最近では、「ジャーサラダ」がブームになりつつあり、メイソンジャーが注目されておりますが、ドイツ生まれのおしゃれな保存瓶でWECKというものがあるのをご存知ですか?
WECKは見た目も機能性も優れていて、知れば知るほど使いたくなる、一品なのです。WECKを使いこなせば、あなたのクッキングライフも変わるかもしれません。今回はWECKの魅力とWECKを使ったレシピを御紹介します。
WECKの魅力って?
- WECKは形やサイズが豊富で、料理に合わせて選んで、そのままテーブルに置くだけでオシャレに演出できる。
- 耐熱性もあり丈夫で、単なる保存容器にとどまらず、瓶ごと煮る、焼くが可能!ジャムやコンポート、ソース、サングリア、ごはん、お菓子等のオーブン料理までできちゃう。
- 沸騰密閉して真空状態にすれば、ジャム、ピクルスなどは3か月、煮込み料理やオーブン料理は、半年程長期保存も可能。
ここからは、持ち寄りパーティーなども多いこれからのシーズンにピッタリなレシピをご紹介していきますよ!
保存瓶として絵になるWECK:
持ち寄り大人女子会のテーブルを彩る、「カリーピクルス」
材料(500mlサイズのWECK使用)
- にんじん 1本
- カリフラワー 1/4房
- うずら(水煮) 10個
- <ピクルス液>
- ●レーズン 30g
- ●白ワインビネガー(酢でも代用可) 80ml
- ●水 200ml
- ●砂糖 大さじ1
- ●塩 小さじ1/2
- ●カレー粉 小さじ1
作り方
- カリフラワーは、ひと口大にカットし、耐熱容器に入れてレンジで加熱しておく。(600W1分半程)にんじんは、ピーラーで剥く。うずらは、水気を切っておく。
- 鍋にピクルス液を入れてひと煮立ちさせ、1を入れたWECKに、アツアツのまま注いで、蓋をして一晩おく。(2~3日おくと、より美味しくなります!)
※長期保存をするには、鍋にWECKが被る位水を入れ、加熱して沸騰させて30分煮る。真空状態になり、保存がききます。開ける時は、パッキンの突起を引っ張ります。
スパイシーなカレー風味とレーズンの甘味がマッチしたピクルス液は、カリフラワーやうずらとの相性もバッチリ!カレーフレーバーなピクルスは、みんな癖になる1品。喜ばれること間違いなし!
調理もできる頼もしいWECK:
ワインのお供に大人気!「キノコとにんにくのコンフィ」
材料(300mlサイズのWECK使用)
- マッシュルーム 5~6個
- エリンギ 1本
- にんにく 3~4個
- オリーブオイル 大さじ4
- アンチョビフィレ 2枚
- 赤唐辛子 1本
作り方
- マッシュルームは2等分、エリンギはひと口大に切る。にんにくは、皮を剥いて半分に切って、芽をとり、包丁の背で潰す。
- WECKに材料を全て入れ、しっかり蓋をして、WECKを水から茹でて沸騰してから30分煮る。
(蓋を開ける時は、パッキンの突起を引っ張ります。)
きのこは、カサが減りますので、溢れるほど入れて、蓋をする時に押し込めてしまいましょう!
じんわりと加熱されるので、にんにくの風味がしっかり出て、美味しいコンフィになります。バケットも持参して、のせて食べたり、こちらも人気者間違いなしの1品ですよ!
オーブンでも楽しめるWECK:
ラム酒を効かせた、「ラムレーズンとかぼちゃの大人なチーズケーキ」
材料(220ml前後のサイズのWECK4個分)
- グラハムビスケット 40g
- バター 20g
- クリームチーズ 150g
- かぼちゃ 120g(正味80g)
- きび砂糖(上白糖でも可) 35g
- 卵 1個
- 生クリーム 20g
- 薄力粉 大さじ1
- レーズン 30g
- ラム酒 小さじ2
下準備
- レーズンは、粗く刻み、ラム酒にひたしておく。
- かぼちゃは種と皮を除き、3mm厚のいちょうぎりにして、耐熱容器に入れ、ラップをして加熱する。(500W 2分半位)
- オーブンを170℃に余熱しておく。
作り方
- バターを耐熱容器に入れてレンジで溶かし、グラハムビスケットを細かく砕きながら加え混ぜ、しっとりしたらWECKに入れる。
- ボールに、加熱したアツアツのかぼちゃときび砂糖を入れ、ハンドミキサーですりつぶす。
- クリームチーズを加え、均一に混ぜたら、卵を加え混ぜる。
- 生クリームを加え混ぜたら、小麦粉を加え混ぜる。
- ラムレーズンをラム酒ごと加え、ゴムベラで混ぜる。WECKに入れて、オーブンで35分程焼く。(竹串を指して生地がついてきたら、3分程延長してください)
こんな風に、WECKはお菓子の型にもなっちゃうのです!
切る手間も省け、そのままテーブルに出してかわいい保存瓶のケーキは、みんながうっとりです!お値段もお手軽なWECKだから、そのままプレゼントにもしちゃって、喜ばれること間違いなしです!
WECKなら、事前に作って、保存して、そのまま持ちよりテーブルを演出することができます。知れば知るほどつかいたくなるWECK、みなさんもWECKで、おしゃれに料理を楽しんでみませんか?
参考文献:株式会社京阪神エルマガジン社『WECK COOKING』
フードコーディネーター 宮沢史絵
長野県長野市出身。某大手人気料理教室に勤務し、長年の講師経験を経て、フードコーディネーター資格を取得し、独立。毎日の食卓に彩りを与える、食べたい料理を提案。料理を迎える器やクロス、小物たち、その空間全てで美味しさを伝えていけるスタイリングを得意とする。