ぐるなび みんなのごはん

あなたの”食べたくなる”を作る

こんなにも美味しいポテトが今まであっただろうか!肉に下克上する下北沢のフライドポテト

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こんにちは。下北沢ふしぎ指圧の斎藤です。今日行くところは

 

下北沢のフライドポテト専門店

 

フライドポテトが肉に下克上起こしてました。


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恥ずかしいけど、フライドポテトが好きだ。あれジャンクフードだろう。

 

フライドポテトはいつも脇役だ。ハンバーガーショップのフライドポテト。レストランの肉料理の付け合せがフライドポテト。

しかし、主役よりもフライドポテトのほうがおいしいと思ってしまう。メイン料理はフライドポテトを堂々と食べる口実なんじゃないか。

 

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と、隠れキリシタンのごとくフライドポテトに密かな信仰を燃やしていたのだが、この看板を見てひっくり返った。

 

「芋」

 

下北沢のどまんなかである。

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ここはフライドポテト専門店。人で賑わっている。みんなが堂々とフライドポテトのみを食べている。お店もオシャレだ。

 

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仕事場の近くにあるのだが、このお店をなるべく見ないように半年ほどガマンしていた。こんな店認めん。おれがフライドポテト好きを隠してたのはなんだったんだ。自我が崩壊する。

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 この店、若者たちがカジュアルな感じでフライドポテトを食べていて、薄暗いところなど一つもない。

 

もうがまんならん! 行くぞ!

 

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注文したのはこちら。「フライドポテトのローストビーフ添え」。通りかかるたびに、これがメチャメチャ気になっていたのだ。(でも半年間見て見ぬふりをしていた)

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芋が牛に下克上である。これを気にするなという方が無理だ(誰も気にするなと入ってないけど)。

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見よ、君臨するフライドポテトの姿を。グレイビーソースとチーズをまとって、君はこんなにも輝いている。

ポテトのカリッとしている部分は薄くて、全体的にホクホク感の強いフライドポテト。びっくりするのが、この口当たりの軽さ。油っこさがまったくない。

……フライドポテトって、油っこいのをガマンするのもうまさのうちだとおもっていた。でもこっちの油っぽくないのを一度食べてしまうと、こっちの方がいい。

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店長「ウチのフライドポテトは信じられないくらい『軽く』感じると思います! こめ油100%で揚げていて、体に悪いトランス脂肪酸は一切入ってません。なんなら食べると健康になるくらいですよ」

 

「食べると健康になる」というのはいくらなんでも大げさだろと思ったが、こめ油は不和脂肪酸とビタミンEを含んでいるために、体にいい油として本当に有名なようだ。

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取材ということで揚げる工程を見せてもらうことができた。特別なことはなにもないのだが、これが大変にソソる。

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まず低温の油でゆっくり上げて、

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高温の油でカリッと仕上げる。

揚げ油の気泡は一つ一つが小さな水蒸気爆発だ。意外とダイナミックで、おれも最後なにかに調理されるなら、揚げ物がいいなと思えてくる。

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 こちらのフライドポテト色のセーターを着た店員さんのイチオシは「ポップコーンチキンフライドポテト」だという。

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ポップコーンチキンって何? って思ったんだけどようは「ちいさなフライドチキン」だった。

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小さいチキンはグレイビーソースやチーズがとてもよく絡む。

さっきのローストビーフは下克上、って感じだったけど、ポップコーンチキンはフライドポテトと共和制敷いて仲良くやっていきましょう、って感じがする(ようは「よくすごくよく合う!」と言いたい)。

 

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 繰り返すようだけど、このフライドポテトが本当に軽いからふしぎ。けっきょくフライドポテト二人前ペロリと食べきってしまった。

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フライドポテト以外のメニューもあった。ベーコンとバナナを揚げたやつとかあるけど、これ絶対売れてないだろうな~。

 

――店員さん! ちなみにこのお店で一番売れてないメニューとか教えてほしいんですけど!

店員「なんでしょうね……シーザーサラダかな?」

――エッ? ベーコンとバナナを揚げたやつとか明らかにキワものじゃないですか!

店員「それ……サイドメニューの中では一番人気あるやつですね……。コショウかけるとものすごくおいしいんですよ」(ここでコショウをかける手振り)

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うう、このフライドポテトセーター店員が商売上手だ。よくみるとアイドルっぽい甘いルックスしているな……。やり手だ。

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トロッと揚げられたバナナは甘みが引き出されて、カリカリのと意外なマッチのしかたをしている。これはきっと生ハムメロンと同じ分野の食べ物なんだろう。たしかにうまかった。

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カウンターにはそのときどき入る珍しいビールがあり。生ビールもあってレーゲンブロイだった。

 

 

フライドポテトが好きなつもりだったけど、またここで新たなフライドポテトの可能性に目覚めた感がある。軽い口当たりのフライドポテト、すごくおいしかった!

 

紹介したお店

フライドポテト専門店 Robson Fries

住所:東京都世田谷区北沢2-31-5

TEL:03-6407-1485

r.gnavi.co.jp

 

 

プロフィール

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 斎藤充博

 1982年生まれの指圧師(国家資格)。「下北沢ふしぎ指圧」で施術しています。いついかなる時でもお客さんに来てほしいとノイローゼ気味に思っている。プライベートでは健康にあんまり興味がなくてジャンクフードとビールが好き。

鹿児島の最終兵器「炊き肉」が凄い!「牛ちゃん」で味わう本場の黒毛和牛の旨さよ

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いざ、炊き肉発祥の店へ!

鹿児島発祥の料理「炊き肉」をご存知でしょうか?

 

炊き肉とは2016年で31年を迎える「牛ちゃん」のオーナー・上村さん(通称:牛ちゃん)が生み出した、鹿児島黒毛和牛を気軽に美味しく食べられる料理です。

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その味に魅了されたファンは多く、県外の人をもてなす場としても人気のお店です。

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鹿児島市の繁華街・天文館の七味小路の中ほどにある「牛ちゃん」は、ここ本店のほかに天文館の銀座店、那覇店、北九州の小倉店があります。

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炊き肉が運ばれてきました~

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これで2人前です

 

炊き肉は一見すると牛肉と野菜の鉄板焼きのように見えますが、使用する鍋がちょっと違います。平たい鉄板のようでいて中央部分が丸くて浅い鍋のように凹んでいます。ここに、鹿児島黒毛和牛のA5ランクのカルビと細かく刻んだキャベツ、モヤシなどの野菜を一緒に混ぜ合わせたものを入れ、まわりにも土手を作るようにして盛り、コンロにかけて熱していきます。すると鍋の中央部から火が通り、お肉も野菜も食べごろに。

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ちなみにカルビは生でも食べても大丈夫な鮮度

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中央部が煮えてきました!

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特製のタレをつけて召し上がれ

 

中央部を食べたら残りはもんじゃ焼きのように、まわりの土手を崩しながら中央部で炊いて食べていきます。牛カルビは柔らかジューシー、野菜はシャキシャキ。

 

特製のすり下ろしニンニクをたっぷり使ったタレにつけて食べると、ビールや白ご飯が何杯でもいけてしまう旨さ。ちなみに米は鹿児島の米所である伊佐地方産の有機栽培米なので、炊き肉との相性は最高です。

 

またタレだけでも十分に美味しいですが、刺激が欲しい人は豆板醤を、少しあっさりと食べたいときにはお酢をプラスしても美味しいです。

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お酢や豆板醤を加えてもいいし、ニンニクが苦手な人にはポン酢もあります


一番シンプルなのはカルビのみ(1人前2500円)ですが、カルビ、ロース、イカ(1人前3000円)がお店のおススメ。さらにはホルモンやホタテなどのトッピングを組み合わせれば、味わいのバリエーションは広がります。

 

ダブル炭水化物が〆!

が、注意しなければならない点がひとつ。炊き肉のメニュー説明には「うどん&おじや、キムチつき」と書かれています。『うどん or おじや』ではありません、うどんとおじやのダブル炭水化物がデフォルトなのです!!
ということで、ひとしきり炊き肉を食べたところにうどんを投入~。

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牛ちゃんの「うどんは煮込んだ方が良い」というアドバイスに従って、真っ白なうどんが程よく茶色に変わるまで煮込みます。

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味が染みるまで煮込みます

ちょっと柔らかくなりすぎましたが、牛と野菜のエキスを吸い込んだうどんはウマウマ!

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そしてうどんを食べ終わる頃にはご飯が投入され、〆のおじや。

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さらにご飯を投入~

こちらも程よく味が染みたころを見計らって溶き卵を流し入れ「卵が固まらないうちに」という指令のもと、火を止めたらアツアツのうちにいただきます。

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卵は半熟ぐらいがおススメ


ん~、お腹いっぱい! ごちそうさまでした!

「牛ちゃん」ではこの炊き肉のほかにも、地鶏刺しや鶏の炭火焼き、イカの沖漬け(各700円)などの一品料理もありますが、やっぱり炊き肉をがっつり、食べてもらいたいですね。

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店内の奥は座敷になっています

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居酒屋、カフェ、バーなどが並ぶ七味小路

店内はあまり広くないので、確実に入店したいときは事前に電話で問い合わせを。ダジャレ連発の牛ちゃんが楽しく迎えてくれますよ。

 

今回紹介したお店

炊き肉 牛ちゃん 本店
鹿児島市東千石町6-11 大和矢ビル1階
☎099-223-6305
営業時間 17:00~23:00OS
休み なし
駐車場 なし

r.gnavi.co.jp

 

おばらけいこ プロフィール

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鹿児島は南薩に生まれ、世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」のひとつ旧集成館にほど近い上町エリア在住のフリーライター。

地元タウン誌出身、取材範囲は鹿児島を中心に九州全域の観光関連情報を中心にあれこれ。

芋焼酎のお湯割りと鶏刺しがあればとりあえずご機嫌になります。

【保存版】ミキサーを使え!おしるこを自宅で完璧に作る極意をプロに聞いてきた!

■はじめに

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こんにちは、バーグハンバーグバーグのまきのです。

人形の後ろからめちゃめちゃな髪型で失礼いたします。

 

世はまさに人形ブームまっただ中ということで、中央区は人形町へやってきました。本日この地で皆さんとともに知っていただきたい情報は、

 

 

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です。

 

おしるこ、それは甘〜く煮た小豆汁の中に焼いたお餅をぶち込んだ日本が生んだ甘味の代表です。でもよくよく考えたら、おしるこってあんまり家で作ったことなくないですか?ないですよね?

ということで、家で作る機会が少ないおしるこだからこそ作ってみたい!という気分がわたしの心の奥底から芽生え、その欲求が見事 花開いたため、こうして人形町まで出向いたという次第です。この近くにあるめちゃめちゃおいしいおしるこを作ってくれるお店で秘訣を聞いて、自宅で作ってみよう!というのが今回の本題です。

 

 

 

■甘味の殿堂「初音」でおいしいおしるこをいただこう

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こちらが、「甘味処 初音」でs…。あ、すみません、邪魔でしたか?映りたがりなもので…

 

 

 

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人形町駅から徒歩2分という好立地にある初音さんは、1837年から続いている歴史ある甘味処。おしるこはもちろん、あんみつやパフェ、軽食も楽しめる人気のお店です。

 

 

 

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店内は統一感のある落ち着いた雰囲気が良いですね。心がほっと安らぐ空間づくりのおかげで100年以上の間も絶えることなく多くの人々が訪れているんだな〜と思いました。

 

 

 

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「さて、おしるこ…ぜんざい…。ん、そういえば違いってなんだっけ…??」

 

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「当店では、

おしるこ→『あんこ汁と粒あんに焼いた餅を入れたもの』
ぜんざい→『焼いた餅の上にこしあんをのせたもの』
小倉ぜんざい→『こしあんではなく小豆のあんこが使われたぜんざい』

という違いがあります」 

 

 

 

と教えてくれたのは初音の店長さん(顔出しNG)。なるほど、パッと聞いてもよく分からなかったので、違いを確かめる意味で「おしるこ」「ぜんざい」「小倉ぜんざい」をトリプル注文したいと思います!

 

 

 

■至高のおしるこをいただこう

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パッパヤ〜!三種類いっきにやってきたぞ〜!一番右が汁気のある「おしるこ」、真ん中がねっとりとしたあんこがのっている「ぜんざい」、一番左がその中間ぐらいの「小倉ぜんざい」です。こうして見ると全然見た目が違う!ヒョォ〜〜〜!

 

 

 

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まずはやっぱりおしるこから…。この餅のどっしりとした感じもいいですね…

 

 

 

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うま…(パアアァ…)

 

視界がぱっと明るくなったかのような感覚におちいりました。あんこって結構あとあとどっしり胃にのしかかってくる重さがあるかと思うんですが、むっちゃくちゃまろやかです。で、甘さがしっかりと主張しているのに、一瞬で食べつくしてしまうほどの食べやすさ。こんなに美味し〜いおしるこは食べたことがない!

 

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「ありがとうございます。小豆は十勝産のものだけを使っているんです。機械でいいものを選別した後に、さらに人の手でより分けていいものだけを厳選した『手より小豆』なんですよ」

 

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「選別に選別を重ねた極上の小豆しか使ってないってことですね!そりゃまろやかだ〜」

 

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小豆のレベルは10段階あるんですが、ここで使う小豆は『特A』だけですね

 

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「特A…ありがてえ…ありがてえ…」

 

 

 

 

 

 

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ズズズとすすってみましたが、おいしくって死んだじいちゃんと全く同じ顔になりました

 

 

 

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こちらはぜんざい。これはすごいですよ皆さん。あんこ本来の甘さが100,000パワー計測されるぐらいのパワータイプ!粘度がかなり高いこしあんがあっつあつで襲いかかってきます。焼いた餅もあんこに負けないほどのしっかりとしたうまみがあって、これもめっちゃおいしい!は〜うますぎ〜〜〜

 

 

 

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こちらは粒あんが少し形を残している小倉ぜんざい。おしるこのまろやかさ、ぜんざいのパワーのどちらも楽しめる、欲張りなあなたにピッタリな仕上がり。そして小豆も餅もどちらも非常に柔らか食感!それに加えて女性でもヒョイと食べられる餅のサイズ、からのこのおいしさ。自然と顔もほころびますね!

 

 

 

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そんな甘いおしるこですが、一緒についてくる「しその実の塩漬け」がめちゃめちゃいい仕事をしてくれます!これはマジ。ここからちょびっとだけつまむと口の中に「塩(えん)」広がるこの薬味を「甘(かん)」の合間に放り込むことで、次に食べるおしるこの「甘(かん)」がめちゃくちゃ深まるんです!このしその実の塩漬けの存在は、最早事件です…!

 

 

 

■自宅でも簡単につくれるの?

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三種類を食べ尽くしたので、おしるこを家で作る時のコツを聞いてみました。

 

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「やっぱりあんこは小豆から濾(こ)して作った方がおいしくなりますね。市販でも中国産のこしあん状のあんこは売っていますが、やはり日本産のものの方が味はいいですね

 

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「十勝産の特Aと比べると足元にも及ばなさそうですね〜」

 

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「何にでも言えることですが、手間暇をかければかけるとほど味は良くなります。当店では濾す時に小豆の皮を除く作業を入れています。皮が含まれていると舌にざらつきを感じてしまって、本来のおいしさが引き立たないんです」

 

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「機械選別のあと人の手で選別された極上の十勝産特A小豆から、さらに皮を取り除いてるってことですか!?とんでもない労力ですね…そりゃおいしくなるな」

 

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「おかげで10kgの小豆から皮を除くと、6割しか使えなくなるんです。でも手間暇をかけた分、味はどこにも負けません」

 

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「味はもう最高でした!」

 

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「とはいえ、自宅で簡単に作るなら、ゆでた小豆をミキサーにかけて皮ごと粉砕してしまっても大丈夫です。小豆を茹でるときはぐらぐら煮立たせずにじっくり火にかけていくと、小豆の香りが引き立ちます」

 

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「なるほど!お餅はやっぱり焼いた方がいいですかね?温めたトロトロの餅も好きなんですが〜」

 

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お餅は焼いた方がおいしいですね。オーブントースターでも簡単に焼けるので、ぜひ焼いた餅をお試しください。ちなみに、焼いた餅を器に入れてから、そこにあんこ汁をかけていくとおいしく食べられます。あんこ汁と一緒に煮込むとモタッとし過ぎてしまうので、焼き目の食感も味わいたければそのようにしてみてください」

 

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「ほ〜順番一つで変わるんですね!」

 

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「あとは一人前のおしるこに対して塩をひとつまみ入れることで、逆に甘みが引き立ちますよ」

 

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「なるほど!『対比』というやつですね。試してみよう!」

 

 

 

 

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というわけで、コツをまとめるとこんなところです。作ってみるぞ〜!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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■作ってみよう 

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あれからだいぶ月日が流れましたが、おしるこを自らの手で実際に作ってみたいと思います!小豆は北海道産のものを買ってきました。国内の生産地は北海道がほとんどを占めているので、スッと買えますよ

 

 

 

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まずは小豆を茹でて柔らかくするところから始めます

 

 

 

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・弱火でじっくり煮る(灰汁が出たら取ろう)

・待つ

・お湯を捨てる

・メガネが曇る

という作業を繰り返します。この工程は「茹でこぼし」と呼ばれており、あんこ作りには無くてはならない作業なのです。※メガネが曇るところは工程には通常含まれておりません

 

 

 

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ある程度柔らかくなってきたら、ミキサーでめちゃめちゃに粉砕してやります。ギュイイイイイーン!

 

 

 

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すごい、ねっとりしだしたぞ!

 

 

 

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小豆300gに対して、100gの砂糖をぶち込みます。甘さが足りなければ足しましょう

 

 

 

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そして砂糖を全体になじませれば、こしあんが完成!煮込むのは結構時間がかかりましたね〜

 

 

 

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その間に、爆熱にさらした餅がいい感じに焼けてきました

 

 

 

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水分量を調節して温めたあんこ汁を注げば…??!?!もしや…!?!??これは…!?!?!?!?あの伝説の…!??!

 

 

 

 

 

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JIBUN で TSUKUTTA おしるこ〜〜〜〜〜!!!できた〜〜〜〜!!

 

 

 

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では早速、いただくではなく、いただかせていただくという概念で餅を口の中に放り込んでみます。

 

うむ、アッツアツやで餅!体の芯からあったまる有り難みのある味だ…!初音さんには遠く及ばないけど、自分で作った割にはなかなかどうして「良さ」のある味に仕上がっていました

 

 

 

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そしてしその実の塩漬けは売っていなかったので、代替品として塩昆布を。ちょこっとつまんで甘さとしょっぱさを交互に取り入れます。この緩急の差もちょうどいい!

 

 

 

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は〜おいしかった〜ごちそうさまでした!小豆をこしあんにするのは時間がかかりますが、作ってみたらそこまで難しいことはありませんでした。まだまだ寒さが厳しくなる季節、みなさんも作ってみてはいかがでしょ…

 

 

 

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

 

 

 

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ん?なんだか外が騒がしいですね…

 

 

 

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あーーーーっっ!!見て見て〜〜〜〜〜〜!!!!

 

 

 

 

 

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これ、俺が工事させてた道路なんですけど…!

 

 

 

 

 

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おしるこだ〜〜〜!!!

東京の道路の下には、予想どおりおしるこが詰まっていたんだ〜〜〜!!!

 

 

 

 

 

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ゴゴゴゴゴ…

 

 

 

 

 

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ブッシャーーーーーーー!!!!!

 

 

 

 

 

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おしるこが間欠泉のように出てきたぞ〜〜〜〜!!!おしるこ食べ放題だ〜〜〜〜!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ブッシャーーーー………!!!

 

バンザーイバンザーイ!

 

バンザーイ…!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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ライター:まきの ゆうき

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株式会社バーグハンバーグバーグに所属する人。これを言ったら興ざめするかもしれないんですが、東京の地下におしるこが詰まっているという流れは完全に嘘です。すいませんでした。 Twitter:@yuuki

                             
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