ワクワクとソワソワ新しい事が始まる季節「春」真っ最中です。道端では可愛らしい花々が咲きはじめ、スーパーなどの店先には春の息吹を感じるお野菜たちが彩りを添えています。
冬の寒さにじっと耐え力強く土からあらわれた「春」のお野菜は生命力たっぷり。春野菜のもつ独特な苦みや渋みは冬から春のカラダに変わっていこうとしている私たちのカラダにとっても強い味方です。
今回は春野菜の中でも「旬」という字が使われている「たけのこ(筍)」の魅力と美味しい「たけのこ料理」がいただけるオシャレなレストランをご紹介いたします。
春の一瞬しか出会えない貴重なお野菜「たけのこ」
「たけのこ」は数日で竹になってしまうため「たけのこ」として食べることができる期間はほんのわずか。漢字では「筍」と書きますが、その由来は「たけのこ」が10日間(=旬)ほどで「竹」になることからきているといわれています。
旬は大体3月初旬から5月ぐらい。7割は九州産(福岡県、鹿児島県、熊本県)でその他には京都府産や石川県産などがあります。
70種類ほどある「たけのこ」の中で食用としていただけるものは数種類ありますが、その中でもスーパーなどでよく見かける中国江南地方原産の孟宗竹(もうそうちく)が代表的です。
この時期ならでは様々な味わいや食感を楽しもう!
まだ土から顔を出して間もない若く採れたての「たけのこ」をいただく機会がありましたら、是非そのままスライスしてお刺身の様に食べてみましょう。アクが少なくやわらか、その味わいは格別です。
また、できるだけ早めに丁寧にあく抜きが施された「たけのこ」も旨味と香りがギュッと閉じ込められていて美味。部位によって硬さや味わいが異なるので、先端の柔らかい部分は酢の物やあえ物などに、アクが強く繊維が多い根元の部分はその食感を生かして煮物や炒め物に、中間部分は天ぷらにと一本で様々に楽しむことができます。
食物繊維が多くカロリーが低い「たけのこ」はダイエットに最適!
「たけのこ」は食物繊維が豊富で低カロリー。まさにダイエットに最適な食材です。
「たけのこ」の食物繊維は不溶性でお腹の中で水分を吸い、膨らむため満腹感が得られやすく、便秘や大腸がんの予防、コレステロールを抑える働きがあるとされています。
また「たけのこ」に含まれているカリウムは茹でても消失しにくく、ナトリウムの排出を促す作用があり、むくみの解消などに効果があるそうです。その他にも、「たけのこ」の旨味成分はアミノ酸の一種アスパラギン酸やチロシンが含まれ、それぞれ、アスパラギン酸には疲労回復に効果が、茹でた時に白く表れるチロシンには脳を活性化させやる気や集中力を高める効果があるとされています。
新しい事が始まる季節「春」にやる気と集中力をアップさせて満腹感とデトックスを促してくれる「たけのこ」。是非「春」に食べたい食材の1つです。
「たけのこごはん」や「天ぷら」も美味しいですが、ちょっぴり気分を変えてフレンチやイタリアンで春野菜「たけのこ」を味わってみませんか?
フレンチにする?イタリアンにする?春野菜「たけのこ」がいただけるオシャレなレストラン
イタリアン&オーガニックワインバル SOYA 銀座
全国の契約農家さんから届く産直野菜などこだわり食材を使ったイタリアン。筍を使ったイタリアの揚げパン「筍のゼッポリーニ」。
カフェ カリフォルニア
白金台にあるフレンチレストラン。これからの季節にぴったりなオープンテラスもあります。「帆立貝と筍・菜の花のリゾット」
アラスカ パレスサイド店
皇居の緑を見ながら優雅にフレンチがいただけるお店。創業83年の歴史あるレストラン。「あいなめのポワレ 若筍のソース(プレフィックスランチの一部)」
*メニューが変更になっている場合があります。ご来店の際はご確認いただけると幸いです。
(ライター:まちこ。/studio woofoo)