石山勇人×佐藤真一ラーメン対談

石山勇人×佐藤真一のラーメン対談!ラーメン食べ歩き~ラーメンの未来まですべてを語りつくすラーメン好きには、たまらない夢のラーメン談義がついに実現!石山勇人さんと佐藤真一さんのそれぞれ独自の目線で語ってもらいました!

ラーメンの誕生から、現在。そして未来のラーメンの行く末

チーズラーメン食べ歩き、1日目のラストはajito貸切!

佐藤:
今日のラストはajitoだから。
伊藤:
5軒目ラストでピザそばはきつそうですね。ajitoさんって前は何をやってたんですか?
石山:
ajitoの店主はもともとイタリアンのシェフをやってました。洋食の料理人。今回もパスタ屋をやろうとして…
伊藤:
何でラーメンになったんですかね。
石山:
狭かったっていうのもあるし…何でラーメンになったんでしたっけ?

佐藤:
えーと、最初、お腹いっぱい食べれてしかも安いパスタ屋をやろうと思ってたらしいですけど、お店のキャパシティを考えると無理で、そこでジャンクガレッジと知り合いになって、汁なしを始めたって。
石山:
確かにあの厨房施設じゃパスタ屋無理ですよ。
伊藤:
でも、ラーメン屋じゃないんですよね。
石山:
ハハハ。
佐藤:
ラーメンって最初に言ったら切れられましたよ。今日も電話で口が滑ってラーメンって言ったら、ラーメン屋じゃないって笑いながら突っ込まれました。あ、そうそう、ラーメンて言っちゃだめだからね。
石山:
でも、ピザそばっていうネーミングがいいですよね。最初はホントにトマトも使ってなかったんですよ。

佐藤:
つけ麺で始めて、他と同じにしたくないっていうことで、つけ麺の他にピザソバも始めたらしいです。あと、いろいろなものをカスタマイズする楽しさもお客さんに楽しんでほしいみたいですよ。
伊藤:
毎日、ピザソバは、やっているんですか?
佐藤:
いえ、つけ麺は毎日やってるんですがピザソバは毎週金・土夜のみです。臨時休業以外は(笑い)
伊藤:
臨時休業もあるんですか?
佐藤:
一人でやってるのでやむを得無いですね。
伊藤:
ajitoはラーメン屋なんですかね?
石山:
まあ、つけ麺をラーメンにするかどうかというところで変わってくるとはおもうんですけど、僕はラーメンの一ジャンルだと思います。
佐藤:
あれは正直、ラーメンじゃないと思います。

ajitoって何だ??

伊藤:
ajitoさんのコンセプトとかはありますか?
三浦:
人の真似しない。自分が思いつたことを他でやってる人がいたらやらない。
石山:
名前のインパクトが強いですよね。ピザソバって。
三浦:
ピザソバってインターネットで調べてみたんですが、無かったんですよ。引っかかってきたのは、ピザ・そばの打ち方教えますとかね。
石山:
いやいやいや。本当にインパクトありますよ。
伊藤:
こういう企画に参加するのとかは?

三浦:
嫌です。
三浦:
ajitoっていう名前でやってるんで、そこは守って行きたいところではあります。今回みたいな企画とかテレビとかも自分からは出ない。今回も石山君に口説かれちゃったからね。
石山:
知名度のあるajitoさんが入ってくれると盛り上がりが違うんで。ジャンクガレッジさんとかとコラボとかしてほしいですね。2大巨頭で。
三浦:
えっ!!?そんなに知名度あるりますか?ajitoって?!
石山:
いや~、かなりありますよ。
三浦:
全然、実感ないんですよね。儲かってないから。
石山:
でも、名前が売れていれば付いてくるものもあると思いますから。
三浦:
ピザソバだって、今8人が食べて全員が旨いと思ってないでしょ?みんなが旨いと思わなくていいの。そんなもの俺には作れん!

石山:
ものすごいですね。ポリシーというか。
三浦:
ハンバーグだって、お店によって違って、あそこのハンバーグまずいって言う人いるでしょ?それと同じなんですよ。1つのカテゴリーの中で、ラーメンっていうカテゴリーの中にウチがいるのは分かってますけど、これだけ店があって、あそこがいい、ココがいいって言うのは結局値段でみんな決めてるだけでしょ?この値段払うんだったら、あそこのラーメンがいいって。
石山:
うーん。
三浦:
例えばそこに500円の開きがあったら、こっちの方が旨くて当然って思うでしょ? 価格競争の中で、どうやってインパクトじゃないけど、みんな他にないものを作り出して儲けるか。みんな話をしたらそうだと思いますよ。
石山:
うーん。
三浦:
まあ、俺はビジネスとしてやってないんで。俺の好きなようにやる。ホントにやらせてもらってる。いやな客いたら、帰れって言うし。

一同:
ははは(笑)
三浦:
だから、ぐるなびさんの話が来たときも、載せないほうがいいんじゃないのって言ったの。
一同:
ははは(笑)
三浦:
ページ見てきてくれたのに、平気で帰れって言っちゃうよって。
石山:
でも、すごい人とかも来てるんじゃないですか?
三浦:
僕自身が食べ歩き始めたのが最近なので知らないですよ。武蔵さんとかキラ星さんとか来てるらしいんですけど・・・。ものすごい素っ気ない態度をしてると思うんで。いろんなところで嫌われてると思いますよ。

石山氏 新メニュー!サマーソニックを試食

三浦:
石山君、サマソニって知ってる?
石山:
え、知りませんでした。
三浦:
夏限定の『冷やし麺』。
石山:
『サマーソニック』って何故つけたんですか?
三浦:
ウチはメニューのタイトルができてから内容を考えるんですよ。ロッソっていうのも赤をテーマにしたからこういうのになった。『サマーソニック』っていうのも僕は音楽やってたんで、夏の風物詩としてやりたかったんですよ。
三浦:
遅れちゃうといけないから食べてって。
石山:
ありがとうございます。すっごい清涼感です。すっごい。ジャンルでいうと何になるんだろう…何が入ってるのかな?分からないですよ。夏で冷やしじゃないですけど、ドレッシングタイプということで。まあ、無理に分類しなくても、美味しくいただきました。
三浦:
カテゴリーフリーで。
石山:
カテゴリーフリーですよね。
三浦:
お客さんにも言ってますもん、どんなラーメンあるんですかって聞かれたら、他の人が書いてるブログ見てって。そっちの方が詳しく書いてあるからって

ajitoはやっぱりajitoだ。

石山:
ブログとかやろうと思わないんですか?
三浦:
思わないです。もしやったら、愚痴だけになっちゃいますよ。そんな愚痴をネットのなかにはびこらせる必要はないです。僕のこと好きだって言ってくれる人もいれば、もう、絶対受け付けない!って人もいるじゃないですか?嫌な人は来なきゃいいんだし。
佐藤:
確かに。
三浦:
昭和のお店ってこんな感じだったじゃないですか?今、人と人との間にバリアがありすぎると思ってるんで。
石山:
はい。
三浦:
コレだけ狭いと店主と相席でしょ?
一同:
ははは(笑)
三浦:
それだったら、こういうところで、人と人でやっていこうと思うんです。
石山:
うーん。
三浦:
食べるだけじゃなくて。でも、忙しいときはこっちがロボット的な動きになっちゃいますけどね。話もするし。本当、スナックキャバレーみたいなもんですよ。まあ、短時間でのインパクト勝負なんで、話しかけるタイミングとか、なかなか難しいですけどね。彼、二回来てるよね。
部員A:
はい。
三浦:
最初は2人で、次は4人で来てくれたよね。よく覚えてるでしょ。でもそこがないと、カウンター商売やっちゃいけないと思うんですよ。そうやって教えられたから。オープンキッチンとかも同じだと思いますよ。常連さんとか。覚えられなかったらやっぱり客商売やっちゃいけないですよ。とにかく5席しかないし、自分が好き勝手にやってるし。どうしたって比べられちゃう訳だから、店主だけは比べられないような人間になろうって。
一同:
ははは(笑)
三浦:
あそこ変なの出すけど、あの人面白いよねって言ってくれる人が何人かいればいいやって。

結局、ラーメンって何だ???

伊藤:
あれはラーメンじゃないですよ。
石山:
そうですね。
伊藤:
ajitoはラーメン屋なんですかね?
石山:
いや、自分ではラーメン屋ではないって言ってますね。ラーメン下さいっていうと無いですって言いますからね。
伊藤:
サマソニはラーメンでした?
石山:
あれは…
佐藤:
冷やしそば?
石山:
サマソニはドレッシング系かな。洋化っていうのが広いカテゴリーなんですよね。今回のテーマのチーズも洋化の中にあるというか…
伊藤:
冷やしそばはラーメンですか?
石山:
うーん
伊藤:
いい加減ラーメンが何なのか分からなくなってきた…
石山:
そうなんですよね。
佐藤:
つけ麺がラーメンなのかから始まって・・・。ラーメンって何なんですかね?
石山:
やっぱり中華麺を使ってるか否かってことですかね。
佐藤:
中華麺になると、カンスイを使ってるかどうかですけど…使ってないところもありますよね。
石山:
浅草の“つしま"とか、松戸の“嘉夢蔵"とか。でも、嘉夢蔵終わっちゃいますけどね。
伊藤:
終わっちゃうんですか!??
石山:
明日で終わりじゃないですか?あっ、明日(チーズラーメン食べ歩きだから)行けない・・・。
伊藤:
じゃあ、明日最後、松戸で終わればいいじゃないですか?
佐藤:
松戸で終わる?
石山:
時間結構、早く終わっちゃうんですよね。完全予約制のときもあったし… まあまあ、何を持ってラーメンとするかですよね。うーん。
伊藤:
境界線が曖昧になってきてますよね。
石山:
もう分からないですね。まあそれが魅力でもあるんですけどね。無限大の可能性!?

伊藤:
結局ラーメンって何なんですかね?
石山:
うーん。難しいですね。佐藤さんはどうですか?
佐藤:
難しいですね。スープがあって・・・。
伊藤:
汁なしは?
石山:
汁なしラーメンって言うくらいですからね。
佐藤:
まあ、でも、ラーメンって言わない説もありますからね。
石山:
そうですね。やっぱり中華麺か否かってところだと思うんですけどね。
佐藤:
ラーメン。ラーメンが分からなくなってきましたね。
石山:
いろんなジャンルが出てきてますからね。一昔前だったら、チャーシュー・メンマが載るのがラーメンでしたからね。
佐藤:
スタイルで決まっちゃうとういうか?
伊藤:
石山さんにとってのラーメンってなんですか?
石山:
お、僕にとってのラーメン!「生きる糧」ですね。
佐藤:
生きる糧・・・。
石山:
ラーメンで稼がせてもらってるし、趣味でもあるし・・・。佐藤さんは?
佐藤:
主食ですかね。生きていくのに、欠かせないものですね。

ラーメンマン
石山勇人
(タウン全国ネットワーク)

学生時代に大学公認ラーメン研究会を立ち上げ、28歳にして既にラーメン食べ歩き歴10年の若手ラーメン評論家。全国津々浦々のラーメン店をまわり、取材した軒数は500軒。TV出演、情報誌、webなど数々のメディアでラーメン情報を発信し、ラーメンの魅力を国民に伝えるべく日々奔走する。