こんにちは、ほそいです。
今回も、前回(台湾の激辛おでん)と同様、おいしい台湾グルメをお送りしたいと思います。
台湾といえば、スイーツの宝庫と言える国でもありますね。
その中でも最近日本で知られるようになったのが「愛玉子(オーギョーチー)」です。
中華ファミレスのバーミヤンにもあるのでご存知の方も多いのではないかと思います。
オーギョーチーは、植物の種を使って作る寒天のようなもので、台湾ではかき氷と並ぶ代表的なデザートとなっています。
今回は、日本にあるオーギョーチー専門店の紹介から始めたいと思います。
東京・谷中の「愛玉子(オーギョーチィ)」
上野近辺に詳しいひとなら一度は目にするお店かもしれません。
その名の通り、オーギョーチーの専門店です。
レトロなカフェーだ。
メニューはオーギョーチー各種とドリンクのみ。
きました、谷中名物「オーギョーチー」と「チーあんみつ」。
黄色がめっちゃきれいですね。
この黄色は、材料そのものの色だそうです。
食感は、ふつうの寒天よりしっかりしています。
これ自体に味はないので、レモンシロップでいただきます。
私が台湾で食べたものより、かなり固めでした。
バーミヤンのものとは別物のような歯触り。あちらは缶詰めという情報も。
私はどちらも好きです。
チーあんみつはシンプルにあんこと黒みつ。
寒天と同じように色んな味で楽しむことができる食材です。
「チーワイン」が気になったけど、次回の楽しみとしておこう。
「愛玉子(クワ科イチジク属)」の果実をひっくりかえしたもの。
この種を乾燥させて、水の中で揉むとゼリーが出来るというのです。
水の中で揉むとゼリーが出来るよ!
……知育菓子みたいやな。
さて、急ですみませんが、ここから台湾ですよ。
台北市内にある「迪化街(ゆかがい)」は、乾物や漢方薬などの問屋が並ぶ街で、歩いているだけで乾物たちの複雑に混じり合った匂いがするし、見たこともない食べ物もあるし、めっちゃ面白いです。
カラスミを安く買えたので、満足して帰ろうとしたその時、
これは……オーギョーチーの素ではないですか。
袋つきの少量タイプが売られていたので買ってきました。
店員さんにきくと、これ一袋につき1500ccの水で作るということです。
手順:
- 種をガーゼの袋にいれる
- ボウルに規定量の水をはり、袋をよく揉む
- 10分くらい揉んで、とろりとしてきたら冷蔵庫か氷水で冷やす
了解。モミモミするでー!
この種に含まれている多量のペクチンが抽出されてゼリーができるそうですよ。
最初に発見した人、誰よ。
水は水道水より、ミネラルウォーターが好ましいとのこと。
硬度の高い水ほど固くなるそうです。
私はゆる目が好きなので、ミネラルウォーターの軟水を使いました。
コントレックスで作ったらカチカチになるのかな?
水の中で揉むと、さっそく水が色づいてきた。
おもしろい!モミモミモミモミ……
10分は長いかなと思っていたけど、テレビを観ながらやっていたらあっという間でした。
揉み心地も弾力があって飽きない。
一通り揉むと、水が粘度を帯びてきます。
とろっとしてきたら冷やします。
数十分後、冷蔵庫を開けると……
ほら見て!
美しいゼリーの宝石が、簡単に出来ちゃったよ。
はちみつとレモン汁がおすすめですが、黒みつやミカンの缶詰めなどと合わせるのもいいですね。
何もかけなくても、うっすらと木の実のような味が。
森の中にいる感じで、プレーンも悪くない。
谷中のものに比べて柔らかいけど、ちゅるちゅるとした喉ごしがサイコーです。
一度に沢山できてしまうので、紅茶を注いでクラッシュゼリードリンクとして飲んでいます。
今度はもっと固くしてみようとか、ヨーグルトと合わせてみようとか、色々と夢がふくらむ!
以上、ねるねるねるね並に楽しい台湾のご当地デザート作りでした。
なくなったらまた台湾に買いに行くぞ!(種はアマゾンなどでも購入できるようです)
プロフィール
ほそいあや
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