こんにちは!元IT系企業でコンサルタントをしていたうめキチです。現在はガラっと業態を変えてワンランク上の食卓を提案するダイニングプランナーをしています。
ワンランク上の食卓を提案する身として、季節と食を連動させた情報をお届けしたいと思います!
今回、皆様にお届けするのはBBQと野生の食を思いっきり楽しむ方法です。
BBQと言っても典型的な食材を持ち寄るBBQではなく、現地で食材を調達し、調理するという自然と人間が向かい合って生きていく壮大なスケールで描くBBQです。
食の知識を活かしつつ、身近なもので調理できる方法を実践形式でお伝えします!
では、早速、現地(公園)へ向かいます!!
わあ。
みんなで食材を持ち寄って、BBQやってるなあ。さすがにBBQ場に来て、現地調達でBBQしてる人はいないですね・・・
食べられる野草を探してみた
何か食べられるものがないか歩き回っても、 BBQ場のどこを見渡しても、木と草しかない。。。
この葉っぱ食べられるかなあ?
お!これは!
これはオオバコだ!
空き地によく生えてる雑草だけど、おひたしにして食べられるって、 ネットの書き込みで読んだことがあるぞ!煎じて飲めば、胃弱にも効くらしいぞ!
お!こっちには!
タンポポが生えてる!
この季節は花は咲いてないけど、花はサラダ、酢の物、天ぷら、根っこはきんぴらや炒め物、 味噌漬け、葉っぱもおひたしで食べられるぞ!
こっちにも!
シロツメクサもおひたしで食べれるぞ!
って、さっきからおひたしばっか!いつの間にかBBQプランナーじゃなくて、 野草プランナーになってるし!
いかん、いかん!肉を喰わせろ!肉を!何かたんぱく質はないのか!
売店を有効活用してみた
公園をずっと歩いているとあちらに見えるのは 売店じゃないですか?
なんか看板に書いてある!
釣り堀!! 釣り堀で魚を釣ってBBQすれば、 立派な現地調達でしょ! これは釣り堀に行くしかない!
釣り堀で魚を釣ってみた
釣り堀のおっちゃんから練り餌と釣り竿を借りて、 さっそく釣りますよ!
・・・・・・
って、まったく釣れねえ。。。
そもそも、周囲のだれも釣れてないし。本当に魚がいるのか?
っと思いきや、隣のおっちゃんがでっかい鯉釣ってるし!
あーーーー 鯉のあらいが食いてーーー!そもそも、今までの人生で釣りとかまともにやったことないし。
釣り堀デビューでいきなり釣れるわけないよね。
そもそも、見よう見まねでやってみたところで、やり方あってるかも分からないし。
練り餌で指はかぴかぴだし。こういう時はあれだな。
Google先生におうかがいをたてよう!
「釣り堀 コツ」検索!
なに、なに竿にあたりがあったら、すぐに竿を引けと
なるほど、あたりをそのままにしてても魚はつれないのか!さっそく実践!
あたりがきた! そこですかさず竿をひく!
来たーーーー!
これでなんとかBBQができそう!
おっちゃん!この魚持って帰って食べるから、袋入れて!
え!
せっかく釣ったのに持って帰れないの?
仕方がないので、お魚さんは池に返してあげます。なんのために30分延長までしてねばったんだよ。。。
釣り堀で高級食材をゲットした
意気消沈して、店を出ようとすると水槽がある。
1匹100円?何を売ってるんだろ?
ザリガニがいっぱい!! たしか、アメリカザリガニはフランス料理にも使われる高級食材だったはず!
おっちゃん!ザリガニ3匹ちょうだい!!
まさか、釣り堀でこんな高級食材が手に入るとは! これで、BBQの食材調達完了!
サバイバルBBQを成功させるには、BBQ会場近くの売店もチェックは欠かせない!
サバイバルBBQをやってみた
再びBBQ場に戻ってきました。 では、まずはBBQで使う道具の確認です。
アルミホイル、ライター、アーミーナイフ、割り箸ツナ缶?ティッシュ?
たった、これだけ?
コンロはないの? って思ったでしょ?
あわてない。あわてない。
後でゆっくり説明しますからね。まずは食材の下ごしらえから。ここからが本当のダイニングプランナーの腕の見せ所です!
1.まずはザリガニをよく水洗いします。
2.アルミホイルの上にザリガニを並べて、 逃げ出さないうちにアルミホイルでくるみます。
これで食材の下ごしらえは完了です。
意外なものでコンロを作ってみた
次にコンロの準備をしましょう!
1.まずはティッシュを1枚取り出します。
2.これをねじって、こよりを作ります。
3.そのこよりをツナ缶のフタを少し開けて、
差し込めば、ツナ缶ランプの完成です!
今回は火力を上げるために3個のツナ缶ランプでコンロにします。
では、さっそく火をつけてみましょう! ツナ缶には油が含まれているので、ランプの代わりになるんですね。
はい!このとおり、ランプに火がつきました!
って、火ついてないし!
サバイバルマニュアルにツナ缶がランプになるって書いてあったのに!
嘘つき!
いや、きっと、もっとライターの火であぶればつくはず!
長時間ライターであぶったら、ライターが加熱に耐えきらずに壊れたし。。。
さらに、日没のためサスペンデッド・・・
思っていた以上に時間を費やしてしまいました。
でも、調理が途中で終わるのは職業病でしょうか、なんか気持ちが悪いので続きは自宅で進めてみたいと思います!!
自宅でザリガニを食べてみた
さて、自宅に帰ってきたので、ザリガニはグリルで焼き上げることにします。しっかり火を通しておかないと寄生虫などが怖いので、15分くらいかけてじっくりと焼き上げます。
焼き上がって、アルミホイルを開けると エビのいいにおいがします! 見た目だけ見えれば、小さな伊勢エビですね。
皿に盛りつけてあげると高級感が漂います! 伊勢エビと同じようにカラをむいてあげて
もう一度お皿に並べてあげると
あらためて、見た目は小さな伊勢エビだわ!
では、いざ実食!
うまい!
味はほぼ伊勢エビです!
一口サイズなので、ぱくぱく食べられます!でも、食べられる部分の量のことを考えると1匹100円はやはり高いですね。
今回、現地調達サバイバルBBQを実践して感じたことは・・・
都心の公園じゃ無理っ!
もうちょっと野性味のある場所だったら、ハンティングしたりして、もっといい食材を手にしたところがご紹介できたと思います!!
みなさんも興味があれば、試してみてくださいね。成功を祈る!
山野草や家庭菜園の野菜を食べる前には、次のことに十分注意してください。
・植物の種類がはっきりと分からないものは食べないこと、また、人にあげない。
・有毒植物が混ざらないように、採る時によく確認し、調理前にもう一度確認する。
著者・SPECIAL THANKS
うめキチ
大学卒業後、IT系企業でコンサルタントとして従事するも、幼少のころの料理人になる夢を忘れられず、フードコーディネーターの資格を取得。コンサルタントとフードコーディネーターの二足のわらじを履きつつ、男性ならでは視点でワンランク上の食卓を提案します。
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