ぐるなび みんなのごはん

あなたの”食べたくなる”を作る

ドラマ『食の軍師』とコラボ! 絶品の蕎麦をリーズナブルに味わえる都内の名店5選

毎週水曜日23:30よりTOKYO MXにて放送中のドラマ『食の軍師』、津田寛治さん演じる主人公の本郷播が訪れた飲食店での食べ方を“陣立て”に見たて、“蜀の軍師”よろしく篠井英介さん演じる諸葛亮孔明が登場するという、最高にくだらなくて、最高に食を愛するドラマとなっています。

 

「みんなのごはん」ではこちらのドラマとコラボ。『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社刊)にて連載中の原作を手掛けている久住昌之さんと和泉晴紀さんのコンビ、泉昌之のインタビュー記事も掲載しました。

 

またご覧になっていないという方やTOKYO MXが観られないという方は「GYAO」にて過去1話分を無料で観ることができるので、ぜひご覧ください。

 

本日夜放送の「兵法の三」の舞台は、お蕎麦屋さん。というわけで、放送を観て、お蕎麦を食べたくてたまらなくなってしまった方にお送りする都内でリーズナブルに絶品の蕎麦を味わえるお店を御紹介します。どれも評判のお店ばかりです!

 

1. 玄蕎麦 野中(中村橋)

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西武池袋線・中村橋駅から徒歩12分で住宅街の中にあると聞くと、足が遠のいてしまうかもしれませんが、東京でも屈指の名店として知られているのが、こちらの「玄蕎麦 野中」です。創業は1992年。せいろは600円。二八の蕎麦を基本に、1日10食限定で十割蕎麦の「蟻巣の田舎蕎麦」を提供しています。王道を行くその味は生粋の蕎麦好きをも魅了しています。

 

玄蕎麦 野中
住所:東京都練馬区中村2-5-11
電話:03-3577-6767

 

2. 高はし(荻窪)

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JR線・荻窪駅から南へ徒歩12分、環八を荻窪川南郵便局のところで曲がってすぐのところにあるお店です。同じく荻窪の蕎麦の名店、本むら庵で修業した御主人によるお店となっています。蕎麦は十割で、極細麺に仕上げられています。せいろは900円。お蕎麦の他にも一品料理が豊富で、お酒と一緒に楽しむ方も多いのだとか。こちらもお昼時などは混雑するので御注意ください。

 

高はし
住所:東京都杉並区荻窪2-30-7
電話:03-5397-0118

 

3. 神田まつや(神田/淡路町)

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駅から歩くお店が続いたので、こちらは駅からも近いお店。JR線・神田駅から徒歩5分、東京メトロ・淡路町駅からは徒歩1分の場所に位置するのが神田まつやです。創業は明治17年、130年以上の歴史に支えられています。もりそば・かけそばは650円。一番の人気メニューは天ぷらそばとなっています。江戸の下町ならではの濃い目の味のそばをぜひ堪能してみてください。

 

神田まつや
住所:東京都千代田区神田須田町1-13
電話:03-3251-1556

4. 吟八亭 やざ和(亀有)

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JR線・亀有駅から南に徒歩8分、江北橋通り沿いにあるお店です。柏の名店「竹やぶ」で修業した御主人が1976年からこちらでお店を始めました。1階に蕎麦の打ち場と駐車場があり、階段を上った2階が店内になります。二八のせいろは900円。十割の田舎せいろは1日限定20食となっています。濃厚な蕎麦湯もこちらのお店の魅力の一つ。きさくで、話の好きな店主の人柄もこのお店の人気の理由となっています。

 

吟八亭 やざ和
住所:東京都葛飾区亀有1-27-8
電話:03-3690-8228

 

5. そばきり すゞ木(保谷)

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西武池袋線・保谷駅から南に8分ほど歩いた住宅街の中にあるお店です。創業は1997年。せいろは十割の手挽きのものが1000円。メニューは蕎麦三昧コース1500円とおまかせ2500円が基本メニューとなっています。トマト冷やかけ蕎麦など、変わり種の蕎麦が堪能できますが、こうしたメニューも蕎麦の味がしっかりしているからこそ。開店後すぐに売り切れることも多いので、予約することをおすすめします。

 

そばきり すゞ木
住所:東京都練馬区南大泉4-43-32
電話:03-5387-2010

 

今回はしっかりとこだわりがありながら、そこまでお値段が高くない都内のお蕎麦屋さんを選んでみました。こういうお店で日本酒を傾ける時ほど幸せな瞬間もそうそうないですよね。ターミナル駅にあるようなお店はありませんが、ちょっと足を伸ばして絶品の蕎麦を堪能してみてください。

 

それでは今夜放送の『食の軍師』の内容を御紹介します。

 

4月15日(水)23:30~24:00
食の軍師 兵法の三「蕎麦屋の軍師」あらすじ

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今日の戦場は昼下がりの蕎麦屋。老舗のその店は老人やサラリーマンが思い思いに楽しむ大人空間。最高の環境に武者震いが止まらない本郷、しかしまたしても力石がいるではないか。蕎麦者として今日こそはと勝利を誓う本郷。肴からいかにして蕎麦にたどり着くかーこれこそが「蕎麦屋の兵法」。力石をチラ見し、最初の陣を見抜くと、冷酒をともないつつ陣を展開していく。力石の最大の陣立てに脅かされながらも電光石火で陣を展開する本郷。肴を制覇し、ついに蕎麦にたどり着く頃には勝利を確信。しかし本郷は気付いていなかった、我を忘れるあまり基本中の基本に。

 

次回、4月22日(水)は兵法の四「寿司の軍師」。
お楽しみに!

 

▼『食の軍師』(TOKYO MX)
毎週水曜日23:30~24:00 全13回予定
GYAO!でも無料見逃し配信中!
その他の配信情報は番組HPで!

番組HP http://s.mxtv.jp/gunshi/
番組Twitter  @shoku_no_gunshi


©久住昌之・和泉晴紀/日本文芸社・食の軍師製作委員会

 

 

頼んでないのに料理が出てくる有楽町ガード下の居酒屋『鳥藤』が熱かった【東京別視点ガイド ぐるなび支店】

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有楽町のガード下

 

有楽町のガード下に「なにも注文してないのに、席につくなり料理をじゃんじゃん持ってくる居酒屋」があるという。なんでもその居酒屋「鳥藤」には、メニュー表すらなく、店長のおまかせコース1択だけ。決まって最後は、ミルクワンタンが出てくるんだとか。 京都でいうところのお茶漬けの役割を、有楽町ではミルクワンタンが担っているわけだ。

 

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ガード下には、古びた味わいの小っちゃな飲み屋や、ラーメン屋、カレー屋などが並んでいる。 昼は飯屋、夜は飲み屋と、昼夜を問わずサラリーマンで賑わっている。

 

 

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くだんの居酒屋「鳥藤」はこちら。

のれんにも看板にも「ミルクワンタン」と書かれてるだけなので、事前情報がなにもなければ中華料理屋だと勘違いしてしまいそうだ。

 

 

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カウンター数席と2人がけのテーブルが3つ、小上がり2つのこじんまりとした店内。

 

 

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見渡す限り、テーブルにも壁にもメニューはない。壁に貼られているのは、飛行機の写真とジェフユナイテッド市原・千葉のポスターぐらいだ。

マスターに「何にしますか?」と問われるが、メニューがないので何があるのか分からない。確実に置いていそうな日本酒を注文した。

 

 

なにも頼んでないけど料理が運ばれてくる

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▲1品目 ネギスープ

 

注文したのは日本酒なのだが、まず運ばれてきたのはネギのスープ。

さっぱりとしたスープで、喉を潤す。

 

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▲2品目 なめこおろしと漬物

 

お次は、なめこおろしに白菜の漬物。

料理については、なんのやりとりもしていないのだが、お酒を注文した時点で、自動的にコースが開始しているようだ。

 

 

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注文した日本酒が小さなヤカンでやってきた。フタを開けてみると、酒はなみなみつがれていた。徳利2~3本分はあるだろうか。下戸な私には、充分すぎる量だ。

 

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▲3品目 めざし

 

日本酒をチビチビやってると焼めざしが2匹やってきた。

ここまでのラインナップ、日本酒の肴に相応しすぎる。三畳一間のアパートで、薄明かりのもと、つまみたい品々である。

 

 

 

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▲4品目 焼き鳥とししとう

 

スープ、漬物、焼き魚と次いで、肉がやってきた。

もっとランダム性の高いメニュー構成なのかと思いきや、意外としっかりコース料理の段取りを踏んでいる。

 

 

 

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▲5品目 おでん

 

おでんも1人前でこれだけの量がくる。大根、つみれ、厚揚げ、ちくわ、こんにゃくとかなりのボリュームだ。

横っちょについてるのは、かなり辛いタイプのカラシで、セブンイレブンのおでんカラシに匹敵するレベルだ。セブンのカラシってなんであんなに辛いんでしょう。

 

おでんが運ばれてきた時点で、入店から40分ほど経過している。

この時分には、カウンターは常連さんで埋め尽くされていた。ほとんどが1人客のおじさん達で、なにも言わずに運ばれてきたおまかせ料理をつまみに、黙々と飲んでいた。

こういう暗黙の了解があるお店は、ともすればストイックな空間になりがちだが、店長さんと女将さんが明るい方で、陽気に雑談をふってくれるので一見さんでも固くならずにいられる。

 

どうやら、他のお客さんの動向を監視していると、個人個人の腹具合によって、おまかせコースの途中で「もうミルクワンタンにして」と打ち止めにすることも可能なようだ。

 

 

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▲6品目 ミルクスープ

 

「どうせならばコースを完走したい」と気合をいれて、昼飯を抜いてきたのだが、6品目にしてミルクスープが出てきた。人参、鶏肉、玉ねぎのはいった甘いスープは、トロミが少ないシチューって感じ。

 

事前に情報を得ていたミルクワンタン像にかなり近い代物だが、肝心のワンタンが入っていない。「これで終わりか、それとも続きがあるのか」とソワソワしていると 

 

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▲7品目 サラダ

 

続きが出てきた。やはりワンタンが入ってなかったので、最後ではなかったようだ。

7品目にして、なぜかサラダ。ミルクスープで一旦ふりだしに戻ったのだろうか。

 

 

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▲8品目 とろろ芋

 

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▲9品目 酢味噌の豆腐

 

とろろ芋、酢味噌がかかった豆腐とつないで

 

 

 

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▲10品目 納豆チャーハン 

 

かなり満腹になっているところに、ご飯ものがドシンときた。

納豆チャーハンもここの定番料理らしい。

 

 

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「納豆、大丈夫なら上にかけちゃってください」とのこと。

ミルクワンタンもさることながら、納豆チャーハンもなかなか珍しい組み合わせだ。

 

 

 

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▲11品目 ミルクワンタン

 

チャーハンをかっこんだところで、いよいよ出てきた、ミルクワンタン。

今度こそはまごうことなく、ワンタンがゴロゴロと4~5個入っている。

 

 

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スープ自体は、6品目のミルクスープとまるっきり同じ。そこにワンタンを加えただけだ。スライムが色違いのスライムベスとして、パワーアップして現れた感じ。

ぷりぷりの柔らかいワンタンは、ツルツルといけちゃう。あたたかいスープが胃に優しい。

 

 

 

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▲12品目 オレンジ

 

最後の最後に、オレンジが運ばれてきた。真のおおとりはフルーツだったようだ。

 

会計は1人3500円。コース料理12品にヤカン1杯の日本酒を飲んで、この価格なら納得のお値段である。

「まだ食べ足りない」という場合は、コースが終わったあとも、追加で料理を出してくれるそうだ。お腹をすかせて来店しよう。

 

 

お店の情報

鳥藤
住所:東京都千代田区丸の内3-7-9
電話:03-3215-1939

作者:松澤茂信(まつざわしげのぶ)

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東京別視点ガイド編集長。
るるぶとか東京ウォーカーが積極的に載せないようなとこばっかし巡ってます。
そういう人生です。けっこー楽しいです。
(編集:編集プロダクション studio woofoo

 

東京別視点ガイド:http://www.another-tokyo.com/
Twitter:https://twitter.com/matsuzawa_s

 

                             
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