皆さん、はじめまして。美味しいごはんを食べるために日々働く、ライター/編集者の池田園子と申します。本連載「高カロリー朝食会」はネット上の有名人、かつ朝が弱そうな人(勝手なイメージ)とあえて早朝に集まり、あえてハイカロリーな朝ごはんを食べにいくという趣旨でお届け。「あえて」がいっぱいの本企画、記念すべきお一人目は、日本一有名なフリー素材モデルとして知られる大川竜弥さん。
7月某日AM5時45分@築地市場駅。ふたりとも眠い目をこすりながら、なんとか始発に乗ってやってきました。私、一応女なので出かける30分前に起き……4時半起床は相当眠い。若干ぼんやりしながら歩いていると、駅構内でサングラスを装着した大川さんを発見! 一緒に本日の目的地「とんかつ八千代」(http://r.gnavi.co.jp/rre36d400000/)さんへ向かいます。
取材を受けるため、始発で築地に向かう32歳無職男。鈴木雅之ばりのサングラスで寝ぼけ眼を隠しております。 https://t.co/Es4kCdC1Gr
— 大川竜弥(フリー素材) (@ryumagazine) 2014, 7月 23
大川さんTwitter(https://twitter.com/ryumagazine/status/492046567164354561)より
池田「大川さんって、朝が苦手そうですよね。勝手なイメージなんで、違ってたらごめんなさい」
大川「朝、実は苦手じゃないんですよ(笑)。予定があったら普通に起きれるタイプの人間です。なぜか『いつ寝てるかわからない人』扱いをされることが多く、自分としては困惑しているんですが……」
池田「これも『常にTwitterのタイムライン上にいるイメージ』からきてるんじゃないでしょうか。でも実はそんなにツイート数は多くないですよね」
大川「タイムラインは常に監視していますが、ツイートは控えめで、ふぁぼることが多いですね。まぁでも、時間があればTwitterやFacebook、RSSはしっかりチェックしているんです。優れたビジネスパーソンですからねっ!」
やたらと「優れたビジネスパーソン」の部分を強調する大川さん。正門からしばらくまっすぐ歩いた後、左に曲がったところにある魚がし横丁に入ります。通りを歩いているのは市場で働く人が大半ですが、観光客の数も少なくありません。まるでアジアの歓楽街を訪れたような感覚に。
目的地付近に到着すると長蛇の列が……。暑い中長時間並ぶのはイヤだなぁ、と一瞬元気をなくしかけましたが、とんかつ八千代さん隣にある鮨店の行列だったようです。ホッ。ノリノリな大川さんと早速店内へ。
掛時計の時刻をよく見てください。まだAM6時過ぎですよ。にも関わらず、本日はあえて朝からフライ系をがっつりいただきます。筆者がとんかつ八千代さんを知ったのは、6月9日放送の「しゃべくり007」(日本テレビ)内のワンコーナー。映像で目にした巨大な海老フライが頭から離れず、いつか訪れたいなと思っていたところでした。
池田「大川さん、せっかくなので『車海老フライ定食』(1600円)を注文してください。贅沢にいっちゃってください! 私はというと、曜日限定の『チャーシューエッグ定食』注文したいんです……」
大川「あのう(言い出しにくそうに)。実は僕、海老フライが苦手なんです……」
池田「!」
大川「お伝えするのを忘れてたんですけど……」
池田「あちゃー。愛され系ごはんの代表格だと思っていましたが、嫌いな人もいるんですね。では、海老フライ以外のお好きなメニューを選んでください。車海老フライ定食は私が食べます」
大川「じゃあ僕は『とんかつ定食』(1100円)で!」
待つこと約10分。超ボリューミーな車海老フライ定食が登場! これは感動ものです。
普通の海老フライの2倍くらいありそうな大きさ。下に千切りキャベツや、レタス、トマトなどをマヨネーズソースで和えた野菜サラダもたっぷり。
記事用に写真を撮った後、隣の大川さんを見ると、すでにとんかつにソースをかけ終え、真剣な眼差しで写真・動画撮影中でした。
大川「Vineで撮った動画をSNS上にアップしています。まずは普通に料理を外側カメラで撮って、食べている様子を内側カメラで撮影するのが恒例」
本動画は大川さんのツイート(https://twitter.com/ryumagazine/status/492061341121662976
)から確認できます。険しすぎる表情に注目!
朝6時から築地でとんかつ定食(1,100円)を食べる32歳無職男。 https://t.co/Kc8mFiZVTC
— 大川竜弥(フリー素材) (@ryumagazine) 2014, 7月 23
池田「ちなみに普段、朝ごはんは食べてるんですか?」
大川「基本は食べないですね。だから今日は遠足気分でやってきました! なにせ築地市場内に入るのも初めてですし、朝から揚げ物を食べる機会も早々ないので。それにしても、ここに来て驚いたのは観光客の多さ。朝からみんなアクティブですねぇ」
池田「ホントですね。朝6時なんて、普段は私たち、熟睡してる時間ですよ。よく起きれたなぁと……。じゃあ、いただきましょうか」
筆者も原則、朝食を食べない派です。例外的に旅行中は食べますが、それでもあっさりした和食を少量食べる程度。一方、今日は朝っぱらから海老フライ! 強刺激すぎる……!? と思いきや、意外なほど重くない海老フライでした。よい油が使われているのでしょうか。
その頃、大川さんはというと、笑顔でとんかつ定食を食べ始めていました。
池田「とんかつ、どうですか?」
大川「サクッと揚がってて美味しい! 来てよかったです」
中盤。やや笑顔が失われている様子。
池田「どうしましたか?」
大川「だんだんお腹いっぱいになってきました……」
終盤。無言モード。
池田「あのぉ……普段、揚げ物ってどれくらいの頻度で食べます?」
大川「月1回くらいですね」
池田「……」
長らく「無職」と名乗っている大川さんですが、実際はフリー素材のモデルとして活躍する、いわばモデル。いちライター/編集者の私よりもよほど、リアルなモデルに近い生活を送っていて、スタイルキープのために当然美意識も高いはず。やっぱり食生活には気を配りまくりですか?
大川「美意識というより、健康意識は高めだと思います。もし朝食を食べるなら、ごはんと味噌汁、焼魚などの和食がいいですね。本当は『グラノーラ食べてます』『アサイーボウル食べてます』とか、オシャレな発言をしたいところですけど。胃に優しい食べ物が好きなんです。撮影前は食事を調整したり、多めに歩いたりして、体重を落とすこともあります。代謝がよいせいか、3kgくらいならすぐ落ちちゃいますね」
まさにプロ。根性を感じます。しかし、フリー素材は直接の収入源ではないのだとか。フリー素材で大川さんを知った企業から、撮影の仕事が舞い込むことはありますが、それでもモデルの仕事は割合的には決して多くはないといいます。
大川「これまでも不定期でライターの仕事をしていましたが、ここ3〜4ヶ月は定期的に執筆の仕事を請けるようになりました。文量は案件によってバラバラですが、月数十本は書いていますよ。肩書は無職ですが、実はしっかり働いています(笑)」
お酒が好きで、頻繁に飲み歩いているのかと思いきや(これもまた勝手な大川さんイメージ)、飲みに行くのは月2〜3回程度とのこと。仕事がかなり忙しいようです。この日の取材後も「朝10時締切の原稿があるんです」と、急ぎ足で帰路についていました。
今後もウェブのライター/編集者たちに感謝されながら、プロフリー素材としての活動を楽しみながら、本業としては執筆やイベント出演などに力を入れたいと話す大川さん。
大川「今注目しているのは声のフリー素材。需要はあると思います。また、いつかは本を出すことも目標のひとつですね」
ありがとうございました!
大川竜弥さん(https://twitter.com/ryumagazine)
日本一インターネットで顔写真が使われている無職です。お仕事ください。
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