和の美達人が教える、大人であれば覚えておきたい和食のマナー4「和室をもっと楽しむ、もうソワソワしない自信がつく知識!」

和のプロがマナーについてお伝えしていくこの連載、第4回のテーマは「和室」。普段はなれない和室の楽しみ方をお教えします。(塩釜・多賀城のグルメ和食渋谷の和食

和の美達人が教える、大人であれば覚えておきたい和食のマナー4「和室をもっと楽しむ、もうソワソワしない自信がつく知識!」

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和室を訪れる機会が段々と減っている昨今ですが、それもあって、たまに訪れたとき、なんだかソワソワ。折角の非日常を楽しめなかったり……という事はありませんか? そんな時のために少し知っておいて欲しいことを今回は紹介します。

何故?縁や敷居を踏んだらいけないの?

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空間としての区別

敷居は、外と内、部屋と部屋などの、空間と空間の境界線、縁は家人とお客様を区別する結界としての役割があります。この空間の狭間を踏むことは、空間様式を踏みにじっているという意味になってしまいます。

その家を尊重する

“敷居をまたぐ”や“敷居が高い”と言ったような言葉があるように、敷居とは、その家を尊重するという意味があります。また、その家の家紋のついた“紋縁”があるように、その縁を踏むことは、その家のご先祖様の顔を踏みにじっているという意味にもなってしまいます。

座布団の意味は?

時代劇などを注意深く見ていると分かるように、座布団は本来、位の高い人しか座ることのできないものでした。それが、お客様を尊重するという心あって、お客様をお迎えする際に用意されるものへと変わっていきました。

 

そのため、座布団を踏むということは、その“心”を踏みにじることに繋がるために、座布団は踏んではいけないというマナーがあります。また、座布団を裏返したり、位置を変えたりすることも作法に反する行動となっています。

床の間って何のためにあるの?

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床の間というと、掛け軸やお花など、なにかしらの“飾り”が施されている場所をイメージすると思います。この“飾り”のことを、“しつらえ“と言います。“おもてなし“という言葉はオリンピック招致の際などでみなさんご存知だと思いますが、“しつらえ”とは、この“おもてなし”の一つであると言えます。

 

そしてこの“しつらえ”は、訪れる人やシチュエーション、季節等にあった、その時、それぞれにあったまさに“一期一会”のおもてなしの心なのです。

 

掛け軸の字を読んでみて、分からなくても、お花な何かな?と思ったら、その家屋の人に聞いてみるというのも、「おもてなしの心、ちゃんと嬉しく受け取りました。」というコミュニケーションとなります。

 

是非、床の間を見て、「素敵だな、でもあれは何だろう?」と思ったら、気軽に聞いてみましょう。

 

和室には、感じることで楽しめる“おもてなし”が沢山込められています。それに気付き、コミュニケーションを取ることがその空間を楽しむことに繋がります。

 

折角の楽しみを見逃さないように、是非、以上の事を覚えて次回の機会に臨みましょう!

 

【お店紹介】

東北の震災の後、3度東北を訪れた際に毎回立ち寄る塩釜のお鮨、「鮨しらはた」さんです。
「浦霞」や「阿部勘」など、名の知れた酒蔵の発祥地ですが、震災の際は、海沿いよりも内側にあるしらはたさんも2mほど浸水し、その後、沢山ある鮨処の中でも比較的早く再開をしたそう。東北の豊富な魚介を全く惜しむことなく出して頂き、後半に出る穴子は、大将自らカウンター越しに手のひらに直接渡されて「美味しくなりますように!」と念を込められいただくのが絶品。
塩竃神社と酒蔵を回ってから、立ち寄るコースがおすすめです。

鮨 しらはた

住所:宮城塩釜市海岸通2-10
TEL: 022-364-2221
アクセス: JR仙台線本塩釜駅出口より徒歩2分
http://r.gnavi.co.jp/b7v1gzv80000/

 

・著者紹介

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坪井 恵実 Emi TSUBOI

1987年静岡市の老舗料亭に生まれ、和の文化に触れて育つ。現代人に親しめるカジュアルにそして楽しむ事のできる和を提案したいと2013年にTHE IKI COMPANYを設立。現在は着付けとお座敷での和マナーレッスン、和食の作法も身につけられるレッスンなどを開講中。またセミナーや定期的なイベントを開催し和を楽しむ人を増やす活動を行っている。

HP: http://www.theikicompany.jp

Blog: http://blog.livedoor.jp/theikicompany/

Facebook: https://www.facebook.com/theikicompany

 

                             
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