日本各地で商店街の形容詞となっている「銀座」。銀座を冠した商店街は日本全国に300余り。
中央区銀座に次いで名前を付けたのが戸越銀座商店街。三ツ木通りには約400の店舗が並ぶ、全長1.3㎞、東京一長くそして知名度の高い商店街です。
最寄り駅は東急池上線戸越銀座駅または都営地下鉄浅草線戸越駅です。
■戸越銀座商店街振興会
03-3788-1474
食べ歩きの定番コロッケ
戸越銀座の買い食いグルメといえば「戸越銀座コロッケ」です。当然のことですが、肉屋さんはじめお弁当屋さん、パン屋さん、練り物屋さんのほか、洋食屋、蕎麦屋さんや鮨屋さんなどの食べ物屋さん約20軒に各店特徴のある「戸越銀座コロッケ」が置いてあります。今日は、フォアグラの入ったコロッケを洋食工房「陶花」に食べようと電車に乗りました。
オムライスが人気の洋食店
東急池上線戸越銀座駅を降りるとその前が商店街です。
2001年に戸越銀座に出店して以来、オムライスが人気の洋食工房「陶花」は右手に行って1分です。休日の昼下がり、14時から19時まで歩行者天国となります。右や左のお店をのぞきながら歩いていると、時折り、音もなく自転車が抜いて行くのが少々不安です。
心と体に優しい料理を提供する「陶花」。ランチにはメイン料理にスープライスが付いた10種類以上のランチセットを提供しています。壁には「まいうー」と入った色紙などが証拠写真とともに懸けられ、マスコミからの取材の多いお店です。
目的の「フォアグラ入りコロッケ」と「ミニ甲イカときのこのガーリックバター」を頼みました。6㎝ほどのコロコロと丸く仕上げられたコロッケがふたつ、デミグラスソースが注がれたお皿の上に生野菜と一緒にのっています。
そのまま一口でパクッと行けそうですが、中に隠れるフォアグラが熱そうなので、切って食べると、欧州の香りが漂う、絶妙な大人の味です。
また、「ミニ甲イカときのこのガーリックバター」も大層美味で、フランスパンが添えられ、思いの外、ボリュームがあり、ハウスワインともマッチします。
お店を出ると随分暮れなずんで、東京一長くそして知名度の高い商店街の灯りも眩くなっていました。
■洋食工房「陶花」
品川区平塚2-18-3 03-3785-4410
営業時間11:30~14:30 17:00~22:00 第3水休・毎木休
http://r.gnavi.co.jp/4n3rah6w0000/
(ライター:関能克則/studio woofoo)