【東 京子メシ物語】第六回目 渋谷の謎の老店！すいとんとお茶漬けの「蓼科」へ行ってきた

【2017/12月・編集部注：読者の方から「ママさんリタイヤされるとのことで閉店となります。」と情報をいただきました。ありがとうございます】

こんにちは、おゆみパイです。

先日仕事帰りに渋谷をぶらぶら歩いていると、ちょっと変わったお店を見つけました。

「すいとん　お茶漬け」という文字が目に入り、すぐさまググって調べてみたものの情報がほとんどありませんでした。このお店に訪れた方が書いたブログ記事が唯一頼りでしたが、やはり謎な部分が非常に多く……。しかしどうしても気になり、１人で入るには少々勇気と金が必要だと感じたので急遽友人を誘って、行ってきてみました。

薄暗く狭い階段を上がると古くからやってる感じの「いかにも」といった空間の飲み屋。カウンター席とテーブル席がありますが、やや狭い店内です。

お店の人はおばあさんと、若い女性の二人組。メニュー表がどこにも置いていないので、店員さんに聞いて頼む感じになります（値段はまったくの不明）。

料理は看板に書かれていたすいとんとお茶漬けの他にも、イナゴの佃煮や唐揚げなんかもありました。あらかじめできたものがカウンターテーブルにお皿にラップをしたかたちで置かれています。

特に注文したわけでもなくイナゴの佃煮を出されたのですが、私にはレベルが高すぎて足を食べるので精一杯でした………友人はバリボリ食べていましたが。

途中、サラリーマンのお客さんが入ってきまして、その方たちにお酒や料理をおすそ分けしてもらいながら飲み食いしていました。納豆かけご飯やローストビール、焼酎に日本酒……なんだかとても不思議な空間でした。

すいとんのほうは、店主のおばあさんが一から作るようで、なかなか手間と時間もかかるということで作らないことが多いのだそう。けれどもこの日は「若い子が来てくれたから」と気前よく注文にのってくれました。

普段は味噌汁をいれるようなお椀に盛るところを、大サービスで大きな丼に盛ってくれました。にんじんやたまねぎ、キャベツ、そして大きなすいとんがたっぷり。野菜の味がよく染みでた、ほんのり味噌味の汁がまたあたたかくて優しくて、ぬくもりを感じました。

結構ボリュームが見た目よりもあったので、お腹いっぱいになります。

お会計は二人で3500円。すいとん2人前（注文したのは1人前）、お通し2種類、イナゴの佃煮、プルーンのお酒2つ、お客さんからおすそわけしてもらった納豆かけご飯とロースとビール、焼酎、日本酒数杯。

どれがいくらなのかまったくわからず。女性客だからと色々とサービスしてくださったので、本来ならばおそらくもっといっているのかもしれませんね。

ちなみに、お店の雰囲気はとても和やかで1人で行ってもまったく問題なさそうなくらいにお店の方がひっきりなしにしゃべり続けて来ます。注文するタイミングがつかめないレベルでした。

1度行ったらハマる人はハマってしまう謎の魅力がある「蓼科」。若い女の子には特におすすめ！1度是非お友達を連れて飲みに行ってみてはどうでしょう、お店の方とお客さんがとっても喜びますよ～～。

運が良ければ他のお客さんからお酒や料理をおすそ分けしてもらえたりご馳走してもらえます！  出会いも多分あります！！

出会いを求めて私は通うことにします。

お店の情報

蓼科
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町２９−３
03-3476-1094

ぐるなび - 蓼科(渋谷/小料理)

作者：おゆみパイ

    脱無職しました。