本格的なパエリアを自宅で美味しく作るレシピ科学

お正月は終わりましたが、まだまだパーティーの機会がある方も多いのでは? 今回はホームパーティーなどで作ったら、きっとみんなに注目されること間違いなしのパエリアの作り方を科学的に分析してみました。スペイン料理の王道とも言えるパエリア、でも作る時にお米の炒め方や炊き方が難しいですよね。そんなポイントを丁寧に解説してみます。(銀座のグルメスペイン料理

本格的なパエリアを自宅で美味しく作るレシピ科学

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スペイン料理といえば、やっぱりパエリアですよね!  ホームパーティーでゲストに出すと注目の的です。でも、いざ作るとなると、お米が水っぽくなったり、スープがどろどろしておいしくないときがありますよね。学生時代からパエリアをパーティーで作り続けてきたパエリアのマエストロ YUICHIが、おいしいパエリアを自宅で作る方法を科学を交えてご説明します!

 

アサリとエビのシーフードパエリア

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 《材料 2人分》 フライパンは26cmサイズ を使用

  • 米・・・・・・・・・・・・・・・・・・1合
  • アサリ・・・・・・・・・・・・・・・・1パック(150g)
  • 有頭エビ・・・・・・・・・・・・・・・6尾 (冷凍のエビでも可)
  • タマネギ・・・・・・・・・・・・・・・1/2個
  • ニンニク・・・・・・・・・・・・・・・1片 
  • カットトマト・・・・・・・・・・・・・100g
  • ターメリック・・・・・・・・・・・・・小さじ1/2  
  • 顆粒コンソメ・・・・・・・・・・・・・小さじ1
  • 水・・・・・・・・・・・・・・・・・・300cc(冷凍エビ使用の場合少なくして調整)
  • 塩・・・・・・・・・・・・・・・・・・ひとつまみ
  • レモン・・・・・・・・・・・・・・・・1/2個
  • オリーブオイル・・・・・・・・・・・・適量

 

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 《作り方》

(下準備)
有頭エビは長ヒゲを切り、背わたをとる。アサリは砂抜きする。
タマネギ、ニンニクはみじん切りする。

1:フライパンオリーブオイルを入れて弱火で熱し、エビを色が変わるまで炒める。

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2:エビを取り出したら、ニンニクを加えて香りが出るまで弱火で炒め、タマネギを加えてしんなりするまで炒める。

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3:カットトマトを加えて水分が飛んだら、その後、お米を加えて色が透明になるまで弱火で4分炒める。お米の炒め方にはついては、以下で科学的に解説していきます。

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科学1:お米はとがずにそのまま使おう。

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パエリアを作るときには米はとぎません。パエリアのおいしさは、米がスープを吸って味がついているところにあります。米が濡れているとスープがうまく浸透しなくなってしまうのです。
ここで日本とスペインの米の種類の違いについて説明しますね。日本の米はジャポニカ種といって「ふっくら炊ける」と表現されるように、水分と粘り気が多く、もちもちっとした食感があります。一方スペインの米はジャバニカ種という種類で、適度な粘りはあるものの、日本のお米ほどの水分量と粘りはありません。パエリアはたっぷりのスープと一緒に炊くため、日本の米だとべちゃっとしがちなんですね。だからこそ、米はとがずに乾いた状態で使いましょう! 米の違いを頭に入れておけば、日本の米でも十分においしくパエリアを作れます(ぬかが気になる方は無洗米を使うか、といだ後に十分に乾燥させておきましょう)。

 

科学2:米を油でコーティングしよう。

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生米を炒めるのは変な感じがするかもしれませんが、ここが最も大切なポイントです。米は油を含んだソースにしっかりと混ぜましょう!  そうすることで米の表面が油でコーティングされ、でんぷん質がスープに溶け出してどろっとなることを防いでくれます。米は色が透き通るまで炒めるのですが、具材と一緒の状態では色味がよくわかりませんよね。目安として、弱火でだいたい4分くらい炒めればOKです。この工程をしっかり行うことで、パラパラっとしたおいしい状態に仕上がります!

4:水、ターメリック、粉末コンソメ、塩ひとつまみを加え、弱火で3〜4分かけて水分を飛ばす。

科学3:水の量は米の1.5倍と覚えよう。

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迷うのは水の量ですが、目安として米の量の1.5倍と覚えておきましょう。米と同量だと米が硬くなりすぎますし、2倍だとびちゃびちゃになります。ただし、水分が多い具材や他にだし汁などを加えるときに水の量を調整しましょう。心配なときは少な目にして、あとから様子を見て足していくと失敗がありません。このプロセスでの大切なポイントは、水と調味料を入れてすぐにふたをしないこと。ふたをする前に弱火にかけ、米にスープをしみこませるとともに予め水分を飛ばしておくことで、仕上がりが水っぽくなるのを防げます。

5:米を平らに均したら具材を並べ、ふたをして20分弱火で煮る。 

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6:ふたを開け、30秒〜1分間中〜強火にかけ、余分な水分を飛ばし、おこげをつくって完成。くし形に切ったレモンをトッピングする。

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パエリアを自宅でおいしく作るための科学をまとめます
  1. 米はとがずにそのまま使おう
  2. 米を油でコーティングしよう
  3. 水はお米の量の1.5倍と覚えよう

 
いかがでしたか。パエリアを上手に作るための科学をご説明させていただきました。難しいイメージがあるパエリアですが、ちょっとしたコツを知れば家庭で簡単に作ることができます。パエリアパンを買わなくても、フライパンで十分です。洗いものが楽なところもいいですね。ホームパーティーなどでぜひ作ってみてください! あなたの株が上がること間違いなしです。

 

料理研究家/食の広報 YUICHI

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1984年7月1日 神奈川県生まれ。
学生時代はスペイン語を専攻、卒業後は貿易会社、翻訳会社に勤務し、料理とは無縁の生活を送る。現在の会社で勤務を始めた2010年、慣れない大阪での一人暮らしと仕事の厳しさで落ち込んで帰宅したある日、夕飯にみそ汁を作って気持ちが前向きになったことで料理が気持ちを癒す力があることを体験。以来たくさんの料理を自炊するようになり、料理家としての活動を目指すきっかけとなる。企業の広報を仕事をこなしながら、一人暮らしの人でもシンプルに作れるレシピの発信と、マスコミ向けのリリース記事を4年間書いてきた経験を生かし、グルメ媒体の記事連載を行っている。
ブログ:http://ameblo.jp/lagrimahermosa
twitter:https://twitter.com/yuchancafe
編集:フードクリエイティブファクトリー http://foodcreativefactory.com/ 

                             
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