名駅  人気グルメ&レストラン

名古屋の玄関口である名駅エリア。駅ビルであるJRセントラルタワーズをはじめ、ミッドランドスクエア、名古屋ルーセントタワー、スパイラルタワーズなどの高層ビルが立ち並び、グルメ、ファッション、どちらも最新のお店が並んでいます。また、ユニモール 、エスカ、テルミナなど地下街も充実しており、雨の日でもほとんど濡れずに移動できるのも魅力的です。また今後も、大名古屋ビルヂングが立替え、名古屋ターミナルビル跡地にヨドバシカメラ出店が予定されているなど、ますます注目を集めること間違いナシのエリアです。

  • バーで提供される「松坂豚のあらびきポーク」 これマジで美味しいです!

    席についてすぐ、オーナーも「松坂豚、おすすめ」。さらに注文を聞きにきてくれた女性スタッフさんも「これマジで美味しいです」。 どんだけすすめんのよ、と思ったら、はい、マジで美味しかったです。鉄板の上でぷくぷく踊る肉汁は反則です!

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  • 熟成豚と200種類の国産酒がしこたま味わえる「なごや豚八堂」

    名古屋駅からほど近い伏見で「豚の熟成肉」を味わうことができます。お店の名前は「なごや 豚八堂」。豚肉は必ず骨付きで熟成しないと10日ほどで腐敗が始まってしまうのだとか。そんな徹底管理した中で生まれた人気メニュー「熟成豚の塩麹とんかつ」が絶品で…

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  • 名古屋ご当地ラーメンの新定番!「想吃担担面」の汁無し担担麺

    名古屋にはひつまぶしやきしめんなど、様々なご当地グルメがありますが、「汁無し担担麺」は、名古屋メシの新定番と言っても過言ではありません。他店にはない本場感あふれるしびれる辛さが一味違うやみつき感となって、定期的に無性に食べたくなる衝動とな…

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  • 名駅「小島」で味わう天ぷら&ワインの食べ合わせは別次元の美味しさ

    名古屋駅から徒歩5~10分ほどの「柳橋市場」で営業しているのが「天ぷらとワイン 小島」です。イタリアンで修行した料理の腕前と、ソムリエの資格を持つ店主が開いたお店で、意外な素材を使った天ぷらを提供しています。天ぷらといえばビールや日本酒を合わ…

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名古屋の味「ひつまぶし」を老舗「あつた蓬莱軒」で味わい尽くす!

明治6(1873)年に料亭として創業して以来、140年以上も名古屋の味としてその歴史を守り続けた老舗「あつた蓬莱軒」。ここの「ひつまぶし」を味わうことなく、名古屋を語ることはできませんよね~。
雅趣に富む外観は料亭としての風格をそなえ、手入れされた庭に打たれた水が、日本の風情を感じさせます。
熱田は、かつて熱田社を中心とした門前町として栄え、江戸時代には東海道五十三次の宿場町として賑わっていたところ。
この地に料亭として創業した当時は、懐石料理だけでなく、“うなぎ丼”の出前注文がとても多かったのだそう。
ところが、出前持ちが空になった器を下げに行く度に丼を割ってしまうので、2代目店主は頭をかかえていました。
そのことを女中頭に相談すると、「おひつに入れてはどうでしょう?」
炊きあがったご飯を入れる木のおひつに、人数分の鰻丼を入れて出前をすれば、器が割れるのを心配することもない。
ということで、大きなおひつに「うなぎ丼」を入れて出前をするようになったのだそう。
でも、今度は皆がうなぎばかりを取ってご飯が残ってしまい、2代目店主と女中頭は、どうしたものかとまたまた思案に暮れました。
「そうだ! うなぎを細かく切ってご飯に混ぜてしまおう!」
これが、ことのほか好評だったことから、会席料理の食事としても出すことに。
ここに「元祖ひつまぶし」が誕生したというわけです。
大きなおひつでうなぎとご飯をまぜる(まぶす)というのが「ひつまぶし」の名前の由来だったんですね。


職人による匠の技の集大成

職人による匠の技の集大成

▲玄関では和服姿の若女将がお出迎え

うなぎの鮮度を損なわないよう、わずか数秒でさばく“包丁技”。
ふっくら焼き上げるために欠かすことのできない“串打ち”。
そして備長炭の炭火で芳ばしく仕上げる“焼き”。
どれもが熟練の腕を持ち合わせてこそ成せる技。
「あつた蓬莱軒」の「ひつまぶし」は、その技の結集によって生みだされる至極の料理なんです。

職人による匠の技の集大成

▲うなぎから片時も目を離すことなく、串が打たれたうなぎを操る“焼き”の職人
たとえば、この“焼きの技”。
一人前になるには10年以上もかかるのだそう。
職人さんいわく「火加減や焼き具合は、うなぎが教えてくれるんですよ」。

ひとつのおひつから奏でる、味の変化を楽しんで

蓋を取る瞬間って、ワクワクしますよね。
両手を添え、そっとおひつの蓋を持ち上げます。

ひとつのおひつから奏でる、味の変化を楽しんで

▲ひつまぶし 3,600円(税込)
「わーぉ!」
鼻に飛び込んでくる芳ばしい香り。
この焼き色が食欲をそそりますね~。
フワ~っと立ち上る芳ばしい香りの湯気に、思わず顔を突っ込みたくなってしまいます。

ひとつのおひつから奏でる、味の変化を楽しんで
【人気のお店が見つかる】名駅で美味しいうなぎを食べるならこのお店
名古屋名物ひつまぶしの名店「まるや本店名駅店」や「ひつまぶし う家 名駅店」など、本場に行ったら絶対一度は行っておきたいお店はこちらから。

いよいよ実食!

「艶々ですよ~!」
身にまとう照りは、創業当時から継ぎ足し、受け継がれた秘伝のたれ。
140年分の旨みがとけ込んだたれは、歴史の重みがちがいます。

いよいよ実食!

「まずは4等分して、4分の1をお茶碗によそい、そのままお召し上がりください」
と仲居さん。

いよいよ実食!

期待を裏切らないこのふくよかな身と、しっかりと焼き目のついた皮のコントラストがパーフェクト!
香りとともに口のなかへ…。
表面はサクッ! 中はふんわり!
「う~ん!」
体をよじりながら足をじたばたさせてしまうほどの美味しさ。
「しあわせ~!」
備長炭の中でも最高級のものを使い、安定した火力でじっくりと焼き上げたうなぎは、食感もお味も格別です。
蒸さずに焼く関西風の調理法なので、サクッと噛んだあとに、チュワ~ンとにじみ出るうなぎのうまみがストレート。
そのうえ少し甘めのしっかりとしたたれが、芳ばしさと合わさり絶妙な味わいに。

いよいよ実食!

「つぎの4分の1は、薬味をお好みで乗せて召し上がってみてください」
と促されるまま、ネギ、きざみ海苔、わさびを乗せて2杯目をいただきます。
なるほど。それぞれの香りが絡み合い、深い味になりました。
鼻にツンとぬけるわさびの香りが、うなぎの甘みを引き立てながらも、さっぱりとした後味に。

いよいよ実食!

「つぎの4分の1は、出汁をかけて召し上がってください」とのこと。
熱々の出汁をそそぎ、お茶漬けのようにサラサラっと口に運びます。
これは驚きです。
上品な出汁のうまみがうなぎと調和して、まったく新しい美味しさを引き出しています。
これまた新鮮。パンチの効いたうなぎの迫力から一転、とっても優しい味になりました。
最後の4分の1は一番気に入った食べ方でいただくのだそう。
ちなみに私は、残りの4分の1を3等分にして、もう一度3種類の味を楽しむことに。
ボリュームたっぷりの「ひつまぶし」ですが、味の変化を楽しみながら、最後まで夢中で食べ尽くしてしまいました。
連日行列の絶えない人気店「あつた蓬莱軒」で、名古屋の歴史を感じながら、至極の味覚を堪能してはいかがでしょう。

あつた蓬莱軒
愛知県名古屋市熱田区神戸町503
[営業時間]昼11:30~14:00 L.O.、夜16:30~20:30 L.O.
[定休日]水曜日、第2・4木曜日(祝日は営業)、年末年始
052-671-8686

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Yukitake
Yukitake

三重の雑誌「Edge」をはじめ、さまざまな雑誌・情報誌において、グルメ・観光などの記事を執筆。女性目線の取材とソフトな文体を大切にしています。

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