生の状態で。中までじっくり火を通しての場合は15分燻製してください。ごはんにのせてお湯をかけて、ほうじ茶の香りを楽しむお茶漬けがたまりません。からすみのように燻製パスタにするのもおすすめ!

 

この3つを盛り合わせたら、燻製おつまみパーティー!

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お酒も用意して、乾杯・・といきたいところですが、食べる前にお茶っぱ燻製のコツをおさらい!

お茶っぱ燻製のコツ!

1. 生物は火を通してから、燻製で香りを付ける。

ホタテ、白子、鮭など生のものは、食べられる状態に加熱してから香り付けに燻製をしてください。フライパンの火力で簡単に煙が立つので、余り物の焼き魚なども即席おつまみに。

 

2. 水分は拭き取ってから。

燻製に水分は天敵。味のえぐみの原因となります。魚や肉の油分も加熱により茶葉におちて煙が発生しない原因になるので、その場合はベーコンの燻製時のように、アルミホイルで茶葉を包むようにして、煙の出口を小さくし、茶葉に油がかからないようにしましょう!


3. 香りを楽しもう。

今回試したのは、アールグレイ、ウーロン、ほうじ茶ですが、玄米茶、緑茶、どんな茶葉でも燻製が楽しめます。プラスαで、ローリエやローズマリーなどのハーブも加えてもOK。よりいっそう、香りを楽しめますよ。

 

屋外でなくても自宅で簡単に燻製が楽しめるなんて、みなさんもフライパン燻製、チャレンジしたくなったのでは?  ぜひ試してみてください。

 

 

haru

1993年12月3日 大学を二ヶ月で中退後、半年で貯めたアルバイト資金でフードコーディネータースクールに入学。卒業後、料理家、フードコーディネーターのアシスタント経験を経て独立。同時に料理ができない子に向けた、ブログをスタート。レシピコンテスト入賞、料理イベント参加などの経験を生かし現在はフードアーティスト学院に通いながらフードコーディネート、レシピ開発などをさせていただいています。
haruのブログ:http://s.ameblo.jp/pochaaama03/
編集:フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/

                             
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